桜咲く。   作:LCRCL (エルマル)

49 / 358
咲子とメイが少し人間を辞めてます。ご注意下さい。


海へ行こう

side桜木咲子

 

ザッパーン…

 

私たちは今日、海に来ている。

 

翔「おら!くらえ!」バシャッ

 

祐樹「うわっ!やったな、このっ!」バシャッ

 

学「隙ありっ!おらぁ!」バシャッ

 

育也「うわっ!」ドボーン

 

3人「ハハハ、やりやがった!」ゲラゲラ

 

育也「あはは…負けちゃった…」

 

男子4人は水のかけあいをしていて、

 

ルマ「えっと…こうかな?」シュッ

 

絵奈「そうそう、その角度で…」

 

ルマと絵奈は骨のテントを作っており、

 

メイ「うおおおおおお!」バシャバシャ

 

咲子「うおおおおおお!」バシャバシャ

 

私とメイは海の上でランニングをしている。どうやって浮いてるのかって?…エネルギーコントロールよ。

 

翔「……あいつら、すげーな」

 

祐樹「俺たちも辛うじて立てるぐらいなのにな…」

 

学「マジでどんな特訓したんだ?」

 

育也「…俺たちも頑張らないとね」

 

ちなみに、七隈兄妹は今日情報集めの為基地にいるらしい。そこまでやってくれるなんてありがたいわね。あとでなんか奢ろう。

 

ー数分後ー

 

咲子「ハァ…ハァ…」

 

メイ「いい運動に…なりましたね…」

 

咲子「メイ、いまから塩作らない?」

 

メイ「え、どうやってですか?」

 

咲子「こうよ。まずは海水をこの金属のバケツにいれて…」ガポッ

 

メイ「フムフム…」

 

咲子「次に、私が両手に火をつける」ボッ

 

メイ「なるほど…」

 

咲子「そして、熱で水を蒸発させる!」シュゥゥゥ…!

 

メイ「おお!」

 

咲子「ここの水は綺麗だから、ほら、塩が出てきたわよ」

 

メイ「すごいです!俺も出来るように頑張ります!『まぁ、やるのは私だけどね』(それもそうですね…)…」

 

咲子「?……ま、この塩は海に戻して…と。昼飯食べましょ!」

 

メイ「はい、そうしましょっか!」

 

ルマ「あ、ちょうどバーベキューの準備も出来たよ!」

 

絵奈「みんなを呼んできて〜!」

 

2人「了解!」ダダダー

 

そしてみんなを呼んできた。

 

ー数分後ー

 

翔「パクッ…うんめぇー!」

 

祐樹「この肉は最高だぜ!」

 

学「この焼きとうもろこしもイケるぞ!」

 

育也「どれどれ…!確かに!」

 

咲子「メイ、アンタの好きな食べ物ってなんなの?」

 

メイ「そうですね…この中だったら普通に肉ですかね?それとも食べ物の中でですか?」

 

咲子「そうだけど、なんなの?」

 

メイ「うーん…逆日の丸弁当ですかね?」

 

咲子「え、なにそれ?」

 

メイ「日の丸弁当の梅干しとご飯を逆にしたものです。つまり、大量の梅干しの中に少量のご飯があります。酸っぱいですけど案外美味しいですよ?」

 

……さらっととんでもないこと言ったわね。

 

咲子「え、ええ…機会があったら食べてみるわ」

 

メイ「はい♪」ニコッ

 

そしてこの笑顔。眩しい…

 

ルマ「おーい、みんなー!スイカ割り、やらない?」サッ

 

ルマはどこからともなくスイカを出し、骨のバットを作りながらそう言う。

 

翔「おう、俺が割るぜ!」

 

祐樹「お、俺も俺も!」

 

学「俺もだ!」

 

育也「…じゃあ、俺も、かな?」

 

3人「どうぞ」サッ

 

咲子「あ、あのネタね…」

 

絵奈「じゃあ育也に決定だね〜。はい、目隠し」

 

育也「うん…うわ、この状態でちゃんと当たるかな?」

 

育也は目隠しをして不安そうに言う。

 

翔「大丈夫だ!俺たちがちゃんと場所を言う!」

 

育也「うん、頼んだよ!」

 

そしてスイカ割りが始まった。

結果はクリーンヒットで、叩いた時スイカが綺麗に八等分された。切れ目もなかったのにどうやって?

そして、そのあとスイカを食べ、海でまた遊び、その後帰った。今日は楽しい一日だった。




次回はまた夏の行事です。

次回もよろしくお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。