同時進行
メイとレイトの特訓
ルマと祐樹の特訓
咲子、ゼイルと一郎達の観光
…多くね?
side渡辺レイト
レイト「ん、美味しいね」
メイ「喜んでもらえて何よりです♪」
室見さんは嬉しそうだ。
…室見さんの第1印象は、『生真面目そうな人』だった。
でも実際に話しかけてみると、真面目で優しい、けど根はかなり強い、そんな人。
レイト「…室見さん」
メイ「なんですか?」
レイト「僕のこと…裏切らないよね?」
演技だったとは思わないけど、一応質問する。
メイ「…そんなワケないじゃないですか。貴方の過去の話は信用できますし、俺は人助けがしたいんです。俺が裏切ることはないですよ」
レイト「そうか…もう1つお願いがあるんだけど」
メイ「お願い?」
レイト「僕の…友達になってくれないか?」
ずっと仮面をつけていたため、今まで友達はいなかった。
でも、この人なら…
メイ「…もちろんです♪」ニコッ
…喜んで承諾するだろう。
レイト「改めて、よろしくね室見さん」
メイ「はい、よろしくですレイトさん」
その後、僕は室見さんといろんな話をした。
初めての友達と話すのは、とても楽しい時間だった。
side桜木咲子
一郎達を福岡の名所っぽい所に連れて行って次の日。
咲子「今日は何するの?」
一郎「特に予定は無いな」
ゼイル「お前ら計画性なくね?」
風鈴「うん、ごもっとも…」
流「スマン…」
咲子「…じゃあ、博多で自由行動にしない?」
砂智子「いい考えですね」
一郎「早速準備するか!」
ー数分後ー
ガチャッ
メイ「みなさん、おはようございます!」
咲子「あ、メイおはよう」
ゼイル「やけに機嫌がいいな」
メイ「はい♪(レイトさんは帰りましたが、連絡先は交換したので♪)」
咲子「ところで、昨日アンタと一緒にいた人って、誰?」
メイ「友達です」
咲子「へぇ…そのうち紹介してね」
メイ「もちろんです♪」
ホントに機嫌がいいようね。
一郎「準備できたぜ」
咲子「じゃ、行きましょ」
メイ「あ、俺は用事があるのでここに残ります」
ゼイル「了解。行こうぜ」
そして、私達は博多駅へ向かった。
side室見メイ
メイ「千早さん、千代さん、頼みがあるんですけど…」
千代「…なるほど、分かったわ。任せて」
千早「お安い御用だ」
メイ「ありがとうございます」
これで、もしもレイトさんが監禁されてしまい、火が出せない状況になっても、俺が救出できますね。
メイ「絶対に、助けてやります…!」
俺は、昨日友達になった相手を守り通すということを、固くケツイするのでした・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
母「ただいま〜」
父「はぁ、疲れたぜー」
レイト「おかえり父さん、母さん(うん、仮面は大丈夫だね)」
母「レイト、元気にしてた?寂しくなかった?」
レイト「やめてよ母さん、僕もう15だよ?」
母「ふふっ、そうかしら?」
父「あ、レイト、荷物をそこに降ろしてくれないか?」
レイト「…ここでいい?」
父「おう、ありがとな」
レイト「どういたしまして。じゃあ、勉強(筋トレ)に戻るね」
母「ええ」
タタッ
レイト(…ここからいなくなるのが楽しみだ)
レイトの誕生日は2月14日です。
次回もよろしくお願いします。