side桜木咲子
1-0
さっき前半が終了し、今は休憩だ。
咲子「ねぇ翔、どうやってアンタのペットを連れてきたの?」
翔「口笛吹いて呼び出した」
咲子「え、でも私の近くで鳴き声が聞こえたような…」
翔「正確に言うとアイツらを学校のすぐ外に待機させてた。なあお前ら?」
ペンギンたち「クェェェェェェ!」
咲子「そこまで皇帝ペンギン3号を再現したかったのね…」
翔「別にいいだろ。お前ら、帰っていいぞ。ほれ」
ペンギン「クェッ!」ピュゥゥ…
ペンギンたちはエネルギーを纏って飛んでいった。羽なしでよく飛べるわね…
翔「ところで咲子、お前ムゲン・ザ・ハンドの強化しすぎだろ、G7なんてよ…」
咲子「いや、文字通り無限になるまでやめないつもりよ」
翔「いつの話になるんだよ、それ…」
日花「そろそろ休憩終了よ。グラウンドに戻りなさい」
2人「はーい」タタタ…
ー1分後ー
日花「後半開始!」ピピーッ!
後半はBチームボールで始まる。
祐樹「通さねぇよ!クィックドロウ改!」ダッ!
ルマ「真ムーンサルト!」シュッ、シュッ、ピョーン!
祐樹はボールを奪おうとするが、ルマがそれを飛び越えてかわし、抜いていく。そして翔にパスをする。
「フレイムダンス!」グルグルボォォォ!
翔「ウオーターベール!」バシャァ!
「うわっ!」ビシャァ
翔「火は水に弱いんだぜ?」ダッ
ずぶ濡れになったMFは翔に抜かれてしまう。
千代「私だって!ゴー・トゥ・ヘブン!」ビカァ!
翔「うおっ、危ねぇ!」サッ!
千代は頑張ってボールを奪おうとするが、翔に間一髪でかわされてしまう。
千代「また、抜かれた…」ズーン
……あとで慰めよ。
「行くぜ、敬太!」
敬太「おう!ハァァァァッ!」
ズドドドドドドッ!
土の壁が翔の左右を塞ぐ。
「ノーエスケイプ!」シャッ!
そして前から翔に向かってスライディングをする。
翔「……フッ、モンキーターン!」ピョーン!
翔はボールを両足で挟み、スライディングしたDFを飛び越えて一回転する。まさかノーエスケイプまで破られるとは…
翔「いくぞ、ルマ!」
ルマ「うん!」
2人はボールの間にたち、それぞれ赤いオーラと青いオーラを纏う。
2人「ハッ!」グルグルグルッ!
そしてボールが黄緑色のオーラを纏い、2人はそれを中心にジャンプし回転する。
2人「ザ・バースV3!」ドギュゥゥン!
そして2人は同時に蹴り、ボールは赤、青、黄緑のオーラを纏いながら私に向かって飛んでくる。
咲子「スゥゥゥゥゥ…ムゲン・ザ・ハンドG7!」
私はエネルギーで作った68本の腕でボールを抑える。
咲子「うおおおおおお!」
そして、私はついにボールをガッチリと止める。
咲子「敬太!パス!」ポィッ!
敬太「おう!」タッ
私はボールを敬太に向かって投げる。
絵奈「おっと、させないよ〜。スピニングカット!」
ドガーン!
しかし、パスは絵奈にカットされる。
敬太「な、しまった!」
絵奈「さて〜、魔神!」グォォォォ!
咲子「!?」
絵奈は絵で描いた青い魔神をだす。
絵奈「グルグルグルグル〜」
そして絵奈は魔神に押し上げられ、水を纏いながら回転する。あれって爆熱ストームの水バージョン?
絵奈「激流ストームG5!」バッシャァァン!
あ、やっぱり爆熱ストームの水バージョンね。絵奈が蹴ったボールは水を纏って飛んでくる。
咲子「スゥゥゥゥゥ…ムゲン・ザ・ハンドG7!……うわぁぁぁぁ!」ドゴォォォォォ!
私は68本の腕でボールを抑えようとするが、技を連続で使った負担か、腕は砕けボールはゴールに突き刺さる。
ピピーッ!
1-1
今のところ同点ね。あと5分ぐらいしかないから、早めに決着をつけないとね。
出てきたイナイレ技集
イナイレ1 スピニングカット、クィックドロウ、ムーンサルト、モンキーターン
イナイレ2 フレイムダンス、ウオーターベール、ノーエスケイプ、ムゲン・ザ・ハンド
イナイレ3 ゴー・トゥ・ヘブン、ザ・バース
オリジナル 激流ストーム(爆熱ストームの水バージョン。)
次回もよろしくお願いします。