スター☆トゥインクルプリキュア 星奈秘月の愉快痛快な仲間たち 作:ダスビーさん
それではどうぞ!
どうも皆さん、星奈ひめるです。
前回、夢の中で妖精の様な生物に会い、目が覚めると、その妖精が目の前に居て外に出て行ったので追いかけると木の上からひかるねぇの頭の上に落ちてきました。そしてその生物はひかるねぇの手に持っているドーナッツに興味を持っていた。
どう言うことかわからないけど。私にも分からん。
ひかる「食べる?」
妖精「フワ!」
そんな時、ひかるねぇは頭の上にいる妖精にそう聞くとその生物は笑顔でそう答えた。
ひかる「観星町名物の、スタードーナッツ。はい。」
妖精「フワぁ!」
ひかるねぇはそう言いながら手にしたドーナッツを半分に割って片方を妖精にあげた。その妖精は美味しそうに食べていた。
妖精「ドーナッチュ!」
キェェェェエエエエシャベッタァァァァアアアア!!!。俺は目の前の「フワ」としか喋ってない妖精がいきなり喋ったので少し驚いた。
ひかる「美味しい?」
妖精「おいちいフワ!」
ひかるねぇがそう聞くと、ドーナッツに夢中で美味しそうにかぶりついている妖精はそう言った。そして、ひかるねぇはその妖精を優しく撫でた。
ひかる「フワ!名前、フワってどう?フワっフワのフワ!」
フワ「フワぁ!」
ひかるねぇは撫でた時に閃いたのか、その妖精につける名前を言った。すると、その妖精は喜ぶ様にそう答えた。
フワ「フ〜ワっ!フ〜ワっ!」
どうやらフワと言う名前が気に入った様で、自分の名前を言いながら俺たちの上で喜ぶ様に浮遊した。
ひめる「へへ…、よく見たらかわいいな。」
ひかる「だよね〜!あ、そうだ!」
それぞれフワの感想を言うと、ひかるねぇはノートを取り出した。
ひかる「フワ座〜っと!星座の名前は決まりぃ〜!」
ひめる「おー。良かったね。」
ひかるねぇはどうやらノートに描かれたフワの星座に名前をつけていなかった様で、そのノートに『フワ座』と記入した。
フワ「フワ〜?」
ひかる「いいでしょ〜。楽しい大好きな事で埋めってって素敵な本にしたいんだ〜。」
フワ「フぅワぁ〜!」
ひかるねぇは気になったフワに教える様に星座の描かれたノートをめくっていった。フワはとても喜んでいた。
俺はそんな光景を見ている時、右手にとてつもない激痛が走った。
ひめる「イテッ!?」
ひかる「…!どうしたの!?ひめる!?」
フワ「フワ…?」
俺は痛みの余りに右手を左手で抑えた。ひかるねぇもその様子を見て心配しており、フワは俺の様子を見ていた。
ひめる「〜ッ!!…ってあれ?痛みが無い?」
ひかる「って、なにそれ?」
だが、その激しい痛みは直ぐに消えた。俺は痛みを感じた右手を見ると、不思議なものが見えた。
ひめる「…あれ?なにこの印…?」
ひかる「なにこれ、惑星?キラやば〜!」
そう、それは不思議な形をした印だった。その印は、真ん中の赤い線を基準にその辺の双方に半月模様が重なりかける様に並んでいた。ひかるねぇの出た言葉の様にどこか惑星の様な形をしていた。
ひかる「あ、そうだ!昨日の宇宙描かないと!」
そんな事も束の間、ひかるねぇは思い出したかの様にそう言いノートとペンを手に、草原に寝転がって作業に取り掛かった。ひかるねぇ、ほんと自由だね…。
フワ「フワ?」
すると、フワはタンポポが気になった様で近づいて突いていた。
ひかる「それ、タンポポって言うんだよ。」
フワ「タンポポフワ?」
ひかる「フーって息かけて見て。」
フワはひかるの言った通りに、空気を思い切り吸いタンポポに息を吹きかけた。
フワ「フワぁ〜〜っ!!」
タンポポは、フワのふいた息にそり空中を舞った。フワはその光景を見てとても感激した。
