目が覚めた。まずは状況確認。
どうやら俺が気絶?していた時間は数秒だったようだ。
視界が暗転するときに聞こえた一回生の声がまだ聞こえる。
修兵がいくら優秀でもこのままでは死んでしまうといって、一回生三人も戦うと言い出したのだ。
名前は憶えていないけど、女の子は鬼道が得意な子で、幸薄そうな顔をした男の子は主席だった気がする。
もう一人の赤い男の子は剣術が得意だったんだっけ?
まあでも、そんな簡単に事が運ぶわけもなく、三人とも虚に吹っ飛ばされた。
一体は倒したようだが、残りの数は数えるのが億劫になるくらいたくさんいる。
「修兵、俺さっき相棒に名前教えてもらったから、始解するぞ」
「!お前に先を越されるとはな。だがこの状況じゃあありがたいぜ」
――――喰い殺せ『鮫肌』
解号を叫ぶとともに、斬魄刀が光を放つ。
そして俺の斬魄刀が姿を現す。
、、、重い!そしてデカい!!
紺色の棘がたくさん生えていて、刃先?には大きな口がある。
おまけに、ギギギギ、、、とか鳴いている。
俺の身長より普通にデカいぞ。
修兵もかなり驚いているようだが、今は戦いに集中しなければいけない。
今も目の前に巨大虚がいるのだ。
鮫肌の能力は何となくわかる。霊力を喰うのだ。
巨大虚が一気に三体ほど迫り来る。
瞬歩でそのうちの一体の背後に移動し、鮫肌を振るう。
と同時に、俺の霊圧が増す。
「自壊せよ ロンダニーニの黒犬 一読し・焼き払い・自ら喉を掻き切るがいい 縛道の九"撃"」
完全詠唱をしたので、三体同時に縛ることができた。
それとともに鮫肌で霊力を食らい、次の攻撃に消費する。
「君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ 真理と節制 罪知らぬ夢の壁に僅かに爪を立てよ 破道の三十三"蒼火墜"」
こちらも完全詠唱。三体ともに爆発だ。
鮫肌で食った霊力を主に使用したから、俺自体の霊力はそんなに減っていない。
だが、先ほどの詠唱途中で、縛っていない他の虚に斬られた。
修兵が"斥"である程度は守ってくれたが、それでも傷だらけだ。
この状態ではあと一、二体は倒せても、すべて倒しきることは不可能、状況は絶望的だ。
「行くぞ、鮫肌」
体中の浅い傷から少しずつ血を流しながらも立ち上がる。
立ち止まるわけにはいかない。
応援が来るまで何とか持ちこたえなければいけないから。
一回生は怯えて動けない。修兵も先ほど守ってくれた分で霊圧が弱い。
今ここで立っていられるのは俺のみ。
瞬歩で移動し敵の霊力を喰らう。倒せなくても、霊圧を削れば自ずと敵も弱くなる。
始解したばかりで鮫肌の能力もこれ以外何もわからない。
いくら浅い傷とはいえ、体中から少しずつ血が流れていて意識が朦朧とする。
視界が霞んで思考力も衰え、とりあえず一体でも倒そうと詠唱破棄の"衝"をぶつけまくる。
虚の霊圧を喰ったおかげか、威力は十分だったようで五回分で二体倒した。
そのままよろけ、足元の霊子を固めることもおぼつかなくなり、落ちていく。
二体倒したときに大きめの傷も追ってしまい、もう血が足りん。
そのまま地面に激突するかと思われたが、その考えは打ち砕かれた。
「よくここまで闘ったね。安心しなさい。もう大丈夫だ」
「おつかれさん」
まさに救世主。
俺の体は支えられ、それとともに俺の視界は暗転した。
× 〇 × 〇 ×
「、、っぅう?鮫肌?」
痛みで目が覚めたと思ったら、鮫肌が俺の頬をつねっていた。
「よく頑張ったな。私の扱いはまだまだだが、はじめてにしては良くやったと思うぞ」
「、そう?あ、てかさ、なんか始解した時の鮫肌、あれ生き物なの?」
「ああ、あれには多少なりとも意思があるからな。生きているといえば生きている。私を使いこなすには、あれとも仲を深める必要があるぞ」
「そうなのか。すごい特殊だな」
「お前も今日はよくやったし、刀禅でもしてまた今度話そう。とりあえずは傷治せよ」
「うん。なんか色々ありがとう、鮫肌」
「おう!」
鮫肌は凄いいい奴だ。
そんなことを思いながら、いつもと同じように俺の視界は暗転する。
そしてまた、目が覚めた。
× 〇 × 〇 ×
目が覚めた。知らない、天井。
俺は寝台の上にいる。斬魄刀を抱えて。
他にも寝台が沢山あるから、どうやら救護所のようだ。隣に修兵が寝てるしな。
