「くそっ!どうやったら十香と仲直りするんだ?」
俺は昨日、十香と喧嘩してしまった。
「はぁ…」
まさか、誤解を招いてしまうなんて。
「十香!お願いだ!仲直りを…」
「ふん!どっか行って仕舞えば良いじゃないか!ショウトのバーカ!」
くそっ。まだ無理なのか‥。
「なら…少し昔の話を聞いてくれないか」
「何だ?自慢か?」
「違う!…ただ、関係ない話さ」
「…分かった。それなら聞いてやる」
俺は扉越しで座った。
「俺は元々弱かったんだ」
「……」
「悔しかった。目の前で死んでしまう人や…背中を追った人も」
「だから心から決めた。この街…風都を守れる強い奴にな」
俺はおやっさんや死んでしまったドーパントとなった犯罪者…その事を思い出すと…俺は自分のした事が悲しくなった。
「だから俺は小学生から仮面ライダーになった。もう…この街を悲しませないようにって」
「何を言いたい…?」
「だから、最初は弱くても…強くなればいいんだよ。大切な人を守れる様になれば…嫉妬なんてしないさ」
俺は…その言葉を言い、立った。
「仲直りが出来れば、俺はそれで満足だ」
そして…俺は探偵事務所を出た。
(何が…守れる様にだ。私は…強い筈なのに)
その疑問を十香は抱いた。
「それで…単刀直入に言おう。何故、君はショウが他の女性に会ったら苛立つんだ?」
レストランで十香は令音にそう聞かれた。
「何故、ショウトがここで出るんだ!」
っと十香はそう投げかけた。
「ん?何でそう言うんだ?」
っと令音はまた質問した。
「!?う〜〜〜!!」
っと十香は…髪をグチャグチャと触った。
「…私だって嫉妬くらいはある。けれど…キスをすれば話は別だ」
っと十香は…そう答えた。
「はぁ…士道すまないな。買い物に付き合って貰って」
「いいさ。俺たち相棒だろ?」
「助手じゃないのか?」
「相棒だろ!」
っと俺と士道が言い合いをし、道を曲がった。
「!?」
目の前には、四糸乃が座っていた。
「おい!風邪引くぞ!」
俺と士道は急いで傘を四糸乃にかけた。すると…四糸乃は服を引っ張った。
「…!四糸乃。あいつは…どうしたんだ?」
四糸乃の左手をみた。あの人形が無くなっていたのだ。
「まさか…探しているのか?」
そういうと、四糸乃はコクっと頷いた。
「大丈夫だったか?」
俺は四糸乃のカッパを拭いた。
「う…ん」
っとそう言葉を言った。
「やばいな…ハードボイルダーもないし…」
「そうだな…傘渡しておくのを先にするか?」
「そうみたいだな」
俺と士道はそう話し、四糸乃に傘を渡した。
「いい…の?」
「ああ。俺たちは大丈夫だ。ちゃんと見つけれる様に俺たちも探すからさ!」
っと俺と士道は協力をしようと言った。
「あ…り…が…とう」
「ああ。絶対探すぞ!」
っと俺と士道は四糸乃と共に人形を探しに行った。
「分かってるのか?」
「ああ、けれど…離したくなるんだ。あいつにはその方法しかないって言うのが分かっても」
「そうか。彼は守りたい物があるって言わなかったかい?」
「そうだな、言ってた」
十香と令音はまだレストランで話していた。
「あいつは…ここ風都を守りたいっていう思いがあるって事。そして…前、あいつらとショウトが戦った時に言っていたんだ」
『ここにいる風都の住民はな!俺の家族なんだよ!精霊もそうだ!俺は罪を憎んでもな!人を憎まないんだよ!人を憎む奴は…ただの
っと…十香の目の前でそう言い放った。
「そうか。だったら…君を家族として見ているんじゃないか?」
「私を…?」
「ああ。彼は鈍感だからね。君の約束を守るって事は忘れないはずさ」
「そうか…」
十香は自分の誤解を理解していった。
