デート・ア・ジョーカー(W)(休暇)   作:鏡蓮

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よし。あと2話で四糸乃編は終わる。


第6話 Hとの会話/ヒーローとしての意味

「くそっ!どうやったら十香と仲直りするんだ?」

俺は昨日、十香と喧嘩してしまった。

「はぁ…」

まさか、誤解を招いてしまうなんて。

「十香!お願いだ!仲直りを…」

「ふん!どっか行って仕舞えば良いじゃないか!ショウトのバーカ!」

くそっ。まだ無理なのか‥。

「なら…少し昔の話を聞いてくれないか」

「何だ?自慢か?」

「違う!…ただ、関係ない話さ」

「…分かった。それなら聞いてやる」

俺は扉越しで座った。

「俺は元々弱かったんだ」

「……」

「悔しかった。目の前で死んでしまう人や…背中を追った人も」

「だから心から決めた。この街…風都を守れる強い奴にな」

俺はおやっさんや死んでしまったドーパントとなった犯罪者…その事を思い出すと…俺は自分のした事が悲しくなった。

「だから俺は小学生から仮面ライダーになった。もう…この街を悲しませないようにって」

「何を言いたい…?」

「だから、最初は弱くても…強くなればいいんだよ。大切な人を守れる様になれば…嫉妬なんてしないさ」

俺は…その言葉を言い、立った。

「仲直りが出来れば、俺はそれで満足だ」

そして…俺は探偵事務所を出た。

 

(何が…守れる様にだ。私は…強い筈なのに)

その疑問を十香は抱いた。

「それで…単刀直入に言おう。何故、君はショウが他の女性に会ったら苛立つんだ?」

レストランで十香は令音にそう聞かれた。

「何故、ショウトがここで出るんだ!」

っと十香はそう投げかけた。

「ん?何でそう言うんだ?」

っと令音はまた質問した。

「!?う〜〜〜!!」

っと十香は…髪をグチャグチャと触った。

「…私だって嫉妬くらいはある。けれど…キスをすれば話は別だ」

っと十香は…そう答えた。

 

「はぁ…士道すまないな。買い物に付き合って貰って」

「いいさ。俺たち相棒だろ?」

「助手じゃないのか?」

「相棒だろ!」

っと俺と士道が言い合いをし、道を曲がった。

「!?」

目の前には、四糸乃が座っていた。

「おい!風邪引くぞ!」

俺と士道は急いで傘を四糸乃にかけた。すると…四糸乃は服を引っ張った。

「…!四糸乃。あいつは…どうしたんだ?」

四糸乃の左手をみた。あの人形が無くなっていたのだ。

「まさか…探しているのか?」

そういうと、四糸乃はコクっと頷いた。

「大丈夫だったか?」

俺は四糸乃のカッパを拭いた。

「う…ん」

っとそう言葉を言った。

「やばいな…ハードボイルダーもないし…」

「そうだな…傘渡しておくのを先にするか?」

「そうみたいだな」

俺と士道はそう話し、四糸乃に傘を渡した。

「いい…の?」

「ああ。俺たちは大丈夫だ。ちゃんと見つけれる様に俺たちも探すからさ!」

っと俺と士道は協力をしようと言った。

「あ…り…が…とう」

「ああ。絶対探すぞ!」

っと俺と士道は四糸乃と共に人形を探しに行った。

 

「分かってるのか?」

「ああ、けれど…離したくなるんだ。あいつにはその方法しかないって言うのが分かっても」

「そうか。彼は守りたい物があるって言わなかったかい?」

「そうだな、言ってた」

十香と令音はまだレストランで話していた。

「あいつは…ここ風都を守りたいっていう思いがあるって事。そして…前、あいつらとショウトが戦った時に言っていたんだ」

『ここにいる風都の住民はな!俺の家族なんだよ!精霊もそうだ!俺は罪を憎んでもな!人を憎まないんだよ!人を憎む奴は…ただの犯罪者(ドーパント)と同じだ!だから…俺は守る!この街を…人を殺そうとする奴を!!』

