千代「貴女の名前は?」
茜「飛羽野茜です!」
千代「何処に通ってますか?」
茜「東花町中学校3年です!」
千代「趣味は?」
茜「お兄ちゃんに抱きついたり、お兄ちゃんとゲームしたり、お兄ちゃんと…」
千代「…ブラコンなのは分かりました」
それでは本編どうぞ。
…甘々注意です。
side桜木咲子
ゼイル「…そろそろシャワー行って来る」
咲子「ええ、行ってらっしゃい」
ゼイルは服とタオルを取り、部屋を去った。
咲子「……ゼイルが寝転がってた布団…」
………。
…モフッ。
すぅーはぁー。
咲子「…いい匂い」
別に匂いフェチではないけど、癒やされる匂いだ。
咲子「……ムフ〜♪」ゴロゴロ
まるでゼイルに抱きつかれてるような気分ね♪
咲子「ゼイル…」
私はいつゼイルのことが好きになったんだろう。
家に泊まった時?…その時気付いたけど、違う。
ゼイルの過去を知った時?…それも違う。
一目惚れ?…第1印象は普通だった。
いつだろう………。
…まあいいや。惚れた時は関係ない。
いつ告白しようかな?
クリスマス?雰囲気があるタイミング?
…………。
咲子「…今でしょ?」
今夜、告白しよう。
無理だったら、振り向いてもらえるように努力する…なんてフラグが立つ考えはしちゃダメね。
………。
ー数分後ー
咲子「………そろそろ戻ってくるわね」
ゼイルの布団を直して…と。
咲子「……「ガチャッ」…おかえり、ゼイル」
ゼイル「…おう、シャワー空いてるぞ」
咲子「そう?じゃあ行って来るわね」
私は移動やシャワーの合間で告白のセリフを考えるのであった。
ーシャワーシーンはカット!ー
緊張するわね…
ガチャッ
咲子「…ただい…ま…」
ゼイル「………あ、やべ」
ゼイルは私の布団でうつ伏せになっていた。
咲子「な…な…!?」
ゼイル「こ、これは、その…」
咲子「……私の布団の匂いを嗅いでた、と」
ゼイル「ご、誤解だ、転んじまっただけだ!」あたふた
咲子「……ホントに?」
ゼイル「ホントだ」
咲子「…分かったわ」
…作戦開始よ!
ゼイル「おう…(ふぅ、誤解されたら社会的に殺されるところだっt「えいっ!」)うおっ!?」ボスッ
私はゼイルを布団に押し込む。そして…
咲子「………///」ギュッ
ゼイル「お、おい、咲子!?」
思いっきり抱きついた。
むにゅっ。
…わざと胸を押し当てながら。
咲子「ねぇゼイル」
ゼイル「…なんだ」
咲子「……好きな人に抱きつかれたら、どんな気持ちになるの?」
ゼイル「(おいおいまさかバレたのか!?)…嬉しいんじゃないのか?」
咲子「ふーん…じゃあ、好きな人に抱きついたら、どう思う?」
ゼイル「…質問の意図が分からんぞ」
咲子「…分からないの?ホントに?」じー
ゼイル「俺が抱きついたら?でも抱きついてるのは咲子だろ…ってまさか!?(コイツ、俺のことが…ありえねー、そんなことは…!)」
咲子「やっと気付いた?
……好きなのよ、貴方のことが」
ゼイル「………」
結果はどうなのか!?
次回もよろしくお願いします。