side桜木咲子
ザッパーン…
私たちは今日、海に来ている。
翔「おら!くらえ!」バシャッ
祐樹「うわっ!やったな、このっ!」バシャッ
学「隙ありっ!おらぁ!」バシャッ
育也「うわっ!」ドボーン
3人「ハハハ、やりやがった!」ゲラゲラ
育也「あはは…負けちゃった…」
男子4人は水のかけあいをしていて、
ルマ「えっと…こうかな?」シュッ
絵奈「そうそう、その角度で…」
ルマと絵奈は骨のテントを作っており、
メイ「うおおおおおお!」バシャバシャ
咲子「うおおおおおお!」バシャバシャ
私とメイは海の上でランニングをしている。どうやって浮いてるのかって?…エネルギーコントロールよ。
翔「……あいつら、すげーな」
祐樹「俺たちも辛うじて立てるぐらいなのにな…」
学「マジでどんな特訓したんだ?」
育也「…俺たちも頑張らないとね」
ちなみに、七隈兄妹は今日情報集めの為基地にいるらしい。そこまでやってくれるなんてありがたいわね。あとでなんか奢ろう。
ー数分後ー
咲子「ハァ…ハァ…」
メイ「いい運動に…なりましたね…」
咲子「メイ、いまから塩作らない?」
メイ「え、どうやってですか?」
咲子「こうよ。まずは海水をこの金属のバケツにいれて…」ガポッ
メイ「フムフム…」
咲子「次に、私が両手に火をつける」ボッ
メイ「なるほど…」
咲子「そして、熱で水を蒸発させる!」シュゥゥゥ…!
メイ「おお!」
咲子「ここの水は綺麗だから、ほら、塩が出てきたわよ」
メイ「すごいです!俺も出来るように頑張ります!『まぁ、やるのは私だけどね』(それもそうですね…)…」
咲子「?……ま、この塩は海に戻して…と。昼飯食べましょ!」
メイ「はい、そうしましょっか!」
ルマ「あ、ちょうどバーベキューの準備も出来たよ!」
絵奈「みんなを呼んできて〜!」
2人「了解!」ダダダー
そしてみんなを呼んできた。
ー数分後ー
翔「パクッ…うんめぇー!」
祐樹「この肉は最高だぜ!」
学「この焼きとうもろこしもイケるぞ!」
育也「どれどれ…!確かに!」
咲子「メイ、アンタの好きな食べ物ってなんなの?」
メイ「そうですね…この中だったら普通に肉ですかね?それとも食べ物の中でですか?」
咲子「そうだけど、なんなの?」
メイ「うーん…逆日の丸弁当ですかね?」
咲子「え、なにそれ?」
メイ「日の丸弁当の梅干しとご飯を逆にしたものです。つまり、大量の梅干しの中に少量のご飯があります。酸っぱいですけど案外美味しいですよ?」
……さらっととんでもないこと言ったわね。
咲子「え、ええ…機会があったら食べてみるわ」
メイ「はい♪」ニコッ
そしてこの笑顔。眩しい…
ルマ「おーい、みんなー!スイカ割り、やらない?」サッ
ルマはどこからともなくスイカを出し、骨のバットを作りながらそう言う。
翔「おう、俺が割るぜ!」
祐樹「お、俺も俺も!」
学「俺もだ!」
育也「…じゃあ、俺も、かな?」
3人「どうぞ」サッ
咲子「あ、あのネタね…」
絵奈「じゃあ育也に決定だね〜。はい、目隠し」
育也「うん…うわ、この状態でちゃんと当たるかな?」
育也は目隠しをして不安そうに言う。
翔「大丈夫だ!俺たちがちゃんと場所を言う!」
育也「うん、頼んだよ!」
そしてスイカ割りが始まった。
結果はクリーンヒットで、叩いた時スイカが綺麗に八等分された。切れ目もなかったのにどうやって?
そして、そのあとスイカを食べ、海でまた遊び、その後帰った。今日は楽しい一日だった。
次回はまた夏の行事です。
次回もよろしくお願いします。