桜咲く。   作:LCRCL (エルマル)

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……MULAストーリーの謎の人物


咲子、有名になる。(今更?)

side桜木咲子

 

どこかのベットで目が覚めた。

 

咲子「……知らない天井ね」

 

メイ「知らないわけないじゃないですか」

 

??「目が覚めたようね。はじめましてかしら?」

 

横を見ると、そこにはメイとメイに似てる女の子がいた。

……誰?

 

咲子「メイの双子かなにかかしら?」

 

ナオ「いや、双子じゃなくて別人格よ。私は室見ナオ、属性は桜よ」

 

咲子「別人格?じゃあアンタは今分身?」

 

ナオ「その通り。理解が早くて助かるわ」

 

メイ「ナオは別人ではなく別人格なので、"1人"なのに実質"2人"で行動できるんですよね」

 

咲子「へぇ〜。ところで、それって精神的に負担がかからないの?」

 

メイ「……それが、普通の二重人格と違って全く負担が無いんですよ」

 

ナオ「私の発生の仕方が特殊だからね。性質的には人格ではなく魂が2つあるような感覚なのよ」

 

咲子「なるほとね。……あ、アンタ藤崎先輩に勝った?」

 

メイ「はい!俺とナオで…」

 

ナオ「…実質ほぼ完封したわよ!」

 

咲子「…二重人格って、強いわね。…そういえば、他のみんなはどこなの?」

 

メイ「部屋の外にいます」

 

ナオ「部屋の中に入ろうとしてる人達を止めてるのよ」

 

…あ、これ、私を見たいからね。

 

咲子「怪我もほぼ治ってるし、そろそろ起きて部屋を出るわね」

 

メイ「え、まさか…」

 

咲子「そう、そのまさかよ」ガシッ

 

私はメイとナオを片手ずつでお米様抱っこする。

 

ナオ「え、ちょっ、待っ…」

 

咲子「またないわよ!」ガラガラ

 

私は足で勢いよく保健室のドアを開ける。

次の瞬間。

 

ワァァァァァァ!

 

「出たぞ!3代目桜だ!」

 

「バトルすごかったぜ!」

 

「斬士もかっこよかったぞー!」

 

翔「お、咲子!」

 

絵奈「バトルお疲れ様〜!」

 

学「なんで2人をそう抱えてるんだ?」

 

育也「ねぇ、これって前にも…」

 

咲子「…ふふっ、2人とも、準備はいい?」

 

2人「いや、早く降ろし「行くわよー!」…え」

 

ダダダダダダダダダー!

 

私は今出せる最大のスピードで逃げる。

 

「あ、逃げたぞー!」

 

「取材したかったのに…」

 

「1学期にもこんな事あったような…」

 

ー数分後、メイの寮部屋ー

 

咲子「ふぅ、疲れた」

 

メイ「…俺は精神的に疲れました」

 

ナオ「メイに戻る気力もないからこのまま寝よっと…」

 

ナオはよろよろとベットに行き、そのまま寝た。

 

咲子「…あれ、いいの?」

 

メイ「大丈夫ですよ、エネルギーがなくなったら戻ってくるので」

 

咲子「そう。…イナイレの通信対戦でもしましょっか」

 

メイ「そうですね」

 

そして私が再び通信対戦でフルボッコにされたのは言うまでもない。

 

side?????

 

室見父「ぐっ…離せ!」

 

室見母「何故…こんな事を…!」

 

??「ククク…この俺を怒らせたからそうなったんだ。大人しく息子さんが来るのを待ってな」

 

室見父「何!?出夢に何をする気だ!?」

 

??「…秘密だ。黙ってろ」ドゴッ

 

室見父「ぐふっ!」

 

室見母「あなた!」

 

??「おうおう、もっと早く死にてぇんならそうしてやってもいいんだぜ?」

 

室見父「ぐっ…!」

 

??「ククク、いい顔だ。この俺…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

那珂川組組長、那珂川遠賀(なかがわおんが)が気にいるような最高の顔だぜぇ!」

 

ククク…コイツらをバラすのが楽しみだ!




室見両親、ヤクザに捕まる。どうなるのか!?

次回もよろしくお願いします。

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