side桜木咲子
7月の初め頃、私たちは戦闘場にいた。
咲子「炎突改!」ドゴッ!
メイ「フッ!」キィン!
咲子「ハッ!…え?」シュッ!
メイ「そこです!ウィンドブラスト!」ビュゥゥン!
咲子「うわっ!」ピュゥゥゥ…
私とメイは今、模擬戦をしている。もう気づいてると思うんどけどね。
咲子「ふぅ、なんとか吹っ飛ばなかっ…!?」
メイ「鳴鳴斬り改!」ズバッ!
咲子「ぐうっ!」シュゥゥ…
メイの斬撃をなんとか防御する。改に進化してるから威力も上がってるわね。
咲子「……ハァァァァッ!フレイムダンス!」ボォォォ!
私は炎を纏って、逆さで回転し始める。
メイ「その技ですか…なら!」ズバァ!
咲子「…かーらーのー?爆熱スクリュー改!」ドッゴォン!
メイ「な…!?」
私が蹴り飛ばした炎の球がメイの飛斬撃とぶつかり合う。
咲子>>>>>>○(<<<<<メイ
威力は私が勝ち、炎の球はメイに向かって飛んでいく。
メイ「火斬り!……っ、きゃぁっ!」ドゴォ!
メイは刀でガードするが、炎の球に弾かれ、炎の球はメイの顔面に直撃する。
咲子「…あ、やべ、顔面に当たっちゃった」
メイ「…うう…熱いです」シュゥゥ…
顔を火傷したメイが言う。
咲子「あはは、ごめんね?顔に当てるつもり「無かったのは分かってますよ。続けましょう」そうね。炎天桜舞!」
BLOOM!
大量の火桜の花びらがメイに向かって飛んでいく。
メイ「なら私も!晴天飛梅!」BLOOM!
メイも炎天桜舞の梅属性バージョンで対応する。
咲子「能力だったら解除出来たけどね…ハァァァァッ!」
メイ「それは…残念でしたね!ハァァァァッ!」
ビュゥゥン!
火桜と風梅どうしのぶつかり合いで、あたりに突風が起きる。突風と言っても扇風機レベルだけどね。
メイ「………フッ!」ピュゥゥゥ…
咲子「…うわっ!」ツルッ
私は何かにバランスを崩されてしまった。
咲子「…やばっ!イジゲン・ザ・ハンド改!」ギュォォ…
バランスを崩されてしまった私を風梅の花びらは狙うが、私はすかさずドーム状の結界を張り、飛んできた花びらを上に受け流した。
メイ「…あまり隙がないですね。さすが日花先生に鍛えてもらっただけあります」
咲子「アンタこそ、独学でそれほどの技術とはやるわね。アンタみたいな人は中々いないわよ?」
メイ「褒められてもらい光栄…ですっ!」ズバッ!
咲子「こらこそ褒めてくれてありが…とうっ!」ドゴッ!
メイの刀と私の拳がぶつかり合う。
…今よ!
咲子「そこだっ!」ドゴッ!
足でメイをこかした。
メイ「えっ!?」
咲子「炎突改!」ドゴォ!
メイ「かはっ!」バタン
咲子「どう?」
メイ「…降参です」
『勝者、桜木咲子!』
咲子「…ふぅ」
メイ「うう…惜しかったです…」
咲子「いやー私もあと少しで負けるとこだったわね」
メイ「次は勝ちます!」グッ
小さなガッツポーズをするメイ。可愛いな…」
メイ「え!?///」カァァ
あ、声に出してた。メイは顔を赤くする。そんな顔も可愛いな…」
メイ「もう!照れるじゃないですか!///」テレテレ
その後も可愛いと言われ続けたメイはしばらく拗ねたが、通信対戦をしてあげると言ったら許してくれた。可愛い。
次回もよろしくお願いします。