とりあえず、誰も来ないので寝台から降りようと思ったとき、
「あ、水無瀬有紀さん、目、覚めたみたいっす。」
そんな声とともに
「「「目、覚めたんですか!!」」」
といってあの一回生三人がなだれ込んできた。
「っすみません。俺達、怖くて動けなくてっ」
「え、でも三人で一体倒してたし、一回生なのによくやったと思うよ。えっと、名前教えてもらってもいい?」
「はい!俺は阿散井恋次です」
「私は雛森桃です!」
「僕は吉良イヅルです」
「そうか」
俺は名前を覚えるのは苦手。
どたばたスパーン!!
「「無事でよかった~!!」」
「青鹿!それに蟹沢!」
突然乱入してきたのは、青鹿と蟹沢さん。ちなみに、蟹沢にさん付けするなと言われたので、口に出すときは呼び捨てだ。
「ほんっと、生きててよかった~」
「檜佐木はまだ寝てるの「おっ前等さっきからうるせーー!!」あ、起きた」
俺が思うに修兵が一番煩い。
「おや、二人とも目が覚めたようだね」
「皆して元気やな~」
「「「藍染隊長!市丸副隊長!」」」
うおう、ここまでおいでなすった。
「回復したようで何よりだよ。檜佐木六回生、水無瀬六回生」
「「さっき?は助けてくれてありがとうございました」」
「いや、逆に向かうのが遅れてしまってすまなかったね」
藍染隊長はめっさ優しい人だった。
市丸副隊長はよくわかんないけど、俺のこと助けてくれたし恩人だ。
そのあと藍染隊長と市丸副隊長は帰り、俺達も退院?した。
× 〇 × 〇 ×
「それにしても、お前に先を越されるとはな」
「あ、始解?」
「ああ。俺も精神世界には行けるんだが、まだ名前を教えてもらってないんだ」
「へえー。俺は一足先に死神の階段を上ってるから、修兵はそこでうじうじしてるんだな!」ニヤニヤ
「言ってろ!すぐに始解できるようになってやるからな!!」
「それよりもさ、俺達もそろそろ卒業じゃん?」
「それよりッてなんだよ!」
「まあまあ、それでさ、修兵は何番隊を希望すんの?」
「俺か?俺は特に決めてねえけど。今回ので戦うのが怖くなっちまったし、十一番隊は行きたくねえな」
「ふむふむ」
「それよりお前は?」
「えー、俺?別にどこでもいいんだけどなー。鮫肌の能力で霊力減らないし、四番隊で治療しまくるのは面白そうかも」
「そうか」
「うん、まあ本当にどこでもいいんだけどね。じゃあ俺こっちだから」
「おう。また明日な」
主人公はどこの隊に入ってほしい?
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二番隊
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三番隊
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四番隊
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五番隊
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六番隊
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七番隊
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八番隊
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九番隊
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十番隊
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十一番隊
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十二番隊
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十三番隊
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いくつかの隊を移動(恋次みたいに)