side桜木咲子
それぞれがオーダーし、少し待つ。
咲子「能力発動の準備、と」スッ
ギュン
口に能力を発動する。
スタスタ
ニコル「ご注文の料理です~」コトン
カプサイシンライス(大盛)が私と風鈴の前に置かれる。
ニコルさんが全員分の料理を置き終わると、タイマーを机に置いた。
ニコル「それじゃ、始めるよ?」
2人『はい!』
ニコル「3…」
スッ
スプーンを構える。
メイ(コレは凄い勝負になりそうですね…)ゴクリ
ニコル「2…」
サッ
食べやすい角度に顔を動かす。
ゼイル(頑張れよ、咲子)
ニコル「1…」
2人『………』
ニコル「…スタート!」
ピッ
……!
咲子「あむっ、んむっ、はむっ!」パクパク
風鈴「んあむ、んむあ、あむん!」パクパク
翔「………」( ゚Д゚)
祐樹「は、速ぇ…」
前と違って能力で辛味を分解しているので、普通の飯を食べてる気分…というワケでもなく、甘味も分解されてしまってるので何も味がない。
ただ、ひたすら食べてるだけ。
咲子「…んぐっ、一口」スッ
ゴクッ…
…よし。
咲子「 ヤ ケ 食 い よ ! 」コトン
私は皿を持ち…
咲子「…あむんっ!」ムシャッ
風鈴「んむっ!?(え、そんなのアリ!?私でも喉焼けるよ!?)」
ガーッと大盛の飯を口の中に流し込む。
大丈夫、口の中に入った瞬間米を全部分解してるから喉はつまらない。
絵奈「おお~、速いね~」
…黄猿のマネかしら?
ー数分後ー
咲子「……んぐっ」ゴクリ
…コトン!
咲子「終わったわ!」
風鈴「負けた…」コトン
風鈴もどうやら今終わったようだ。
ピッ
ニコル「タイムは3:16…だいぶ速いね」
風鈴「1分以上タイム縮めたのに…」ぐでー
咲子「偶々よ、うん」
風鈴「偶々で私に勝つのはホントにヤバいよ?君も大食いにならない?」
咲子「脂肪は分解できるけど、とりあえず断っておくわ」
ゼイル「…咲子」
咲子「?」
ゼイル「よかったな」ナデナデ
愛する彼氏に頭を撫でられる。
咲子「…ふふっ、ありがと♪」
ニコル「一応2人ともタイムはよかったから…はい、クーポン」スッ
咲子「あ、ありがとうございます」
風鈴「………」じー
風鈴は何故かメニューを見ている。
まさか…
風鈴「ポークステーキ1つ!」
ニコル「まいど」スタスタ
咲子「結局もっと食べるのね…」
流石に私は腹一杯よ。
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風鈴「ふぅ、一杯食べた~♪」
咲子「………」
会計の時の金額…
『15282円』
半分以上風鈴の食事料だったわ。
まぁ、ちゃんと風鈴が払ったけど。
咲子「アンタ…どうやってその金を?」
風鈴「大食い大会の優勝賞金」
咲子「…へ、へぇ」
うん、もう驚かないわ。
一応言っておこう。
飯テロは無理だッ。
次回もよろしくおねがいします。