あと、前回の答え
40歳
…一応日花はババァと呼ばれても動じません。事実なので。
side桜木咲子
咲子「メイ…目を覚ましなさい!」
私はメイの頬を叩き、そう言う。
メイ「……っ、私は…」
咲子「アンタに渡したいものがあるの」スッ…
私は1枚の紙をメイに渡した。
メイ「これは…手紙?」
咲子「そうよ。読んでみなさい」
『メイへ
この手紙を読んでいるということは、きっと僕はもう死んでいるんだろう。その時の為に、メイに伝えたい事がある。
家の和室の壺にはからくりが仕掛けられている。起動するのは簡単だ、壺とメイが持っている筈の逆刃刀を入れ替えるといい。
……からくりを起動させたら、その奥の物を受け取ってくれ。
これからも剣術を腕を上げるんだぞ。
室見透吾』
メイ「お父さん…」
咲子「彼のズボンのポケットに入っていたらしいわ」
メイ「そうですか……」
メイはしばらく手紙をじっと見つめる。
咲子「…………」
メイ「…………」スッ
そして、メイは立ち上がる。
メイ「咲子さん、俺について来て下さい」
咲子「……分かったわ」
私はメイについて行った。
ー室見家宅ー
メイ「着きました」
メイの家は早良区の西側にあった。高専から結構遠いから寮で生活してるのかしら?
咲子「なんか和風の家ね…」
メイ「はい、数百年前に建てられたので」
咲子「なるほどね…」
私たちは家の中へと入っていく。
室見祖父「おおメイ、おかえり」
メイ「ただ今、お爺さん。咲子さんも一緒に来てます」
咲子「失礼してます」
室見祖父「そうか。ま、ゆっくり過ごしんしゃい」
私たちはメイのお爺ちゃんに挨拶をし、廊下を歩く。
ー和室ー
メイ「壺は…これですね」
咲子「………」
メイ「これを取って…」スッ
メイは壺を取り…
メイ「俺の刀を置く」コトッ…
逆刃刀を置いた。すると…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!
咲子「!!」
後ろの壁が動きだし、道ができた。
メイ「…進みましょう」
奥には、小さな畳の部屋と、そこの台に刀が置いてあった。
咲子「………」
メイ「…ん?紙が貼ってありますね。『これは名刀"飛梅"。僕の祖父、つまりメイの曾祖父が使っていた刀だ。受け取って室見家の秘伝を受け継いでくれ。室見透吾』…手紙の続きでしょうか?」
咲子「…そうなんじゃない?…選択は2つ。秘伝を受け継いで刀を受け取るか、受け継がずに引きこもるか。…さあ、選びなさい、メイ」
メイ「…………俺は…」スッ…
メイは両手で刀を手に取る。
メイ「…もう落ち込みません。この刀と共に、両親の思いも受け継ぎます!」シャッ!
そして刀を抜き、掲げながらそう言った。
咲子「…ふふっ、カッコいいじゃない。…おかえり、メイ」
メイ「はい、ただ今、咲子さん!」
メイの目は、光に反射している刀と共に輝いていた。
メイ、立ち直る!
次回もよろしくお願いします。