一位は四番隊、二位は隊移動でした。
はじめは一位と二位は僅差だったから移動させて最終的に四番隊にしようと思っていたけど、四番隊への投票数が100を超えたころには大分投票数の差がついていたので、終始四番隊にすることにしました。
三位が十一番隊だったのもあり、そこともできるだけ絡ませるつもりです。
あんなこんなな事件があって、斬魄刀の不思議能力に出会って、などなど、六回生は濃ゆ~い一年でした。
なぜこんな雑な振り返りをしているか、それは今日を持って俺たち六回生が霊術院を卒業したからである。
卒業後護廷十三隊入隊確定とかいう妙に漢字だらけの称号を与えられていた俺と修兵は、その通りに入隊することとなった。
俺は四番隊、修兵は九番隊である。
どこの隊に入りたいか、的な希望用紙みたいなのがあって、俺は一から三まで四番隊と書いた。
前に修兵に話した通り、前はどこでもいいと思っていた。
だがしかし、俺はよく考えた。選んだ隊で俺の生死が決まる予感がしたしな。
あの巨大虚の軍勢が襲ってきたとき、俺の反応が遅ければ蟹沢さんはたぶんお亡くなりになってた。
そう考えると、たとえ攻撃から守れなくても、自分の親しい人とか、一番に自分自身の死亡率を下げられる回道を覚えるのは素晴らしい名案だと思う。
俺は死にたくない。
修兵に話したときは冗談だったけど、いくら戦っても霊力が減らない、むしろ補充すら可能な俺にはうってつけだ。
俺が四番隊に入ることで護廷隊の死亡率下がったりして。
まあそんな俺の熱い考えがあって、結果俺は四番隊配属になったわけだ。
護廷十三隊に正式に入隊するまで少し時間があるので、俺の出身の流魂街にでも行こうと思う。
× 〇 × 〇 ×
……………することがない。
一応お世話になった店には寄った。飯も食べた。
俺の立派な手作り住居も、霊術院に入る際に泣く泣く取り壊した。
………鮫肌で虚から霊力ぶんどっておこう。
× 〇 × 〇 ×
今日は正式入隊の日。
俺の前にはたくさんの死神。すぐそばには隊長と副隊長、そして俺と同期の新人死神達。
こう見えて俺の足は震えている。大勢の前で何かを話すってちょっとばかし緊張するんだよね。ガクブル
「ではまずは自己紹介からお願いします」
卯ノ花隊長が言葉を発した。見た目は凄く優しそうだ。
喋り方も温厚だ。
「僕はーーです」
「私はーーです」
などと言って自己紹介は普通に終えた。不思議と声は震えなかった。
「では今日から四番隊でよろしくお願いしますね」
いやー緊張した。
表情にはちっとも出てないが、緊張した――!
修兵によれば、俺は緊張とかそんなもの全然知りません、なにそれ、って顔をしているらしい。それこそなんだよそれ。
まあ無事に入隊出来てよかった。
同期には知り合いといった知り合いは居なかったけど、まあ何も焦ることはない。こういうのは時間の問題なのだ。
× 〇 × 〇 ×
俺はすでに始解をしているので、六席の部隊に入ることとなった。
部隊長に回道を教えてもらった。
全然出来なかった。俺には回道の才能などないらしい。
ひたすらに回道の練習をして、刀禅をして寝た。
この日回道を成功することはなかった。
それから毎日、回道の練習をした。
そしてあれから二週間、ようやくコツが掴めてきた。
嬉しくて寝れなかった。
次の日。凄い寝不足だ。
そのような状態で才能のない俺に回道ができるはずもなく、一日中隊の雑用をしていた。
あれからまた一週間。
ようやっと切り傷程度が治せるようになってきた。
部隊長によれば、俺は別に回道が下手な訳ではないらしい。うまくもないが。つまり普通。
精進しろよ、なんて言われてしまった。
そしてさらに一か月が経った。
今日は実践だった。
昼過ぎに、大量のけが人がなだれ込んできたのだ。
主に十一番隊で、先輩たちは文句を言われながら傷を治していた。
俺も軽症者を手当てしてやった。文句を言ってきた奴はにらんでおいた。失礼な奴等だ。
俺の十一番隊への評価が一段下がった。
一年が経った。
きれいに折れた骨は治せるようになった。粉砕骨折とかはマジ無理。むずすぎる。まあ名前の通りバラバラだしな。
今日は牢獄の清掃だった。
先輩によれば、四番隊は弱いので雑用を押し付けられるらしい。まじか。
三年が経った。
どうやら修兵が席官になったらしい。ずいぶん前に始解は出来るようになってたみたいだ。
俺は相変わらず護廷隊の雑用と回道の練習ばかりしている。
二年たったこともあり、粉砕骨折はきれいに治せるようになった。
次の日。
どうやら俺は席官になるらしい。
どうやら十三席の人が引退するようだ。
新しい部下をもった感想は、なんか大変。
入隊してから四年経った。
席官になったことで、卯ノ花隊長と話すことも多くなった。
入隊したてのときは凄く優しそうな人だと思ったが、怒るとヤバいことが判明した。
この世のものとは思えん負のオーラが漂ってきた。怖。
今日は十二番隊の患者がきた。割と重症なので俺が担当らしいが、何があったのか。
………壊死。その患者の手が壊死していた。
いやマジで何があった、、。
俺は頭の片隅に、十二番隊には近づくな、というメッセージを書き込んでおいた。護廷十三隊の闇!?
