side室見メイ
レイト「…これが僕の過去さ」
メイ「………」
才能を活かす事ができない上に親に普通にされたんですね…
メイ「…貴方の両親、そうとうクソですね」
人をあまり悪く言わない俺でもそう思います。
レイト「かもね…」
メイ「で、レイトさんはどうしたいんですか?」
レイト「僕?……正直言ってこんな地獄はもうこりごりだよ」
メイ「それは、心からの願いですか?」
レイト「…どういう事だい?」
メイ「仮面がついたままになってるんですよ」
レイト「…そうか…この仮面、外し方が分からないんだ。6年ぐらいずっとつけっぱなしだったから、外したら…発狂するかもしれない」
メイ「そうですか…じゃあ、少しずつ外せばいい話です」
レイト「でも…どうやって?今日は幸い両親が出張だから外せるけど、帰ってきたらまた地獄は続く」
メイ「そう、なりますよね…」
どうすればいいのでしょうか?
ナオ『ゴメン、私達も思いつかない』
そうですか。うーん…
メイ「…あ、いい事思いつきました!」
レイト「いい事って?」
メイ「ズバリ、反抗です」
レイト「…え?」
メイ「才能を活かすことをためらわずに、普通になれと言われてもやめない…そんな反抗が必要だと思います」
レイト「いい考えだね…不採用」
メイ「な、何でですか?」
レイト「一定の限度を超えると監禁されてしまう。そうなったらどうしようもないんだ」
メイ「監禁罪で訴えれば良くないですか?」
レイト「文字通り何もない密閉空間で通報できるとでも?」
メイ「あ、そうでした…」
なら、才能を親から隠して過ごす…いつかバレますね。
…!!
メイ「レイトさん、火で刀を作れますか?」
レイト「え、やったことないけど?」
メイ「貴方の才能ならすぐにできるようになるハズです。監禁された場合はそれで脱出できます!」
レイト「なるほど…」
メイ「採用、しますか?」
レイト「…うん、それでお願い」
メイ「なら、まずは…」
それから数時間俺はレイトさんを鍛えました。
数分で物にしていたのでホントに凄い才能ですよ。
レイト「ふぅ…」
メイ「お疲れ様です」スッ
レイトさんにポカリを渡します。
レイト「ありがと…ぷはっ」
メイ「希望はありますか?」
レイト「…うん、あるよ。明日両親が帰ってきたらまだ何もしないけど、年が明けたら反抗開始だ。室見さんには感謝しかない」
メイ「どういたしまして。ところで、レイトさんの両親は出張なんですよね?」
レイト「そうだけど?」
メイ「…よかったらウチで泊まりませんか?」
レイト「………ゑ?」
ビターチョコデコレーションというボカロ曲があるんですが、その曲の2番サビの最後『君センスあるよ』で少し希望を持った後、完全に闇落ち(?)状態になるんです。
レイトはそのまま救われたパターンですね。
次回もよろしくお願いします。