桜咲く。   作:LCRCL (エルマル)

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学校で俺の小説の事を話してみたら、何人かが読み始めました。
……恥ずか死にそうです、助けて。


突然の転校生

side桜木咲子

 

メイが立ち直った後、私たちは何事もなく9月と10月を過ごし、今日は11月1日だ。

その間私とメイはかなり調子が良く、パワーや技はそれなりに強くなった。後一歩でパワーは100万に到達する所だ。

そして今私たちは朝の模擬戦をしている。

 

咲子「行くわよ、メイ!ハァァァァッ!」ギュルル…

 

メイ「はい、咲子さん!ハァァァァッ!」ギュルル…

 

翔「やべ、来るぞ!…エターナルブリザードV3!」

 

ルメ「真ボーンガード!」

 

絵奈「激流ストームG5!」

 

学「ロックウォールダム!」

 

育也「真雷斬!」ズバッ

 

祐樹「ボルトタイヤ!(ヒートタイヤの雷版)」

 

2人「……陽天梅桜改!」BLOOM!

 

私たちの連携技がみんなに向かって飛んでいく。

 

6人「…ギャァァァァア!」

 

…そして容易く防御を打ち破り攻撃は当たる。

 

『模擬戦終了!勝者、桜木咲子と室見メイ!』

 

咲子「ふぅ…お疲れ様、メイ」

 

メイ「はい、お疲れ様です。俺はそろそろクラスに行きますね」

 

咲子「ええ、また後で」

 

メイ「はい!」タタタ…

 

翔「ぐっ…お前ら強すぎだろ…」

 

絵奈「手加減してよー!」

 

学「…もっと努力しなきゃな」

 

育也「…そうだね」

 

ルマ「うう…差が開いていくよ…」

 

祐樹「まあまあ、泣くなよルマ」

 

???「…………」

 

咲子「…ん?」クルッ

 

シーン…

 

咲子「…気のせいかしら?」

 

今視線を感じたような…

 

ークラスにてー

 

日花「みんないるかしら?…いるわね。さて、今日から新しく転校生が来たわ」

 

「おお、マジか!」

 

「先生、男子ですか、女子ですか?」

 

日花「男子よ」

 

「けっ、つまんねーの」

 

「せめてイケメンがいいな…」

 

翔「こんな時期に転校生か?」

 

絵奈「なんでだろうねー?」

 

日花「さて、入ってきなさい」

 

???「はい」ガラガラ…

 

中に入ってきたのは、銀髪で、そこそこ顔が整っている青年だった。

でも…

 

咲子「あの"目"は…」

 

彼の目はハイライトはあるものの、少し腐っていた。例えるなら比企谷八幡と普通の人の中の普通の人寄りの目、かしら?

とにかく、あんな目をしているのは何か訳がありそうね。

 

ゼイル「飛羽野ゼイル(ひわのぜいる)です。千葉から来ました。趣味は特にありません。よろしくお願いします」

 

……飛羽野?

きじおさんに兄弟は居なかったはず。苗字が同じなだけかしら?でも、千葉から来たのなら…親戚かしら?

ゼイルは簡単な自己紹介をすると、お辞儀をした。

 

日花「さて、ゼイルに質問はある?ある人は挙手」

 

「はい!」

「はい!」

咲子「はい!」

 

日花「じゃあ…○○から」

 

「属性はなんですか?」

 

ゼイル「風属性です」

 

「兄弟は居ますか?」

 

ゼイル「兄と妹がいます」

 

…なら、ありえるわね。私の質問は…

 

咲子「…飛羽野きじおさんとどんな関係ですか?」

 

ゼイル「………知りません」

 

咲子「………」スッ

 

私は席に座る。

…あれは絶対嘘ね。一瞬顔が焦ってたわ。

 

日花「さて、ゼイル、アンタの席は…あら、丁度咲子の隣ね」

 

…え?なにこの典型的な展開。

 

咲子「…桜木咲子よ、よろしく」

 

ゼイル「…よろしく」

 

…あとできじおさんに電話してみよ。




さて、どうなることやら…

次回もよろしくお願いします。

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