桜咲く。   作:LCRCL (エルマル)

89 / 358
甘々注意。
…これでよかったんだ。


普 通 の お 泊 り 会 ! ⑤

side桜木咲子

 

咲子「…好きなのよ、貴方のことが」

 

ゼイル「………」

 

私は一旦ゼイルから離れる。

 

咲子「いつ好きになったのかは分からない。…でも、貴方と一緒にいて、私は次第に好きになった。…飛羽野ゼイル…君、私、桜木咲子と…付き合って下さい」

 

そして告白をした。

 

ゼイル「…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……俺は本当に鈍感だな、両想いだってのに」

 

咲子「…!!」

 

ゼイル「俺の過去を話した時、嘘だと言って信じてもらえないと思ってた。…だが、お前は信じ、慰めてくれた。おかげで目の腐りも取れたし、心も軽くなったんだ。…だから、ここではっきりと言う。

…俺、飛羽野ゼイルは、貴女、桜木咲子さんのことが…好きです。付き合って下さい」

 

両想い…だったのね…

…嬉しい!

 

咲子「…ゼイル」

 

ゼイル「…咲子」

 

私達は息を吸い、同じ言葉を同時に言う。

 

2人「よろしくお願いします」

 

…………。

 

咲子「…ふふっ」

 

ゼイル「…ははっ」

 

咲子「これで私達は恋人同士なのよね?」

 

ゼイル「ああ、そうだな」

 

咲子「…大好き!」ギュッ

 

ゼイル「おっと」ダキッ

 

私は抱きつき、ゼイルは私を抱きとめた。

 

咲子「ゼイル、今夜は一緒に寝よ?」

 

ゼイル「…もちろんだ」

 

私達は幸せな気持ちに包まれながら一緒に寝るのであった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ガチャッ

 

翔「おーい咲子、ゼイル、ゲームしよ…マジか」

 

絵奈「そうしたの〜?……おお〜」

 

メイ「はわわわ…///」

 

学「…コーヒー飲んでくる」スタスタ

 

育也「幸せそうだね…」

 

千早「…ごちそうさまでした」

 

千代「………」パシャッ

 

全員「…ナイス!」

 

翔「明日の朝この写真であいつらに質問攻めをしようぜ」

 

絵奈「いいね〜」

 

スタスタ

 

咲子「………♪」スヤスヤ

 

ゼイル「………♪」スヤスヤ

 

2人がそれに気付くことはなかった…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ー次の日ー

 

チュンチュン…

 

ゼイル「ん………」ムクッ

 

咲子「…………」ギュッ

 

ゼイル「…起きてるのか?」

 

咲子「…うん、おはよう」

 

ゼイル「おはよう」

 

咲子「しばらくこうさせて?」

 

ゼイル「いいぞ」

 

ー数分後ー

 

咲子「…もういいわよ」

 

ゼイル「そうか。…朝飯食いにいくか?」

 

咲子「…そうしましょっか」

 

私達は荷物を整理し、移動した。

 

ー祐樹の家、ダイニングルームー

 

2人「…………」

 

今日の朝食は……赤飯だった。

 

翔「…昨日はお楽しみだったか?」

 

絵奈「くっつくの遅かったね〜♪」

 

咲子「な…な…!?」

 

ゼイル「…いつバレた!?」

 

学「バレバレだぞ」

 

育也「抱きあってたしね」

 

メイ「だから、今日は赤飯です!」

 

咲子「………はうあ〜///」プシュ〜

 

ゼイル「咲子!?」

 

私は昨日の告白と今起きた出来事に耐えられず、オーバーヒートするのであった。




咲子、リア充になる。(元々そうだったかも)

次回もよろしくお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。