桜咲く。   作:LCRCL (エルマル)

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シリアスからのほほんの急展開…


開放

side渡辺レイト

 

父「お前、最近有名になったヤツに引き取られるのか!?」

 

レイト「そうだが、どうした?」

 

母「ありえない…絶対ウソよ…」

 

レイト「証拠がほしいのか?」

 

父「見せれるものならな!」

 

レイト「分かった」スッ

 

僕はスマホを出し、とある人に電話する。

 

??『あ、僕の出番がきたのかい!?』

 

レイト「うん、きたよ。急いできてくれ!」

 

??『了解だよ!』

 

ツー…

 

レイト「数分で来るだろう」

 

父「ほう…(もし来なかったら…ククク…)」

 

ー数分後ー

 

ピンポーン

 

レイト「来たみたいだ」

 

ガチャッ

 

??「ハロー、レイト君!」

 

レイト「うん、よく来たよ室見さん」

 

母「え……」

 

父「……いや、室見メイじゃないな、誰だ?」

 

ニヨ「僕はメイの5人目の人格、室見ニヨだよ」

 

彼女はつい昨日目覚めた人格で、属性は蓮、一人称は僕だ。

 

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メイ「誰がここに残るかじゃんけんしますか?」

 

ナオ「いや、これは戦って…」

 

ヤエ「じゃんけんでいい」

 

クミ「あたいはゲームで!」

 

ニヨ「じゃあ、僕が引き受けるよ!」

 

4人『…ん?』

 

ニヨ「やあ、やっと目覚めたよ」

 

4人『えええー!?』

 

という感じで、ニヨが福岡に残るのを引き受けたのである。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ニヨ「…で、証拠が欲しかったんだよね?」

 

母「え、ええ…」

 

レイト「ほら、とっとと書け!」

 

父「ぐっ…」サラサラ

 

クソジジイは『俺、キレそうです』って顔をしながら書類にサインする。

 

父「…終わったぞ」スッ

 

レイト「分かった…もう僕はお前らの家族じゃない。分かったな?」

 

母「そんな…」

 

レイト「今更誤ってもムダだ。…行くよニヨ」

 

ニヨ「うん…(凄い威圧だね…)」

 

その後僕はそのまま市役所へ行き、書類を提出した。

これから僕は…室見レイトだ…!

 

レイト「やっと、開放されたよ…!」

 

ニヨ「おめでと、レイト君♪」

 

レイト「ああ…!」うるっ

 

僕はしばらく感動に浸っていた。

やっと、地獄が終わった。

 

side桜木咲子

 

咲子「札幌にも地下鉄があるのね…」

 

風鈴「うん、あるよ」

 

ゼイル「それは現在進行系で乗ってるから分かる」

 

ガタンゴトン…

 

咲子「ところで、明日スキー場へ行く予定だけど、アンタも来る?」

 

風鈴「もちろん♪スキー歴5年の力、見せてあげるよ!」

 

翔「おお、それは頼もしいな」

 

そして私達は電車に揺られながら雑談をするのであった。




渡辺レイト→室見レイト

メイの次にレイトと仲がいい人格はニヨです。

次回もよろしくお願いします。

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