side三人称
ゼイル達がブチ壊した、辺りを豪雪地帯に変える機械……それが使われた理由。
それは……豪雪による混乱の中で『とある施設』を地上から地下に隠すためであった。
ウィィィィ…ン
「お疲れ様です、ボス!」
「……ああ」
ボス……ヌーク・リートが施設を訪れた。
リート「研究は順調か?」
「はい。逃亡され匿われた傑作:りゅうかに並ぶレベルの傑作ができそうです」
リート「…傑作:りゅうかは反抗することが多かったようだが?」
「…こちらの傑作はその性格的問題も修正しております」カチッ
研究員はヌーク・リートをとある部屋に案内した。中には4歳程の少年がいた。
「こちらが…『傑作:ショック』です」
少年の目はヌーク・リートに向いている。
「貴方は…誰…?」
リート「俺はヌーク・リート…お前のボスだ」
「ボス……」
リート「そう、ボス。お前は俺の部下だ」
「部下……分かった」
リート「…ほう?」
「ボスには従えって、教えてもらった」
「…どうです?修正されているでしょう?」
リート「確かに…見る限り反抗的な意思は読み取れないな。…名前はないのか?」
「ありません…コードネームが傑作:ショックとしか」
リート「そうか…ショック、お前に名前を与えてやろう」
「名前…?」
リート「ああ…お前はこれから『震』と名乗れ」
震「しん……分かったよ、ボス」
こうして…傑作:ショックは震という名を持ってヌーク・リートの部下となった。
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side火野有美
…私は夢を見た。
途轍もない惨状を、唖然と見つめている夢を。
そこには、私の弟が血だらけの状態で倒れていた…心臓は止まっている。
有美『有…太…!起きて!起きてよ!』
しかし、もちろん返事はなかった。
…ザッ
そこに、有太を殺した犯人が現れた。
有美『…………えっ?』
『有、美さん……俺、やっちまったよ…』
有美『アンタ、が…やったの…?』
『そうさ、俺がやったさ…ははっ』
有美『ッ…』
ヤツは、何かが壊れたように笑いした。
『ははは、もうどうにでもなれ。あははっははっははははっはっははっははは…!』
そこで私の意識は暗転した。
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有美「…はっ!はぁ、はぁ…!」ガパッ
また、あの夢を見た。
時計を見てみると…針は2時を指している。
有美「あの時から…」
弟が死んでから、私は何度もあの夢を見ている。…しかし最近は特に見ることが多い。
有美「有太…」
私は…一体どうすればいいのかしら?
サブタイトルはダブルミーニングでした。
次回もよろしくおねがいします。