壊死なんて四年間で初めてだったので、勇音さんに治してもらった。
………回道ってすげえ。
そしてまた一年が経った。
なんか五席が引退したらしい。
最近引退する人多いな、でもあの人家族が大変なんだっけ、などと思っていたら、俺が五席に昇進することになった。
え、なにそれ。マジでか。
さらに、第七上級救護班班長とやらになった。
今日一日で大分出世したと思ったが、卯ノ花隊長も勇音さんも、俺の実力に値するといってくれた。
主に俺の霊力似非無限の有用性と、努力によって上達した回道を見てのことらしい。
俺の回道もどうやらいい線いっていたようで安心である。
今日は俺が入隊してからちょうど六年経った日だ。
あの巨大虚侵攻事件の時の一回生が入隊してくる日でもある。
四番隊にだれか来たりして、などと思ったが、当然知り合いは誰も来なかった。
ちなみに三人全員五番隊に行ったのだ。
謎に五番隊への恨みが・・・
今日の瀞霊廷通信では、卯ノ花隊長の特集が組まれていた。
隠れファンの俺はこっそりスクラップしておいた。
修兵が最近連載をし始めたらしく読んでみたが、糞つまんなかった。
修兵にお前は文才がないので連載などやめた方がいいと言おうと思ったが、どうやら新しく連載を始めるらしいのでやめておいた。無駄なやる気だ。
俺が入隊してから何年経ったか、そろそろ数えるのが面倒になってきた。
俺の手には今、他隊の資料が握られている。
四番隊の資料に混ざっていたのだ。
こういう時はその隊に届けに行かなければいけないが、、、。
俺が今手に持っている資料は、十一番隊の奴なのだ。
今まで避けていたのに、いよいよ近づかなければいけなくなったか、。
噂によれば、今の剣八は先代をコロコロしたらしい。どうしよう。命の危機を感じる。
まあ、勇音さんは、温厚な態度でいれば大丈夫と言っていたしなんとかなるだろう。
そして、そしてっっ
ついに来てしまった。
とりあえず十一番隊の敷地に入る。
すると、坊主の人がいた。そういえばここの三席って坊主だったような、、。
まあ坊主だなんていっぱいいるよな。
「あの~、すみません。これを届けに来たんですけど、、」
「あ˝?誰だてめぇ」
「あーー、四番隊五席の水無瀬ですー」
「四番隊ぃ~?あれ、お前って変な斬魄刀だって噂の奴じゃねえか。なんか気持ち悪いらしいな。鳴き声?がキモイとか」
「……の……わ…な……」
「あ?」
「俺の鮫肌を悪く言うな!なんだ?お前こっちが下手に出てやったら好き勝手言いやがって。いっつもお前らの傷治してやってんのは俺達四番隊なんだぞ?おまけにいっつも雑魚だ雑魚だ言ってくるが、そこらの十一番隊隊士より俺の方がよっぽと強いっての。今度また俺の斬魄刀のこと悪く言いやがったらブチのめす」
やってしまった。まあ悪いのは此奴だがな。
「お?随分と言ってくれるじゃねえか。やんのか?てめえ」
「はあ?それはこっちのセリフだハゲ」
「ハゲ……だと……!?坊主って言えよてめえ」
「あぁ?お前なんかつるっぱげで十分だ」
ーブチッ
ーイラッ
――――「喰い殺せ!『鮫肌』!」
――――「延びろ!『鬼灯丸』!」
「一角、水無瀬五席、そこまでだ」
「あ˝?…っち、弓親か」
「誰アンタ、確か五席の……」
「綾瀬川弓親だ。二人とも斬魄刀を収めろ」
はーやっとマシな人が来た。
「これ届けに来たんだけど」
「ああ、なるほど。二人とも喧嘩するのなら僕の前ではしないでくれよ」
「?」
「僕の顔に砂埃でもついたらイヤだからね」
あー、こいつやっぱ無理だわ。全然マシな人じゃなかった。まさかのナルシスト。
「あれ、そういえばお前誰」
そう、このハゲは誰だ。
「俺は班目一角だ。お前二度とハゲとかいうなよ」
「え、マジで三席の奴だったのか。まあ俺はもういくけど。二度とここに近寄りたくはないね」
「それは俺のセリフだ」
そんなこんなで、これが初めて十一番隊に行った時の出来事だった。
結局この後なんやかんやでしょっちゅう十一番隊にいくことになるのだが、それを俺はまだ知らない。
「ただいま戻りました」
「……有紀?十一番隊で始解をしようとしたと聞きましたが。なにかいうことはありますか?」
「……申し訳、ございませんでしたァァァ!!」
今回は割とギャグ回でした。
鰤って割とコミカルな要素の設定が細かくてしっかりしてるよね。