side桜木咲子
メイがガチ勢だと知って約2週間後、祐樹がアンチを(文字通り)蹴散らして7位に上がったり、日花先生との特訓で全身筋肉痛になったり、学習定着度調査でオール満点とったりした。
今は5月の初め頃、つまり黄金週間ことゴールデンウィークだ。ちなみに宿題はすでに終わらせている。
今私は火桜を使って物を運ぶ特訓をしている。
咲子「うーん、この花びらをこうして…こう?」
ヒラッ…ガタン。
咲子「あっ、また落としちゃった」
蓮也(れんや)「おう咲子、なんか手伝えることあるか?」
咲子「父さんが?うーん…アドバイスとかある?」
蓮也「アドバイスか…花びらで持とうとしてるものを自分の手で持ってるようなイメージやればよくないか?」
咲子「なるほど。ありがと、父さん」
蓮也「いいってことよ」
ピンポーン♪
蓮也「ん?春菜はなんか頼んでたか?」
春菜「頼んでないわよ、出てくれる?」
蓮也「おう。 ガチャッ どちら様ですか?」
日花「宅配じゃない者で〜す!」
その声…まさか。
蓮也「…まだそのセリフ言ってたのか。久しぶりだな」
日花「久しぶり♪私の弟子を呼んでくれる?」
蓮也「おう、ちょっと待ってろ。咲子、お前の師匠が呼んでるぞ」
咲子「うん…何ですか?先生」
日花「ちょっと会わせたい人がいるのよ。いっしょに来てくれる?」
咲子「分かりました。すぐ準備してきますね」
日花「早めにお願いね」
咲子「はーい」タタター
…まさか先生が来るとは思わなかったわね。どこにいくんだろ?
ー数分後ー
咲子「準備終わりまし…た?あれ?先生は?」
春菜「日花なら蓮也と庭で手合わせしてるわよ。そろそろ帰ってくると思うわ」
咲子「え?…あ、なるほど」
母さんが言ったことを理解した矢先、無傷の先生とボッコボコにされてる父さんが帰ってきた。
日花「いやー、楽しかった♪」
蓮也「昔から衰えてるどころか、数倍強くなってねーか、お前?」ボッコーン
春菜「日花、さすがにやりすぎ」
日花「ごめんごめん。あ、咲子、準備終わったの?」
咲子「はい、終わりました」
日花「それじゃ、咲子と行ってくるわね」
蓮也「おう、変な事するなよ、お前がするとは思えないが」
春菜「いってらっしゃい」
咲子「うん、行ってきまーす♪」ガチャッ。
出発して数分後、私たちは花町高専の近くの公園に来ていた。ここで何するんだろ?
咲子「ここで何するんですか?」
日花「……そろそろね」
咲子「そろそろ?何のことでー」
ドガァァァァァァァァァァァァァン!
咲子「!?」
??「ふぅ…やっと帰ってこれたわ」
日花「お帰り、"先生"」
咲子「先生?」
日花「そう、私の先生で、初代"桜"よ」
??「ん?……あ!」
咲子「え?」
??「アンタ、やっと会えたわね」
日花「知ってるんですか?」
??「ええ、"私が彼女を桜属性に目覚めさせたから"。私の声、聞いたことあるでしょ?」
咲子「声?…あ!メイと戦ってて負けそうになった時、どこからともなく聞こえた声の人ですか!?」
有美「そうよ。私は火野有美(ひのゆうみ)よ。さっき天界から帰ってきたの」
咲子「…天界?あの世ですか?」
有美「まあ、似たようなものね。天国はその一部よ。そこで半年ぐらい特訓してたのよ」
咲子「は、半年!?長いですね…」
有美「まあ、私の人生に比べれば短いわよ」
日花「咲子、こう見えても先生は65歳よ。全然そう見えないけど」
え!?私の約4.3倍じゃん!見た目若っ!
咲子「40歳の先生が若く見えるのはいいとして「言い方」すみません…えっと、65歳で30代に見えるなんてすごいですね…」
有美「驚くのも無理はないわ。それよりも…」ゴソゴソ…
有美さんは持ってたカバンの中がら赤い帽子を取り出した。帽子の前には桜の花びらが刺繍されていた。
有美「これ、欲しい?」
咲子「え?えっと…まあ…欲しいですね」
有美「そう。日花、これ持ってて」ゴソッ
日花「パシリですか…はいはい」
有美「はいは一回。…欲しいなら、私に傷を1つでもつけてみなさい」
日花「…え!?先生まさか…」
有美「そうよ。咲子、アンタに3代目試験をするわ」
咲子「3代目?……え!?」
有美「もちろん、3代目桜になるための試験よ」
咲子「いやいやいやいやいや、何で私なんかが3代目に!?そもそもなる資格あるんですか!?」
有美「あるからこうして試験を受けさせるのよ。で、どうするの?」
咲子「…その試験、受けます!」
有美「よろしい。じゃあ…かかってきなさい!」
ただ帽子が欲しかっただけだけど、何故かエスカレートして、3代目桜になるための試験を受けることになってしまった。それでも、試験は合格してみせる!
天界について
天国がある空間で、大きさは地球の半分くらい。有美はそこで特訓していた。
話が急展開すぎてすみません。
次回もよろしくお願いします。