ひめる「…それにしても、良い天気だなぁ。」
フワ「フワぁ!」
俺がそう言うと、フワも答える様にそう言った。それにしてもかわいいなこの生物。
ひかる「ふーんふーふふーん。」
ひかるねぇの方を見てみると、鼻歌になりながらノートに夢の中で見た…いや、あの夜に見た自称宇宙空間を描いている様子が伺えた。
ひめる「それにしても、何だったんだろう…あの宇宙?」
俺はひかるねぇのノートに描かれている宇宙空間を見て、昨夜の出来事を思い浮かべた。そして、あれは宇宙と言っても良いのだろうか。そして、あの目の前にいた筋肉モリモリマッチョマンのおっさんは…、考えないでおこう…。
ひめる「………あれ?」
あれから昨夜の事を考えていると、目の前にはオレンジ色の空が広がっていた。
厳密に言うと、いつの間にか空は夕暮れになっていた。どうやらいつの間にか眠っていた様だ。それにしても重い…、何かが身体に巻きついている様だ。
ひかる「くか〜。くか〜。」
フワ「フワ〜…。」
すると、ひかるねぇとフワの声が聞こえた。視点を変えると、俺の横にはひかるねぇとその上で寝そべっているフワがいた。二人(?)は寝ている様だ。と言うか、ひかるねぇが俺に軽く抱きつく様に寝ていた。道理で重たく感じたワケだ。
ひかる「う〜ん…。」
べしんっ!
ひめる「ぐふっ!?」
ひかるねぇは俺の思考を読み取ったのか、寝そうの様に俺の上に乗せた腕を上に上げると思うと俺のみぞおち目掛けて振り下ろした。俺はたちまちゴロゴロとのたうち回った。
ひめる「〜…っ!?って〜…。」
ひかる「むにゃむにゃ〜…。」
俺が痛みに悶えていると、ひかるねぇは心地良さそうに眠りに戻っていた。俺はいつかあの姉に仕返しでもしようかと思った。あの姉ぇ〜っ!!
フワ「フワ〜。」
ひめる「……はぁ〜、なんかバカバカし。」
だが、ひかるねぇの上で気持ちよさそうに眠っているフワを見ると、その報復心はいともかんたんに消えた。
フワ「フワぁ…。」
すると、フワは何か悲しそうな表情をした。俺はフワの不安を和らげようと、右手で起こさないよう優しく頭を撫でた。
ひめる「君はどこから来たんだろうか…。やっぱり、宇宙かな?」
俺はふと、フワを撫でてその様な疑問が頭に浮かんだ。
───その時だった。
突然、目の前に宇宙空間が現れた。いや、違う、これは、頭の中?
すると、視点がいきなり下を向き、目の前に頭に大きいツノを生やしたピンク色のロングヘアの女神と思わせる装いをした女性がいた。良く見ると、他にも彼女と同じ様な格好をした女性が何人かいた。
『───貴方は、最後の希望。』
フワ『フワぁ?』
女性がそう言うと、どこからフワの声が聞こえた、それも凄く近くにだ。いや、違う、まるで自分から声を発したようだった。まさか…これは?
そんな思考が自分の脳内を支配していると、自分はいつの間にか浮かんでいた。…あれ?飛んでる?俺が?…え?ジーマーで?
フワ「フワぁっ!?」
ひめる「…っ!?あれ!?今のは!?」
フワの驚く様な声が聞こえると、夕暮れの空と、オレンジがかった草原が目の前に現れた。俺は先程見た光景に疑問を浮かべていた。俺はフワの方を見ると、フワはいつの間にか起きて宙を浮かんでいた。
あれはなんだったんだろうか…?そしてフワの声が聞こえていたのに何故フワがその場で見当たらなかったのだろうか…?そんな思考が頭の中で巡り巡っていると、フワは夕暮れの空の太陽より上の方を見上げた。
フワ「フワぁ…?」
ひめる「…ふ、フワ、どうしたの?」
俺はフワの不思議がった様子が気になり、フワに声をかけた。
フワ「フワぁ……。」
だが、フワはそのままじっと空を見上げたままだった。
オヨぉ〜〜っ!!
