side桜木咲子
ゼット「…やっぱりか。お前の場合アイツに恨みがあるからな」
有美「………」
ゼット「ただ、アイツをどうにかする対策がないワケではない」
有美「!」
ゼット「栄太、例の資料を頼む」
栄太「了解」カチッ
ジーッ…
二代目椿がプロジェクターに映し出したのは、3月に行われる2年5校衝突の会場の写真だった。
ゼット「次ヌーク・リートが行動を起こすと思われるのは…ココ、2年5校衝突の最中だ」
冷子「何故そう思ったのです?」
三代目梅が質問する。
ゼット「その質問に答える前に、まずは事実確認だ。二代目桜、5、6月のどこかで、魔界にある研究所をぶっ壊したろ?」
日花「はい」
ゼット「そしてその時に実験台にされていた子供達を助けた、そうだろ?」
日花「…そうです」
ゼット「よし、事実は証明された。その例の研究所がぶっ壊された後、善助の娘が跡地を調査した。結果…こんなモンが見つかったんだ」カチッ
ガラスのタンクに入った謎の液体に、赤ちゃんが入っている写真が映し出された。
冷子「クローン…ですか。しかし何故コレが時期と関連するのです?」
ゼット「コイツが見つかった場所付近には、研究メモのようなヤツがあったのさ」カチッ
今度は研究メモが映し出される。
『ボスが言うには、特定の人物のクローンを製造し、2年5校衝突の会場に放つらしい。目的は恐らく同世代で揃っている花称号を攫う、もしくは傑作:りゅうかの試運転だろう』
ゼット「日付を見ると研究所がぶっ壊される2週間前の物だった。傑作:りゅうかは後に救出され、桜木竜美という名前が付いた」
冷子「なるほど…」
竜美、実験台としての名前は傑作:りゅうかなのね……ん?
咲子「…スミマセン、質問です」
ゼット「桜木竜美の保護者の三代目桜か。なんだ?」
あ、私竜美の保護者扱いされてるのね。
咲子「『りゅうか』の文字が何故平仮名になっているかが気になります」
ゼット「……ソレか。正直『竜化』という漢字を当てても大丈夫な気がするが…敵の思惑なで分からない、が答えだ」
咲子「…分かりました」
竜美の能力は竜化…だけじゃないかもしれないわね。
硫化、とか?ダジャレっぽいけどありえなくもない。
ゼット「他に質問はあるか?」
全員『………』
ゼット「ないようだな…続けるぞ。肝心の対策だが…次ヌーク・リートが行動を起こすと思われる2年5校衝突の会場に、俺達花称号が変装して観客に紛れ込む。顔をマスクまたはサングラスで全部は見えないようにすればいい」
…割と普通な対策ね。
各花称号の活躍はその内出したい所。
次回もよろしくおねがいします。