っと…十香の目の前でそう言い放った。

「そうか。だったら…君を家族として見ているんじゃないか?」

「私を…?」

「ああ。彼は鈍感だからね。君の約束を守るって事は忘れないはずさ」

「そうか…」

十香は自分の誤解を理解していった。

「だからな、君は猛アタックして見たらどうだい?」

「猛アタックか?」

「ああ。彼なら…理解できるはずさ」

その言葉を聞いて、十香の心に火がついてしまった。

 

「くそっ。本当に見つからないな」

「ああ。それに…湿気が酷くなってきた」

俺と翔都は四糸乃の人形を探していたが見つからなかった。

ぐ〜っと隣から音がした。

「お腹空いたのか?」

「う…うぅん」

ぐ〜っとまた四糸乃のお腹が鳴った。

『休憩したらどう?それに聞けれるチャンスよ』

「よし!だったら行くか。士道の家に!」

「おい!?」

っと士道はびっくりした。

「翔都の家でいいじゃないか!」

「……」

「うっ、分かったよ…」

っと俺がジト目で見ていると、士道は諦めて自分の家に向かった。

「それで…四糸乃は…よしのんだっけ?それは自分でどういう存在だと思ってるんだ?」

俺は四糸乃によしのんのことを聞いた。

「よしのんは…友達です。そして…ヒーローです」

「ヒーローか…」

「はい。よしのんは…私の理想…憧れの…自分です」

そういう事か…憧れの存在なのか。

「私、みたいに弱くなくて…私みたいにうじうじしない。がかっこいい」

「そうか。でも…うじうじしてる所や弱い所は人もそうだぞ?」

「え…?」

「人は最初から弱いんだ。でも…ヒーローは絶対いる。よしのんじゃなくても…憧れなんだ。俺だってそうさ。憧れは誰にでもある。だけど…自分の失うリスクがあるんだ。変えたい。って思っても変えれない。それが人の弱さであり、四糸乃の個性でもあるんだぞ?」

「私の個性…?」

「ああ。俺たちも…風都のみんなに感謝されてる。それが‥御慈悲でも嬉しいんだ。存在が認知されてるって事を」

「存在を分かってくれる…」

「ヒーローを目指さなくてもいいんだ。目指すのは…自分の理想じゃなくても、自分のなりたいものになればいい。それだけでいいんだ」

「あ…り…がとう」

「いいってことさ」

俺は士道を見た。士道も少し笑っていた。

 

「これが計算されていたらすごいわね」

っと琴里は少し褒めていた。

「司令。パペットの解析が完了しました」

 

「なぁ、四糸乃。何でASTに反撃しないんだ?」

「痛いのが嫌いなんです。怖いのも嫌いです。きっと…あの人たちも痛いのも怖いのも嫌いです」

「四糸乃…」

俺と士道はその言葉に四糸乃の思いが少しずつ分かった。

「でも、私…弱くて、怖がりだから…一人だとダメです」

「痛いのも怖くて…どうしようもなくて…頭がぐちゃぐちゃになるんです。そしたら…みんなに酷いことしちゃいそうで‥だから…よしのんは私のヒーローなんです。私が泣いてたら『大丈夫』って慰めてくれるんです…だから…だから」

俺は…四糸乃の頭を撫でた。

「…!」

「俺たちが救ってやるよ」

俺は四糸乃の目の前でそう伝えた。

「え…?」

「俺たちを誰だって思ってるんだ?風都を守る仮面ライダーだ。だから、お前が悲しくても…そばに仲間がいる。だけど、お前にも試練がある。だから俺がその弱さを向き合えるようにする」

その言葉は矛盾だった。でも…それでも…

「矛盾しても、四糸乃とよしのんを救ってやる。約束だ」

「はい…」

俺と四糸乃の本当の約束を作った。

 

「おい!ショウト!何故‥その女と…」

「いや‥!だから…!」

っと言葉の途中で…十香は何処かへ行った。

「何なんだよ…」

っといい横を見ると、四糸乃は消えていた。

『翔都!士道!パペットの場所がわかったぞ!』

あ、あれ。パペットって言うのか。

『ただ厄介な所に合ってな…』

また厄介な事が起きなように願わなきゃいけないのか…

続いて欲しい?

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