…どこからか分からないが、そんな声が聞こえた気がした。
フワ「フワっ!?」
すると、フワは何かを察して驚いた。
フワ「フワぁぁぁ〜〜っ!!フワぁぁぁ〜〜!!」
ひめる「な、何かあったの!?フワ!」
ひかる「…っは!?え?何!?」
フワが何か驚いたかと思うと、次にまるで何かを呼ぶ様に叫び出した。俺はフワにそう聞いてみると、ひかるねぇの声が聞こえた。どうやら起きた様だ。
フワ「フゥウっワぁぁぁぁあああああ〜〜〜〜っ!!!!!」
そして力を込める様に叫ぶと、フワの耳の輪っか2つが回転した。
ひかる「き、昨日と同じ…?また宇宙に!?」
ひめる「ま、まさか…。」
俺とひかるねぇは思わず呟いた。そしてひかるねぇの予想通り、空中に昨夜の星模様の中心へと動く波紋が現れた。その星模様の波紋は昨日と同じく、一瞬で星形の穴へと変わった。
キィィィィィーーーーーーン。
ひめる「あれ?何この音?」
すると、その穴からジェット機を思わせる音が聞こえた。不思議そうに思っていると、その正体はすぐに分かった。
それは、ロケットだった。
…え?ロケット?え?マジ?
そのロケットは胴体となる所が青で、羽根は白く、青い胴体には白い装甲が太いラインを縦に書く様に入り、ラインの上に貼ったかの様に黄色い星が入った丸い窓がある。その窓の下には何やら丸い入り口の様にも見えるものがあった。
ひめる「ろ、ロケットぉぉお!?」
ひかる「わあああああ〜…っ!?」
俺はまさかロケットが現れると思わず、そう言うと、ひかるねぇの驚く声と被ってしまった。さすが姉弟とでも呼ぶべきだろうか。いや、今はそんなこと気にしている場合ではない。
そんな事を考えていると、そのロケットは器用に着陸体制に入り、エンジン音を奏でながら着地した。
ひかる「…ロケット?」
ひめる「…だよねぇ。」
俺はひかるねぇの一言に返した。すると、ロケットの入り口らしき所が開いた。
そこには、人らしきものと人の頭程の大きさの皆がイメージするであろう宇宙人らしき2つの人影が現れた。人らしき陰の方は何か玉の様なものがウヨウヨと浮いているのが分かる。
ひめる「な、なに?あれ?」
ひかる「まさか…、本物の…宇宙人?!」
ひかるねぇがそう言ってると、その正体が明らかになった。その人らしき者には人と同じく、髪らしきものが頭部に備わっていた。その髪は緑がかった青色に、白とピンクのメッシュに、ハートらしき髪飾りを付けていた。そして女性だと言うことが分かった。
だが、もっと先に分かったのは…。
めちゃくちゃ不機嫌な顔をしていた。しかも良く見ると、彼女の周りにウヨウヨ浮いていた球体らしきものは、彼女の髪飾りに糸の様なもので繋がっていた。
??「オヨヨぉ〜。」
そう思っていると、彼女の口からそのような声が聞こえた。聞く限り気持ち悪そうで、しかも足取りがフラフラとしていた。
??「オ“ォヨグォオェェェェエエエエ〜〜〜〜〜ッ!!!!」
??「うわあああああああ!!!乗り物酔いでプルンスかあああ!?」
彼女の様子を見ていると、突然気持ち悪そうに入り口に持たれかかっていた。そして女性の隣にいた青いクラゲのような宇宙人らしき生物が慌ててそう言った。と言うか、あのクラゲの宇宙人日本語ペラペラだなぁ。
??「うぅ…っ!?」
そんな事を考えていると、彼女は口を押さえ、ロケットの陰に向かい、走っていった。
??「大丈夫でプルンスか〜?」
??「オ“ヨロロォ”オ“〜…。」
ロケットの陰まで走った彼女は、虹色らしき液体か何かよく分からないものを出し、クラゲの宇宙人に心配された。…虹色らしき何かよく分からないものは想像に任せる。きっとロクなことがない。
