side桜木咲子
咲子「能力名は…『自己暗示』?」
多分そんな感じね…
留美「自己暗示?」
咲子「自分が何かをするって繰り返し脳内で唱えることで、実際そうなったりするヤツよ。プラシーボ効果みたいなモノね」
まぁ、プラシーボ効果は思い込みだけど。
留美「なるほど…」
咲子「例えば…そうね。『私の拳は鉄のように硬い』と言ってから地面を殴ってみて」
留美「私の拳は鉄のように硬い!…ハァッ!」シュッ
…ドゴォ!
留美が地面を殴ると、そこにはクレーターができた。
留美「」( ゚Д゚)
咲子「おお…」
留美「何ですかコレぇぇ!?」
咲子「他には…そうね。『私は先輩をぶっ飛ばせる』とでも言ってみなさい」
実際成功したらヤバいけどね。
留美「えっと…私は先輩をぶっ飛ばせる?」
何故『?』を?…まあいいわ。
咲子「じゃ、やってみなさい。結界!」ピキッ
保険の為に一応結界を張っておく。
吹っ飛ばされるのは流石に痛いからね。
留美「いきますよ…てやぁ!」シャッ
…パリィン!
結界はカンタンに割られた。
咲子「…!」
ガシッ!
しかし、留美の拳は普段より強いぐらいで、私が吹っ飛ばされることはなかった。
留美「あれ…?」
咲子「流石に私が吹っ飛ばされることはなかったようね。限度があるのかしら?」
留美「どうなんですかね?」
ー数時間後ー
いくつかの能力実験をして、分かった事は限度があることだけだった。
咲子「とりあえず今回分かったことは、能力は『自己暗示』で、限度があることね」
留美「そうですね…はぁ、疲れました」ドサッ
咲子「まぁ、能力を多用したらそりゃ疲れるわよ。まだ慣れてないだろうしね」
留美「…そういえば」
咲子「?」
留美「先輩の能力って、結局何なんですか?」
私の能力?
咲子「そうね…一応『分解』というのは一部だと思うんだけど」
ソレだと憑依が説明できないのよね。
火桜神が夢で与えたのはあくまでも夢で、ホントは既に持ってたものだと思うのよ。
咲子「まだ未完成っていうか、進化途中だから分からないわね」
留美「うーん…先輩の能力が特別な気がしなくもないんですよね~」
咲子「能力は全部その人の特別なものよ?」
留美「そういう事じゃなくて…」
咲子「まぁいいわ。能力のことはその内分かるだろうし。帰りましょ」
スタスタ
留美「あっ…待ってくださ~い!」タタッ
私の能力…か。
完全に覚醒したら色々と面白いことができるようになりそうね。
……しかし、私の能力が完全に覚醒するのは当分先の話だった。
ちょうど1000字。
咲子の能力が完全覚醒は、ネタバレですが5年編でやっと出ます。
次回もよろしくおねがいします。