「だからな、君は猛アタックして見たらどうだい?」
「猛アタックか?」
「ああ。彼なら…理解できるはずさ」
その言葉を聞いて、十香の心に火がついてしまった。
「くそっ。本当に見つからないな」
「ああ。それに…湿気が酷くなってきた」
俺と翔都は四糸乃の人形を探していたが見つからなかった。
ぐ〜っと隣から音がした。
「お腹空いたのか?」
「う…うぅん」
ぐ〜っとまた四糸乃のお腹が鳴った。
『休憩したらどう?それに聞けれるチャンスよ』
「よし!だったら行くか。士道の家に!」
「おい!?」
っと士道はびっくりした。
「翔都の家でいいじゃないか!」
「……」
「うっ、分かったよ…」
っと俺がジト目で見ていると、士道は諦めて自分の家に向かった。
「それで…四糸乃は…よしのんだっけ?それは自分でどういう存在だと思ってるんだ?」
俺は四糸乃によしのんのことを聞いた。
「よしのんは…友達です。そして…ヒーローです」
「ヒーローか…」
「はい。よしのんは…私の理想…憧れの…自分です」
そういう事か…憧れの存在なのか。
「私、みたいに弱くなくて…私みたいにうじうじしない。がかっこいい」
「そうか。でも…うじうじしてる所や弱い所は人もそうだぞ?」
「え…?」
「人は最初から弱いんだ。でも…ヒーローは絶対いる。よしのんじゃなくても…憧れなんだ。俺だってそうさ。憧れは誰にでもある。だけど…自分の失うリスクがあるんだ。変えたい。って思っても変えれない。それが人の弱さであり、四糸乃の個性でもあるんだぞ?」
「私の個性…?」
「ああ。俺たちも…風都のみんなに感謝されてる。それが‥御慈悲でも嬉しいんだ。存在が認知されてるって事を」
「存在を分かってくれる…」
「ヒーローを目指さなくてもいいんだ。目指すのは…自分の理想じゃなくても、自分のなりたいものになればいい。それだけでいいんだ」
「あ…り…がとう」
「いいってことさ」
俺は士道を見た。士道も少し笑っていた。
「これが計算されていたらすごいわね」
っと琴里は少し褒めていた。
「司令。パペットの解析が完了しました」
「なぁ、四糸乃。何でASTに反撃しないんだ?」
「痛いのが嫌いなんです。怖いのも嫌いです。きっと…あの人たちも痛いのも怖いのも嫌いです」
「四糸乃…」
俺と士道はその言葉に四糸乃の思いが少しずつ分かった。
「でも、私…弱くて、怖がりだから…一人だとダメです」
「痛いのも怖くて…どうしようもなくて…頭がぐちゃぐちゃになるんです。そしたら…みんなに酷いことしちゃいそうで‥だから…よしのんは私のヒーローなんです。私が泣いてたら『大丈夫』って慰めてくれるんです…だから…だから」
俺は…四糸乃の頭を撫でた。
「…!」
「俺たちが救ってやるよ」
俺は四糸乃の目の前でそう伝えた。
「え…?」
「俺たちを誰だって思ってるんだ?風都を守る仮面ライダーだ。だから、お前が悲しくても…そばに仲間がいる。だけど、お前にも試練がある。だから俺がその弱さを向き合えるようにする」
その言葉は矛盾だった。でも…それでも…
「矛盾しても、四糸乃とよしのんを救ってやる。約束だ」
「はい…」
俺と四糸乃の本当の約束を作った。
「おい!ショウト!何故‥その女と…」
「いや‥!だから…!」
っと言葉の途中で…十香は何処かへ行った。
「何なんだよ…」
っといい横を見ると、四糸乃は消えていた。
『翔都!士道!パペットの場所がわかったぞ!』
あ、あれ。パペットって言うのか。
『ただ厄介な所に合ってな…』
また厄介な事が起きなように願わなきゃいけないのか…
続いて欲しい?
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