??「急にワープホールが現れると思ったらいきなり飛ばされるなんて〜。しっかりするでプルンス。」
??「ぅう…、ルルン…。」
宇宙人は愚痴を吐く様に独り言を呟いた。なんとも災難な事だ。そして彼女は、宇宙人に背中をさすってくれたお陰か、少し楽になり立ち上がった。
??「こんな宇宙の端っこ、辺境の中の辺境、地球に来るなんて…。」
宇宙人はさらに愚痴の様にそう言った。この宇宙人何気に毒舌だなオイ。そして、こちらに振り向いた。
??「「……。」」
ひかる「……。」
ひめる「……。」
フワ「……。」
互いに目が合い、沈黙が続いた。
??「わあああああああ!?まずい!!地球人に見られたでプルンス!!」
??「ルルゥウン!?ルぅン!ルンルンルンッ!!」
そして、俺たちが見たのに気づいたのか、二人(?)は慌てふためく様にそう言った。というか何そのプルンスって語尾?
ひかる「キラやばぁああ〜っ!!」
??「え!?」
??「ルン!?」
そしてひかるねぇは目の前にいた未確認外来生物に興味を示して目を光らせ、目の前の宇宙人二人(?)はその事に驚いた。うん、分かる、分かるよ、今の二人の気持ち、なんか手に取る様に分かる。
ひかる「やっぱり宇宙人だよねぇ!?」
??「え!?」
??「ルン!?」
ひかるねぇは興味の余り、スライドするかの様に宇宙人と距離を詰め、そう聞いた。宇宙人は困惑していた。
ひかる「えぇ!?なにそれ、触覚!?かぁ〜わい〜!」
??「ルルン…!?」
??「グイグイ来る!?この地球人、宇宙人とか怖くないでプルンスかぁ〜!?」
あの宇宙人らしき青髪の彼女はひかるねぇの押しにたじろぎ、クラゲの宇宙人の方は意外そうにそう疑問した。と言うか自分で宇宙人とか言うの?そういうものなの?
ひかる「星座と宇宙、宇宙人とか大好きなの!あとUMAにオカルト!あ、それに…!」
??「ち、近いでプルンスゥ…!」
ひかるねぇはその宇宙人の疑問に答える様にグイグイとそう言った。その宇宙人は余りの押しに引いていた。
ひめる「ひかるねぇ…、それくらいにしときなよ。相手が困ってるでしょ?」
ひかる「えー?良いじゃん、せっかくの宇宙人なんだよ!?ちゃんとコンタクト取らなくちゃ!」
ひめる「コンタクトって…。」
??「なんかこっちの地球人の方がまともに見えるでプルンス…。」
俺は興奮するひかるねぇにそう引き留めたが、今のひかるねぇは動く好奇心おばけの為、引きをとらなかった。目の前の宇宙人はそう言った。
ひめる「あのー、うちの姉がすみません。こちらがなんとか言うんで。」
??「あ、これはどうもでプルンス。」
迷惑をかけた相手の宇宙人に謝罪をすると、丁寧に返された。あ、この宇宙人まとも。スッゲーまとも。よかった〜。すると、その隣にいた青髪の女性が何かを見つけたかの様な表情をした。
??「あ、ルン!ルン!ルぅン!」
??「いたぁぁぁぁーーーっ!!!」
ひかる・ひめる「え?」
そして、彼女は指をさして宇宙人の言語らしき言葉で何かをうったえた。クラゲの宇宙人も何かに気づいた様にそう言ったので俺とひかるねぇは彼女が指さした方を見ると、フワが見えた。どうやらフワに何かあるのだろうか…。
??「ルルルルルン!ルンルンルぅン!」
ひかる「え?」
ひめる「な、なんて?」
??「宇宙を旅してたら急に居なくなったと言ってるでプルンス。めちゃくちゃ心配してたと。」
フワ「フ〜ワぁぁ〜!」
青髪の彼女が何を言っているかわからなかったが、クラゲの宇宙人が彼女の言っている事を翻訳してくれた。と言うか分かるんだ…。
ひかる「はっ!もしかして私が呼んだのかも。」
ひかるねぇがそう言うと、フワはタイミングよくひかるねぇの頭の上にまるで特等席と言わんばかりに乗った。
