桜咲く。   作:LCRCL (エルマル)

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次回あたりからグロ表現出ます。ご注意下さい。


ヤクザに喧嘩を売られたら?

side桜木咲子

 

バトルデーが行われた日の夜、私はメイ、ナオとゲームしていた。

 

アルミ「あとはここをこうして…」

 

ナオ「……こうかしら?」

 

アルミ「そうそう、それからこう…」

 

ピンポーン!

 

メイ「誰でしょうかね?」ガチャッ

 

メイはドアを開ける。そこには意外な人達がいた。

 

出夢「………」

 

花「入っていいかな?」

 

咲子「あ、はい、どうぞ」

 

2人はお邪魔しますと言い、入ってきた。

 

出夢「……メイ、スマホに電話が来なかったか?」

 

メイ「え?…来ませんでしたよ?」

 

出夢「そうか…」

 

ナオ「兄さん、それがどうしたの?」

 

花「……咲子ちゃん」

 

咲子「はい、何でしょうか?」

 

花「この話を聞いたら、貴女も協力してもらうわよ、それでもいい?」

 

協力?……まぁ、先輩達は悪いことするような人達じゃないし…

 

咲子「…協力します」

 

出夢「…分かった。それじゃあ話す。数分前、那珂川組というヤクザから電話が来た。

『お前の両親は捕らえた。返して欲しければ2時間以内に俺たちのアジトまで来い!ただし、警察でも呼んだら両親は即死だと思え』

ヤクザはそう言って電話を切った。かけ返そうとしたが、どうやら逃げ番号のようでかけ返せなかった。次に、僕は両親に電話した。すると親ではなくヤクザが出て

『これはお前の親の携帯だ。とっとと来ねーと両親は死ぬぞ?』

と言って再び電話を切った。そこで、だ。メイ、ナオ、それに咲子。那珂川組をブチのめしに行くぞ」

 

…両親が拉致された上に、警察なども呼べない…これはかなり悪い状況ね。

 

メイ「……俺は行きます。お父さんやお母さんを助けるために!」

 

ナオ「…私も行く。メイが行くなら私も加勢するわ!」

 

2人とも…ふっ、カッコいい言い方するじゃない。

 

咲子「…先輩、聞いたからには私も加勢します。友達を…メイを全力でサポートさせていただきます!」

 

花「…いい心意気よ。さぁ、行きましょう」

 

3人「…はい!」

 

そして私たち5人は示された場所へ移動した。

 

ー那珂川組アジトー

 

出夢「……着いたね」

 

花「…そうだね」

 

メイ「ここで、両親が捕らえられているんですね……」

 

アジトはボロい窓が所々割れた建物だった。いかにもって感じがするわね。

先輩たちは入り口の前まで行き…

 

出夢「……フンッ!」ズシッ!

 

花「……睡眠毒!」ムワワーン

 

周りを重くし、眠る毒をまき散らした。私たちは事前に抗体を渡されているので眠らない。

 

出夢「さぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突入するぞ!」スッ

 

ドガァン!

出夢先輩は入り口のドアを思いっきり蹴飛ばす。

 

ヤクザ「来たぞー!」

 

ヤクザ「ぐっ!?重え…Zzz…」くかー

 

ヤクザ「おい、寝てる場合…か…」くかー

 

ヤクザ「くそ…睡眠ガスか!撃てぇ!」ダダダダッ!

 

そしてすぐにヤクザの構成員が襲ってきた。が、すでに3割ほど寝ている。

 

咲子「銃弾は受け流す!真イジゲン・ザ・ハンド!」キィン!

 

私はみんなの前に出て飛んできた銃弾を全部上に受け流す。

 

ヤクザ「チィッ!舐めやがって!」ダダダダッ!

 

メイ「俺を忘れないでください!真ウィンドブラスト!」ビュゥゥン!

 

ナオ「私だって!真風斬!」ズバァ!

 

ヤクザ「ぐぁぁぁぁっ!この…ガキどもがっ!」

 

出夢「ガキで結構。僕たちに歯向かったこと…」

 

花「後悔させてやるわ!」




2人の決め台詞はカッコいいですね。
果たして室見両親は助けられるのか!?

次回もよろしくお願いします。

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