桜咲く。   作:LCRCL (エルマル)

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茶番 茜にインタビュー

千代「貴女の名前は?」

茜「飛羽野茜です!」

千代「何処に通ってますか?」

茜「東花町中学校3年です!」

千代「趣味は?」

茜「お兄ちゃんに抱きついたり、お兄ちゃんとゲームしたり、お兄ちゃんと…」

千代「…ブラコンなのは分かりました」

それでは本編どうぞ。
…甘々注意です。


普 通 の お 泊 り 会 ! ④

side桜木咲子

 

ゼイル「…そろそろシャワー行って来る」

 

咲子「ええ、行ってらっしゃい」

 

ゼイルは服とタオルを取り、部屋を去った。

 

咲子「……ゼイルが寝転がってた布団…」

 

………。

…モフッ。

すぅーはぁー。

 

咲子「…いい匂い」

 

別に匂いフェチではないけど、癒やされる匂いだ。

 

咲子「……ムフ〜♪」ゴロゴロ

 

まるでゼイルに抱きつかれてるような気分ね♪

 

咲子「ゼイル…」

 

私はいつゼイルのことが好きになったんだろう。

家に泊まった時?…その時気付いたけど、違う。

ゼイルの過去を知った時?…それも違う。

一目惚れ?…第1印象は普通だった。

いつだろう………。

…まあいいや。惚れた時は関係ない。

いつ告白しようかな?

クリスマス?雰囲気があるタイミング?

…………。

 

咲子「…今でしょ?」

 

今夜、告白しよう。

無理だったら、振り向いてもらえるように努力する…なんてフラグが立つ考えはしちゃダメね。

………。

 

ー数分後ー

 

咲子「………そろそろ戻ってくるわね」

 

ゼイルの布団を直して…と。

 

咲子「……「ガチャッ」…おかえり、ゼイル」

 

ゼイル「…おう、シャワー空いてるぞ」

 

咲子「そう?じゃあ行って来るわね」

 

私は移動やシャワーの合間で告白のセリフを考えるのであった。

 

ーシャワーシーンはカット!ー

 

緊張するわね…

 

ガチャッ

 

咲子「…ただい…ま…」

 

ゼイル「………あ、やべ」

 

ゼイルは私の布団でうつ伏せになっていた。

 

咲子「な…な…!?」

 

ゼイル「こ、これは、その…」

 

咲子「……私の布団の匂いを嗅いでた、と」

 

ゼイル「ご、誤解だ、転んじまっただけだ!」あたふた

 

咲子「……ホントに?」

 

ゼイル「ホントだ」

 

咲子「…分かったわ」

 

…作戦開始よ!

 

ゼイル「おう…(ふぅ、誤解されたら社会的に殺されるところだっt「えいっ!」)うおっ!?」ボスッ

 

私はゼイルを布団に押し込む。そして…

 

咲子「………///」ギュッ

 

ゼイル「お、おい、咲子!?」

 

思いっきり抱きついた。

むにゅっ。

…わざと胸を押し当てながら。

 

咲子「ねぇゼイル」

 

ゼイル「…なんだ」

 

咲子「……好きな人に抱きつかれたら、どんな気持ちになるの?」

 

ゼイル「(おいおいまさかバレたのか!?)…嬉しいんじゃないのか?」

 

咲子「ふーん…じゃあ、好きな人に抱きついたら、どう思う?」

 

ゼイル「…質問の意図が分からんぞ」

 

咲子「…分からないの?ホントに?」じー

 

ゼイル「俺が抱きついたら?でも抱きついてるのは咲子だろ…ってまさか!?(コイツ、俺のことが…ありえねー、そんなことは…!)」

 

咲子「やっと気付いた?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……好きなのよ、貴方のことが」

 

ゼイル「………」




結果はどうなのか!?

次回もよろしくお願いします。

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