ひかる「この絵が頭に浮かんだの、魔法陣的な感じで呼んじゃったのかなぁフワを。」
??「魔法陣ってそんなのナンセンスで…って、え?ふ、フワって?」
ひかるねぇがそう言うと、青髪の人の肩に乗っているクラゲの宇宙人はまるで信じていない様にそう言い、フワの名前を聞いた。
ひかる「この子の名前だけど?」
フワ「フワぁ!」
??「勝手に名付けんなァァァァ!!!」
ひかるねぇはそう返すと、クラゲの宇宙人はまるでフワの名前を知ってるかのようにそう言った。忙しいな、コイツ。
??「ちゃんと名前があるでプルンス。スペガサッス・プララン・モフーピット・プリンセウィンクって名前が。」
ひかる「え?長っ!?いいよフワで。」
フワ「フワっ。」
??「エエエエ〜〜ッ!?」
目の前のクラゲの宇宙人は青髪の人の肩から地面に着地すると、誇らしげにフワの名前らしき名を言った。それを聞いたひかるねぇはそう言い、クラゲの宇宙人は驚いた。うん、たしかに長いな。
??「…あはははっ。」
すると、青髪の人はその光景を見てなのか、微笑ましい笑った。
ひかる「ふふ、私ひかる!ほしのひかる!」
ララ「あ…、ララ。」
ひかる「良い名前〜。」
ひかるねぇは青髪の人に自己紹介をした。青髪の人もそれに気づいたのか、ララと名乗った。
プルンス「ちなみに、プルンスでプルンス。」
ひかる「名前だったんだ、それ。」
クラゲの宇宙人がプルンスとウィンクして名乗ると、ひかるねぇはそうツッコんだ。
ひかる「どうして旅を?」
プルンス「伝説の戦士、プリキュアを探してるでプルンス。」
ひめる「プリキュア?」
ひかるねぇは二人の経路を聞くと、プルンスはそう答えた。俺はプリキュアと言う聞いたことがないワードを聞いて、そう呟いた。
プルンス「それと、そっちは…ってなんでプルンスか?その右手の模様は?」
プルンスは俺の名前を聞こうとすると、右手の印に注目した。
ひめる「え?コレ?昨日の知らない内に付いたアザが気づいたらこうなってて…。」
プルンス「アザで…、プルンスか?なんとも奇妙な…。」
ひかる「えぇ!?それアザだったの!?しかも昨日できたヤツって…!キラやば〜!!」
俺は聞いてきたプルンスにそう答えると、プルンスは不思議そうにしていた。そしてひかるねぇは興味しんしんだった。
その時だった。
ヴォオン!!
ひかる「わぁ!?」
ひめる「な、何だよ次は?」
突如として、何もない空に紫色の輪っかの空間ができた。それに対し、俺たちは驚いた。
そしてその空間から数々のUFOが現れた。
ひかる「UFOォ!?アダムスキー型!!」
ララ「……っ!?」
ひかるねぇは突然現れたUFOの軍団に興奮し、ララさんは目の前のUFOを敵視していた。ひかるねぇ、ララさんを見習おうよ…。
??「…地球語か、随分プリミティブな惑星に来てしまった様だ…。」
すると、そのUFOの軍団の一つから宇宙人らしい人影が現れた。
その宇宙人は某アメリカのコミック会社で目にする宇宙服を簡潔にしたものを身に纏っており、整った顔の眉間には赤いダイヤの印があり、オレンジ色のサングラスをかけ、長身だった。
唯一、目にして驚きそうになったのは…肩まで伸びたボブヘアのてっぺんが…、その…、なんというか…寂しい感じになっており、丸刈りにしたら某少年誌で有名な宇宙の帝王になりそうだと言う印象を受けた。
ひめる「………。」
ひかる「でたぁー!!またまた宇宙人!?」
俺はあまりの頭の惨状にどう反応すれば良いのか分からず黙っており、ひかるねぇはそう驚いていた。…うん、驚くよね。あのイケメンフェイスにあの頭って…。ウン、オドロクオドロク。
カッパード「このカッパードから、逃げられると思ったのかね?」
キラーン!
