咲子「1+1=」
翔「2」普通
絵奈「田」全部合わせた
祐樹「11」くっつけた
ルマ「1」泥団子の場合
メイ「3」とあるジョーク
咲子「色々あるわね」
正解はもちろん2だけどね。
side桜木咲子
ー出発当日ー
咲子「行ってきまーす」
春樹「行ってらっしゃい、頑張れよ」
咲子「うん!」
今日は天界で特訓をし始める当日だ。どんなことをするのか楽しみで仕方がない。
咲子「〜〜♪」ピー♪
楽しくて思わず口笛を吹き始めるぐらいだった。ちなみに吹いてる曲はボカロの曲で、サムネイルに角が生えてる天使と神社の鳥居がある曲だ。
…感のいいボカロファンなら分かるよね?
ー集合場所ー
有美「あ、来たわね」
咲子「おはようございます、有美さん。メイと日花先生は?」
有美「メイはまだ寮にいるわ。日花は…アンタの後ろね」
咲子「…は?」クルッ
…………またかよ…。
日花「…よっ」
咲子「もうそのネタ飽きました…」
日花「飽きて結構。私はずっとやるからね」
咲子「ハァ。……先生、おはようございます」
日花「おはよ。メイはそろそろ来ると思うわ」
ー36.2473秒後ー
↑的確すぎるだろ!
メイ「おはようございます!」
咲子「テンション高いわね」
メイ「天界へ行けるんですよ?テンション高くない訳ないじゃないですか!」
咲子「ま、それもそうね」
私も楽しみだし。
日花「さて、全員揃ったし、始めるわよ。………
天使化!」カッ!
ギュォォォ!
先生がそう言った刹那、突風が巻き起こった。
有美「………」
咲子「うわっ!」
メイ「すごいパワーです!」
日花「………ふぅ、完了」
咲子「……先生?」
日花「驚いた?これが天使化よ」
先生は…天使になっていた。
髪は紫色、赤い羽が生えており、頭には赤い天使の輪っかがあった。
メイ「成る程、だから半分人間辞めてると言われてるんですね…」
日花「そういうこと。…ハッ!」ビカァ!
先生はなんかワープホールみたいなものを出した。
日花「さ、入って!」
咲子「あ、はい!」
メイ「突入!ハァァ!」
有美「…2ヶ月ぶりね」
ー天界ー
ワープホールをくぐると、光に満ちた空間に出た。
日花「…ようこそ、天界へ」
咲子「ここが…」
メイ「天界…!」
2人「すごいです!」
有美「ふふっ、私はもう慣れちゃってるからね。あまり驚かないのよねー」
日花「そりゃ人生の4分の1天界で過ごしてますからね」
有美「ふふっ、それもそうね」
…マジか…有美さん15年も天界で過ごしたんだ…。長っ!
咲子「ところで先生、私たちが特訓するのってまさかその天使化というやつですか?」
日花「え?いや、これはまだ早いわ。教えるのは別のものよ」
メイ「何となく上級者向けに見えますしね…」
日花「その通りよ。解除!」カッ!
先生はそういうと羽と天使の輪っかは消え、髪色が黒に戻った。
日花「さて、付いてきて」
スタスタ…
私たちは天界の街を歩く。天界には普通に人が歩き回っていた。地上によく似ていた。ただ、ひとつだけ言えるのは"悲しそうな顔をした人は1人もいなかった"という事だ。
咲子「…先生、質問があります」
日花「何?」
咲子「ここって、天国ですか?」
日花「…いや、天国はあるけど生きてる人は立入禁止よ。だから違うわね」
メイ「天界の中に天国があるんですね…」
日花「…さて、ついたわ」
メイ「………わぁ…」
私たちが着いた建物は、一際大きな建物だった。
日花「ここが、有美さんの道場よ」
『火野道場』
咲子「……すごい…」
なんと口笛吹いてた曲は伏線です。
あと、天使化は後々詳しく出てきます。
次回もよろしくお願いします。