幸運の女神に嫌われた男が終わった遊戯王GXに転生する   作:SOD

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こちら大分涼しくなったおかげで、急に執筆意欲が湧いてきました。

やはり適温。適温は体力を回復する。




追記
ヒロイン人気投票で棟梁とちょこで上位争いしてんの草なんよ


翔護「仕方ねえなぁ、サッカーでもするか。閻魔(こいつ)ボールな。」 ツクシ「わ〜い!」

鮫島「…………何故、私は助走を付けた飛び膝蹴りを人中に入れられたのかな…?彩刃くん?」

 

ちょこ「乙女心の弔い☆」

 

クロノス「どういうことですノーネ!?」

 

ちょこ「だって〜最近ずーっと鮫島校長に呼び出されてて、せっかく初めて出来た彼ピとお昼休みも過ごせなかったし〜やっと終わって、やーっと拓野くんとご飯〜♪

 

………とか思ってたところで、今度は拓野くんを呼び出すとか〜☆

 

なに考えてんだよ禿狸。」

 

 

鮫島「そ、それは申し訳ないことをしました……。しかし、アレはキミにとっても大切な……」

 

ちょこ「今一番大切なのは拓野くんとの時間だから。」

 

鮫島「はい…すみません。」

 

鮫島校長。彩刃部長の笑顔にすっかり縮こまっているな……。

まあ、そんなことはどうでもいいか。

 

拓野「すみません。鮫島校長先生。

私はどのような理由で招集を受けたのでしょうか?

 

クロノス教頭先生の様子から、火急の件かとお見受けしたのですが……」

 

鮫島「ええ。実に急を要するのですが………」

 

そう言うと、頭が痛そうに手で抑えた。

 

クロノス「まだ、呼び出した生徒の5人中、2人しか来ていないノーニャ」

 

拓野「二人…?彩刃部長ですか?」

 

アネモネ「私だけど。」

 

 

その時、その瞬間まで、彩刃部長の暴行事件に目を奪われていた俺は、それまで背後に居た死神に気付かなかった。

 

 

拓野「居たのか。お前。」

 

アネモネ「居たのか…って、私あんたが来る前からいたんだけど」

 

拓野「そうか。俺とお前が呼ばれてるってことは……残りの3人ってのは……」

 

 

ヒカリ「失礼します!」

 

ツクシ「まーす。」

 

 

ガラガラガラと台車の車輪が回る音と共に、校長室に入室する2名、否、台車に乗った者も含めて3名。

 

 

翔護「………zzz」

 

 

クロノス「寝ているノーネ……」

アネモネ「何でこの人登場するといつも寝てるの?」

鮫島「ま、まあ…お昼ごはんを食べた後に眠くなるのは、自然なことですから……」

ツクシ「飼い主は昨日の夜からずっと寝てるぞ?」

鮫島「…………。」

クロノス「いや授業サボってるじゃネーノよ」

 

拓野「やっぱり鳴海か。

 

つまり、ここに招集された5名の生徒と言うのは………転生者ということですか?」

 

鮫島「なんと……!?よく分かりましたね。拓野くん。我々が君を転生者であると把握していたところも含めて、驚きました。」

 

拓野「……鳴海が隠していないようだったので。2週間も経過していれば、充分情報が行き渡っている頃でしょうから。」

 

ちょこ「へぇ〜アカデミアの転生者が全員集まるの?

 

『青の王』がわざわざ禿狸の要請に応じてこんなところに来るとか、ぜんっぜん想像付かないんだけど〜☆ねぇ、ヒカリン?」

 

ヒカリ「は、はい……。そうですね。

『青の王』は、マスターすら霞むほど自由人ですから……。」

 

アネモネ「『青の王』……って、ニュアンス的にはオベリスクブルー番の鳴海翔護ってことだよね?」

 

ツクシ「ああ。普段は全然授業も出ずに寮の自室に籠もってるって噂で、オレたちは勿論。ブルーの生徒すら殆ど顔見ないってぐらい人付き合いを拒むヤツなんだ。」

 

鮫島「ええ。普段なら彼も、全く耳を貸しはしないでしょう。

しかし、今回ばかりは別です。何が何でも集まって貰わなければなりません。

 

なにせ、今回の皆さんに集まって頂いたのは、このデュエルアカデミアのオーナーにして、伝説の決闘者ーー海馬瀬人オーナーからの要請ですから。」

 

 

翔護「……………………海馬……瀬人………?」

 

