桜咲く。   作:LCRCL (エルマル)

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RUSH E って知ってますか?
人間が弾くのは不可能なピアノの曲で、結構有名なネットミームです。(多分)
知らない人はYouTubeで調べてみて下さい。


普 通 の お 泊 り 会 ! ①

side桜木咲子

 

今日は金曜日で、毎週恒例のお泊り会である。

だけど…

 

メイ「さあ咲子さん、弾いて下さい!」

 

咲子「はぁ…」

 

私はとあるエグいピアノの曲を弾くことになった。

何故こうなったかは数分前に遡る。

 

メイ「咲子さんってピアノ弾けますか?」

 

咲子「指使い間違ってるけど、弾けるわよ」

 

メイ「習ってたんですか?」

 

咲子「いや、独学」

 

メイ「凄いですね…どれくらい弾けますか?」

 

咲子「そうね…MEGALOVANIAの最高難易度を普通に弾けるレベルかしら?」

 

メイ「…マジですか?」

 

咲子「ええ、イナイレと特訓以外は大体ピアノ弾いてたのよ。嘘だと思うなら翔とかに聞いてみなさい」

 

メイ「じゃあ…一曲弾いてください!」

 

咲子「別にいいけど?」

 

メイ「…これをお願いします!」

 

メイはスマホの画面を見せてきた。

 

『てててててててててててててててててててててててててってってー♪』←これで3秒経過

 

咲子「"RUSH E"…アンタよくこれ知ってたわね」

 

メイ「弾けますか?」

 

咲子「まあ、ムゲン・ザ・ハンドの手も使ったら弾けないことはないけど…前やった時に失敗したのよね…」

 

メイ「そうなんですか…じゃ、咲子さん、今日弾いて下さい!」

 

咲子「ゑ」

 

メイ「ゼイルさんに良いところ見せるチャンスですよ!」

 

咲子「………///…分かったわよ」

 

メイ「じゃ、先に基地で待ってます!」タタッ…

 

咲子「はぁ…」

 

私は家から電子ピアノを持っていった。家が基地に近くて良かったわ…。

 

ー基地ー

 

全員「…………」

 

咲子「はぁ、はぁ…持ってきたわよ、メイ」

 

ゼイル「ところで咲子って何弾くんだ?」

 

咲子「RUSH E」

 

ゼイル「マジかよ…」

 

メイ「さあ咲子さん、弾いて下さい!」

 

咲子「はぁ…」

 

私はピアノのコードをコンセントに繋げ、電源をつける。

 

メイ「さあ、流しますよー」

 

咲子「……ムゲン・ザ・ハンド」ギュゥゥゥゥン!

 

♪Sheet Music Boss-RUSH E

………ミ

 

 

 

 

………ミ

 

 

 

………ミ

 

 

………ミ

 

………ミ

………ミ

……ミミ

…ミミミ

ミミミミ

ミミミミミ

ミミミミミミ…

 

ラ ド ミ ド…ラ ド ミ ド…

 

冷静にピアノを引き続ける。

まだ序盤なので、簡単に弾ける。

 

タラララタラララタラララタラララタララララララララン♪

 

ミを連打する。そろそろ両手じゃ無理なのでムゲン・ザ・ハンドの手で補助をする。

 

メイ「………」

 

ゼイル「すげぇ…」

 

絵奈「きれいに弾けてるね〜」

 

…そろそろね!

 

咲子「E!

 

ターラン、

 

RUSH

 

タン、タン、

 

E

 

ターラン、

 

RUSH

 

タン、タン

 

E

 

ターラン、

RUSH

タン、タン、

E

ターラン、

RUSH

タン、タン、

E

ターラン、RUSHタン、タン、E

ターラン、RUSHタン、タン、E

ターラララーラララーラララーラララーラララーラララーラララーララ

 

た た か い の は じ ま り だ

 

咲子「うおおおおおおお!」

 

私は何本もの手でピアノを弾く。はっきりと言うわ、超しんどい。

 

ターララッタッタッタッタッタッターララッタッター、

ターラーララッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ

 

バンバンバンバン!

 

翔「弾けてるな…」

 

メイ「すごいスピードですね」

 

ターララッタッタッタッタッタッタ、タッタ

RUSH E

 

ラ ス ト ス パ ー ト !

 

咲子「」ドドドドド

 

鍵盤で押してないキーが無いほど、私は本気で弾く。

 

RUSH E

 

タラララララララララララララララタララララララララン♪

 

バーン…

 

咲子「EEEEEEEEEEEEEEEEE!」

 

<●> <●>

   |

 ititititit

 

↑終わった直後の咲子の顔のイメージです。

 

ーその後ー

 

咲子「指が……」

 

絵奈「あはは…」

 

メイ「凄かったですよ、咲子さん!」

 

咲子「ええ…指の感覚が無いわ…」

 

翔「冷やしてやるよ、休んどけ」パキッ

 

咲子「ありがと」

 

お泊り会は続く




曲に再現難しかったです。

次回もよろしくお願いします。

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