目の前のカッパードと呼ばれる宇宙人がそうキメつけて言うと、頭が夕陽に反射されたのか、頭の寂しい所が輝いた様に見えた。
ひかる「かっちょいい〜!」
ひめる「え!?」
ひかるねぇが目の前のカッパードを見てそう言い、俺は驚きを隠せなかった。ウッソだろひかるねぇ。
カッパード「…おい、そこの人間何故驚いた?」
ひめる「ひぇ!?イエ、ナンデモアリマセン!!」
カッパードは何かを察したかの様に俺を睨んだ。俺はその眼光にビビった。
フワ「フワぁ〜!!」
ひかる「え?」
フワ「フワぁ〜…!」
ひかる「フワ…?」
すると、フワは目の前のカッパードに怯えるようにひかるねぇの胸元に飛びついた。ひかるねぇは怯えているフワを見て何かあるのだろうかと思った。
カッパード「そいつが必要なのだ…。我々ノットレイダーが…、全宇宙を…この手にする為に。」
カッパードはそいつを寄越せと言わんばかりにドス黒い笑みでそう口にした。
ララ「ルン!ルルン!!」
すると、ララさんが否定するかの様に手を広げてそう言った。まるで、この身を挺するように。
カッパード「譲る気無しか…では仕方ない、…奪い取るまで。」
ひめる「………っ!?」
カッパードは交渉失敗といった顔をすると、その悪い笑みでそう言い放った。それはまるで、この草原が赤い色に染まるとでも言う様に。俺は物凄い恐怖を感じた。
プルンス「……くぬぅっ!!」
すると、プルンスはどこからかカプセルの様な物を取り出した。そしてそれを空に投げると、UFOの様なものが現れた。プルンスは急いでそのUFOの様なモノに乗った。どうやらUFOの様だ。
プルンス「ララァ〜!!逃げるでプルンス〜!!」
ひかる「……っ!?」
プルンスはどう言う原理かわからないが、そのUFOを操作し、ララさんを呼び込みひかるねぇが抱いているフワを奪い取る形でロケットへと向かった。ひかるねぇは驚いたが、あれは俺たちを巻き込みたくないと言うプルンスの意思なのだろう。
プルンス「世話になったでプルンス〜!!」
ララ「……っ!!」
フワ「フーワぁ〜!!フーワぁぁ〜〜!!」
プルンスはそう言うと、ララさんと一緒にロケットへ駆け込んだ。フワは悲しそうな表情でそう叫んだ。
ひかる「はぁ…っ!」
ひかるねぇはその光景をみて一瞬呆けたが、何か決意を固めた表情になった。まさか…。
ひめる「ひ、ひかるねぇ?」
ひかる「…うん!」
俺は嫌な予感がしてひかるねぇに声をかけたが、ひかるねぇは音も無くララさんとプルンスがフワを抱えて行ったロケットへと駆け込んだ。
ひめる「やっぱりだ〜!!ちょっと待ってよ!行かないでよひかるねぇぇぇぇえええええええ〜〜〜〜ッ!!!!」
俺はそう叫びながらロケットへと駆け込んだひかるねぇを追い、ロケットへと入って行くのであった。
続く。
と言うわけで2話でした〜!いや〜苦労系主人公っていいですね〜!書いてて楽しい。
ひめる「この悪魔!人の苦労も知らないで!」
いいじゃん面白いんだから。
ひめる「このひとでなし!!」
ではまた次回でお会いしましょう!次回も楽しみに!
ひめる「あ、ちょっ!?雑に終わらすな!!」