桜咲く。   作:LCRCL (エルマル)

74 / 358
二進数ってしってますか?
パソコンでよく見る0と1で成り立つやつです。
それを指でやると片手だけで31、両手でなんと1023まで数えられるんですよ。
ま、原理が分からなかったら意味ないんですけどね。

以上、ちょっとした豆知識的なものでした。


ブラコンの妹

side桜木咲子

 

ー放課後、さとかに隊基地ー

 

ゼイル「ここだよな?」

 

咲子「そうよ。誰か来てるかしら?」チラッ

 

私はドアの間から中をみる。中には2人、人影が見える。

 

咲子「いるようね。入るわ……よ…」ガチャッ

 

私は中の光景に唖然とする。その光景は…

 

祐樹「……♪」チュゥ〜

 

ルマ「ん〜♪」チュゥ〜

 

…バカップルがディープキスをしている光景だ。

 

咲子「……」ガチャッ

 

ゼイル「…なあ、咲子」

 

咲子「…そうね」

 

2人「見なかったことにしよう」

 

ゼイル「コーヒー飲むか?」スッ

 

咲子「ええ、ありがと」

 

ゴクゴク…

 

翔「おう、お前らもう来てたのか。なんで中に入らないんだ?」

 

ゼイル「…砂糖吐きそうになった」

 

絵奈「あ、なるほど(察し)」

 

翔「すでに終わってんじゃね?」ガチャッ

 

翔はドアを開けるが、

ガチャッ。

すぐに閉めた。

 

翔「……」パカッ(コーヒー缶を開ける音)

 

ゴクゴク…

 

絵奈「終わってなかったね〜」

 

咲子「…帰ろうk「帰らないでくれー!」…はぁ」

 

ルマ「早く来るとは思わなかったんだよ!」

 

咲子「…次は遠慮しなさい」

 

祐樹「ぜ、善処する…(だいたい始めるのはルマなんだよな…)」

 

翔「なら良し。入ろうぜ」

 

絵奈「あ、はは…」

 

私たちは中に入る。

 

ー数分後ー

 

メイ「咲子さん、問題です!キーパーコマンド16は?」

 

咲子「えっと…孤月十字掌!」

 

メイ「正解です!そこで俺はそれを少し変えた風斬の強化版、孤月十字斬を作りました!」

 

咲子「おお、どんな技?」

 

メイ「十字にクロスさせた飛斬撃ですよ」

 

咲子「なるほどね…」

 

そんな話をしていた時。

コンコン。

誰かがドアをノックしてきた。

 

?「お兄ちゃーん!きたよー!」

 

咲子「お兄ちゃん?」

 

ゼイル「あ、妹だ」

 

咲子「茜って子?」

 

ゼイル「そうだ。…今開ける!」

 

ガチャッ。

 

茜「お兄ちゃんだー!」ダキッ

 

ゼイルがドアを開けると、東花町中の制服を着た赤みがかった黒髪の少女がゼイルに抱きついた。

 

ゼイル「おい茜、いきなり抱きつくなよ」

 

茜「ムフー。やーだ!」

 

全員「………(あ、コイツブラコンだ)」

 

ゼイル「…10人以上から見られてもか?」

 

茜「うん!」

 

ゼイル「マジかよ…」

 

茜「ムフー…」

 

何、この空気。

 

咲子「…あのー」

 

ゼイル「ほら茜、咲子たちも困ってるだろ!」

 

茜「…ん?今お兄ちゃん、人を下の名前で呼んだ?しかも女子?」

 

ゼイル「…あ、やべ」

 

茜「まさか…変なもの食べた?」

 

ゼイル「食べてねーよ!(ふぅ、"お姉ちゃん候補"なんて言われなくて良かったz)「それとも…」…あ?」

 

茜「変なもの飲んだ!?」

 

ゼイル「なんでそうなる!?」

 

咲子「…ねえゼイル、気まずいんだけど…」

 

ゼイル「あ、すまん。コイツは茜、俺の妹だ。ほら、自己紹介しろ」

 

茜「私は飛羽野茜!こう見えても中3です!よろしくです!」

 

翔「マジかよ、中1かと思ったぜ…」

 

茜「よく間違われます!」

 

咲子「慣れてるのね…」

 

茜「…………」じー

 

茜は何故か私を見つめている。

 

咲子「な、なに?」

 

茜「…貴女が3代目桜の桜木咲子さんですか?」

 

咲子「そうよ?」

 

茜「……サイン下さい!」サッ!

 

茜はどこからともなくペンと色紙を出してきた。

 

咲子「え、ええ…」カキカキ

 

茜「ありがとうございます!」ニコッ

 

咲子「ど、どういたしまして。…ところで、なにしにきたの?」

 

茜「……昨日、お兄ちゃんが帰ってきた時、目が綺麗ななってたんですよ」

 

咲子「(あ、あれね)それで?」

 

茜「それで、どうやって腐りが取れたかきいてみると、『誰かに助けられた』って言われたんですよ」

 

ゼイル「お、おい茜、本人が隣に居るんだが?」

 

茜「それで怪しいと思って今日の朝お兄ちゃんの日記を見r「はい、そこまで!」むぐー!」

 

ゼイル「それ以上言ったら嫌いになるぞ?」

 

茜「そ、それはやだ!話すのやめる!」

 

ゼイル「よし」

 

全員(扱いやすっ!)

 

咲子「…ねえ茜」

 

茜「なんですか?」

 

咲子「…能力ってあるの?」

 

茜「ありますよ。…スキマって知ってます?」

 

咲子「…あー、東方の確か…八○紫の能力?」

 

茜「はい、それです!私の能力は"スキマ"です!」

 

咲子「だから瞬時にペンと色紙を出したのね…」

 

茜「………」じー

 

茜はまた私をじっと見つめる。

 

咲子「今度はなに?」

 

茜「………!」ダキッ!

 

咲子「え!?」

 

茜は私に抱きついてきた。

 

ゼイル「な、何してるんだよ茜!?」

 

茜「ムフー、あったかい…♪」

 

咲子「……まあいっか。可愛いわね」ナデナデ

 

茜「ムフー」

 

全員(……空気になってる!?)

 

その後茜は日記の内容を暴露し、ゼイルと咲子は顔を盛大に赤くするのであった。

……内容は想像に任せる。




咲子たちの母校は東花町中学校です。
メイたちの母校は早良中学校です。
名前だけ出しました。

天の声「ま、どちらも現実にはないんだけどね」

咲子「それは言っちゃダメでしょ」

次回もよろしくお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。