…これでよかったんだ。
side桜木咲子
咲子「…好きなのよ、貴方のことが」
ゼイル「………」
私は一旦ゼイルから離れる。
咲子「いつ好きになったのかは分からない。…でも、貴方と一緒にいて、私は次第に好きになった。…飛羽野ゼイル…君、私、桜木咲子と…付き合って下さい」
そして告白をした。
ゼイル「…………。
……俺は本当に鈍感だな、両想いだってのに」
咲子「…!!」
ゼイル「俺の過去を話した時、嘘だと言って信じてもらえないと思ってた。…だが、お前は信じ、慰めてくれた。おかげで目の腐りも取れたし、心も軽くなったんだ。…だから、ここではっきりと言う。
…俺、飛羽野ゼイルは、貴女、桜木咲子さんのことが…好きです。付き合って下さい」
両想い…だったのね…
…嬉しい!
咲子「…ゼイル」
ゼイル「…咲子」
私達は息を吸い、同じ言葉を同時に言う。
2人「よろしくお願いします」
…………。
咲子「…ふふっ」
ゼイル「…ははっ」
咲子「これで私達は恋人同士なのよね?」
ゼイル「ああ、そうだな」
咲子「…大好き!」ギュッ
ゼイル「おっと」ダキッ
私は抱きつき、ゼイルは私を抱きとめた。
咲子「ゼイル、今夜は一緒に寝よ?」
ゼイル「…もちろんだ」
私達は幸せな気持ちに包まれながら一緒に寝るのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ガチャッ
翔「おーい咲子、ゼイル、ゲームしよ…マジか」
絵奈「そうしたの〜?……おお〜」
メイ「はわわわ…///」
学「…コーヒー飲んでくる」スタスタ
育也「幸せそうだね…」
千早「…ごちそうさまでした」
千代「………」パシャッ
全員「…ナイス!」
翔「明日の朝この写真であいつらに質問攻めをしようぜ」
絵奈「いいね〜」
スタスタ
咲子「………♪」スヤスヤ
ゼイル「………♪」スヤスヤ
2人がそれに気付くことはなかった…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー次の日ー
チュンチュン…
ゼイル「ん………」ムクッ
咲子「…………」ギュッ
ゼイル「…起きてるのか?」
咲子「…うん、おはよう」
ゼイル「おはよう」
咲子「しばらくこうさせて?」
ゼイル「いいぞ」
ー数分後ー
咲子「…もういいわよ」
ゼイル「そうか。…朝飯食いにいくか?」
咲子「…そうしましょっか」
私達は荷物を整理し、移動した。
ー祐樹の家、ダイニングルームー
2人「…………」
今日の朝食は……赤飯だった。
翔「…昨日はお楽しみだったか?」
絵奈「くっつくの遅かったね〜♪」
咲子「な…な…!?」
ゼイル「…いつバレた!?」
学「バレバレだぞ」
育也「抱きあってたしね」
メイ「だから、今日は赤飯です!」
咲子「………はうあ〜///」プシュ〜
ゼイル「咲子!?」
私は昨日の告白と今起きた出来事に耐えられず、オーバーヒートするのであった。
咲子、リア充になる。(元々そうだったかも)
次回もよろしくお願いします。