日花は何歳!
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side飛羽野きじお
ゴクゴク…プハァ!
きじお「ふぅ、働いた後のマッ缶は美味いな!脳にしみる!」ゴクゴク
俺は夜、公園のベンチに座りながらマッ缶を飲んでいた。
ザッ…ザッ…
きじお「…ん?」
足音がしたので見てみると、そこには子供を背負った銀髪青年がふらふらと歩いていた。
???「……ぐっ…」フラッ
きじお「むっ、危ないぞ!」ガシッ
青年が倒れかけたので慌ててそれを止める。
きじお「……な!?」
なんだ、この傷だらけの体は!?
???「……だ…れ…で…すか…?」
きじお「名前の前に、大丈夫が君!?」
???「俺…は…あら…や……ど…ゼ……イ…ル…」
きじお「名前は聞いてない!どうしたんだ、その体!?」
???「…………」
…意識を失ってしまったみたいだ。
一旦家に運んで寝かせよう。
side桜木咲子
事件から2週間が経った。メイの両親の葬式も既に終わっており、出夢先輩と藤崎先輩も無事退院した。
ただ、1つだけ問題が残っている。それは…
咲子「まだ立ち直らないの?」
ナオ「ええ…」
メイが未だに立ち直ってない。一応本体はナオで、メイを分身させているため自殺することはないそうだ。「自殺することはないでしょ?」と言ってやったが、「メイの精神は今不安定だから、何するのか分からない」とのこと。
咲子「…今日、メイを説得するわ」
ナオ「私でもできなかったのよ?」
咲子「それでもやるわ。…親友として」
ナオ「…そう。なら私も手伝うわ」
咲子「ありがとう」
ー放課後ー
"とある物"も持ってきたし、準備は完了ね。
ピンポーン…
ガチャッ。
ナオ「来たわね。入って」
咲子「失礼します…」
私はメイの寮部屋に入る。
メイ「……咲子…さん?」
咲子「…久しぶりね、メイ」
メイ「はい、そう…ですね」
メイの目はハイライトが無くなっており、髪はボサボサ、服も荒れていた。
咲子「…本題に入るわよ。メイ、いい加減に学校に来なさい。みんな寂しがってるわよ?」
メイ「……帰って下さい」
咲子「いやよ。アンタが立ち直るまで私は帰らないわ」
メイ「……俺は目の前で両親が殺されたんですよ?何もできずに、です。咲子さんに俺の気持ちが分かりますか!?」
咲子「……分からないわよ」
メイ「なら、帰ってください!俺は…行きません!」
咲子「…親の気持ちも考えずに?」
メイ「え…?」
咲子「アンタの両親は学校に行かないことを望んでいるのかしら?」
メイ「そ…それは…」
咲子「メイ……」
パシィン!
私はメイの顔を叩く。
メイ「…っ、何するんですか!」
咲子「目を…覚ましなさい!」
始まった説得。
次回もよろしくお願いします。