桜咲く。   作:LCRCL (エルマル)

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ここで夏休みの特訓編終了です。
夏休み編はもうしばらく続きます。


特訓の成果

side桜木咲子

 

今は8月上旬、私とメイが天界に来て特訓を始めてから半月経った。

 

日花「…さて、ここでの特訓も今日で終わりだし…アンタたち2人対私で模擬戦をしない?」

 

咲子「……私たち、死にませんよね?」

 

日花「言い方が悪かったわね。私の分身と戦うわ。パワーは…そうね、出夢の倍ぐらいかしら?」

 

メイ「お兄さんの倍…ですか」

 

咲子「つまり、2人で分身を倒せたら、がんばったら1人で出夢先輩を倒せるということですか!?」

 

日花「まあ、そうなるわね。頑張りなさい」

 

2人「はい!」

 

ー道場ー

 

分身「…………」

 

2人「…………」

 

日花「模擬戦開始!」

 

…次の瞬間。

 

ドガァァァァァァァァァァァァァン!

 

日花「…へぇ」

 

分身「…………!」

 

先生の分身は開始早々突進しパンチを入れてきた。

 

咲子「………フッ」ニヤリ

 

しかし、私はそれをガッチリと止めていた。

……後ろに赤いオッサンに見えるマジンが右手を出しながら。

 

咲子「マジン・ザ・ハンド!」

 

メイ「…よくあんなエネルギー量をコントロールできましたね…」

 

メイの言う通り、イナイレのような大きなマジンを再現するにはかなりの量のエネルギーをコントロールする必要がある。そして、その分威力(防御力)がかなり高い。

つまり、簡単に言えば正義の鉄拳やイジゲン・ザ・ハンドより強いのだ。イナイレでの技の強さが関係なくなってしまってる。(苦笑)

 

メイ「真鳴鳴斬り!」ズバッ!

 

分身「甘いわよ!ハァァ…」ボォォォ…

 

分身は私がパンチを止めて一瞬だけ戸惑ったが、すぐにメイの斬撃を回避し、火を出す。

 

分身「おりゃあ!」ドゴッ!

 

メイ「ハッ!」キンッ!

 

そしてメイに殴りかかるがメイはしっかり刀で止める。

 

咲子「炎天桜舞改!」BLOOM!

 

私はやっと進化した炎天桜舞をお見舞いする。

 

分身「……私も!絶炎天桜舞!」BLOOM!

 

メイ「絶!?……ぐうっ!」ドスッ

 

咲子「この威力は…ガッ!」ドゴッ

 

私とメイは両方ダメージを受けてしまう。って、絶は強すぎる…

 

分身「その程度?まだ行けるでしょ?」

 

咲子「そう…ですね!」

 

メイ「負け…ません!」

 

咲子「ハァァァァッ!フレイムダンス!」ボォォォ!

 

私は火を出し、纏いながら回転する。

 

メイ「ハッ、セイッ、フッ!」シャッ、ズバッ、スパッ!

 

分身「…………」サッ、サッ、ササッ

 

メイは分身に対し刀で斬りかかることで時間を稼ぐ。

 

咲子「……フッ!」ピョン、グルグル…

 

第1段階ができたため、私は火の球を作り、それを蹴り上げ火を纏いながら回転する。

 

メイ「……すごいですね」

 

分身「…!?あの火の渦は!?」

 

咲子「くらえ!嵐爆熱ハリケーン!」ドガァァァァァァァァァァァァァン!

 

分身「絶炎天桜舞!」BLOOM!

 

分身は火桜でガードしようとする。

 

分身「くっ…きゃぁっ!」ボォォォ!

 

しかし、威力が強すぎて攻撃が直撃した。顔面に。

 

メイ「わお…痛いですね、アレは」

 

咲子「…またやっちまった」

 

分身「アンタ…たちの…勝ち…よ…」フッ…

 

分身は消えてしまった。

 

日花「あらあら、まさか倒すとはね」

 

咲子「先生、やりました!」

 

メイ「私は補助でしたけど頑張れました!」

 

日花「ええ、2人ともおめでとう。特訓はこれで終了だわ。帰る準備をしなさい」

 

2人「はい!」

 

ー数分後ー

 

有美「私はもうしばらくここで弟子たちを鍛えておくわ」

 

日花「……弟子が多くて大変ですね♪」

 

有美「ふっ、まあそうね」

 

咲子「この場所で特訓させてくれてありがとうございました!」

 

メイ「お陰でかなり鍛えられました!」

 

有美「ふふっ、出来たらいつでも来なさい」

 

日花「いつでも、ね…(私ならマジでするけどね)」

 

有美「日花には言ってないわよ」

 

日花「ギクッ…さ、さて帰りましょ」

 

有美「(逃げたわね…)それじゃあね」

 

2人「はい!さようなら!」

 

そして私たち3人は地界へ帰っていった。

帰宅して早々兄さんに質問責めにあったのは別の話。




ふぅ、なんとか書けたぜ…

次回もよろしくお願いします。

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