ツクシ「うおっ!???飼い主が自分で起きた!?」

 

ヒカリ「ええっ!?どうしたんですかマスター!?お腹でも壊しちゃいました?」

 

翔護「………海馬コーポレーションとか言う、元軍事兵器開発事業を中心に活動していた会社を、根本から改革してゲームアミューズメント事業に着手。宇宙の未解明のエネルギーを紙切れに集約してカードを作るという、滑稽無糖な計画を、途中式を全部省いて答えだけを出し、常識を現実で黙らせた男。」

 

長台詞を言いながら、台車から降りる鳴海。

コケッ。

 

あ、コケた。

 

ヒカリ「ブブッーー!!」

 

ツクシ「ウオッ!?大丈夫か飼い主!ほら、」

 

それを見て吹き出す彩華と、寄り添う……ツクシ。(フルネームが分からない)

 

翔護「あークソ…………足が持たれた……。

ヒカリは後で覚えとけ。」

 

ヒカリ「ふんふ〜ん♪なんのことか分からないで〜す。」

 

翔護「ったく……。」

 

 

拓野「…………オーナー……海馬瀬人……」

 

アネモネ「高校生の時点で養父から会社を引き継いで社長になって、この世界の日本の支配者みたいな感じになってるヤバいやつ。

 

この世界に3枚しか存在を確認出来ない伝説のレアカード『青眼の白龍』の所有者でもある。

デュエルキングに近い立ち位置の存在だよ。心躍るんじゃない?」

 

拓野「そんなことはどうでもいい。」

 

アネモネ「え?どうでもいいの??もし倒せたらこの世界ほぼ敵なしなんだけど?」

 

拓野「興味が無い。」

 

アネモネ「ないの!?普通、男の子って、そういうの好きなもんなんじゃないの…?最強とか」

 

拓野「部活の高校生にも勝てない人間が、伝説になるような相手に勝つ?

 

嘲笑わせる。そんな幸運も、偶然も、俺の人生には存在しない。」

 

アネモネ「……あ、そっか。」←(元凶)

 

拓野「それよりもこのデュエルアカデミアのオーナー。つまり鮫島校長先生よりも上の権限を持っている存在の来校。

これは俺にとっては問題しかない。

 

高校生の段階で社長を引き継いだ男…………一般的な感性や人格はしてない可能性が高い。もし、嫌われるようなことでもあったらアルバイトの許可すら取り消されるかもしれない。

 

何よりソレを鶴の一声で出来るような人間が、この島に来ることが俺にとっては死活問題だ。どんな不運に見舞われるかも分からんからな。」

 

ちょこ「大丈夫☆拓野くん。もしクビになったって、ちょこがちゃ〜んと面倒見てあげるよ〜だからヒモになろう?なって行こう?

 

ご飯もお小遣いも税金も年金も、ぜぇ〜んぶちょこがなんとかしたげる〜

 

一生ちょこから離れられなくなっちゃおうよ☆」

 

拓野「…………ところで、残りの転生者は誰か知ってるか?鳴海」

 

ちょこ「あー!無視したー!!拓野くんちょこの愛の告白無視した〜〜!!」

 

ポカポカと殴られるも目を逸らし、ツクシにソファに運ばれた鳴海の方を見る。

すみません彩刃部長。俺、最終的にはこの世界を去るので……

 

翔護「カカッ。残り物の転生者か。

冷蔵庫に入れといた昨日のオカズみてぇな表現が実にアレらしいな。

 

つっても、ソイツはお前のとこのアネモネと同じで……加害者枠って言えば良いのか?」

 

アネモネ「ちょ!?やめてよ加害者枠とか!!」

 

 

 

拓野・翔護「「何も間違ってねえだろ。」」

 

 

 

 

拓野「殺された被害者だが?」

翔護「拉致されて異世界に軟禁されたが?」

 

アネモネ「うぐっ………な、何よぉ…異世界転生なんて、高校生くらいの人間には喉から手が出る憧れじゃん……加害者なんて言わなくても良いじゃんかぁ……」

 

 

ガチャリ。ふと、校長室の扉が開く音がした。

 

 

「おじゃましま〜す!!いや〜すみませんね校長遅くなって。

でも、わたし、結構忙しい身なので、アポ無しで呼ぶならこのくらい仕方ありませんよねぇ〜はい仕方ありません!

何せ私ったら今はもう学園のアイドル!!閻魔ちゃんマジきゃわな廃課金対象です!今も閻魔ちゃんコレクションカードを全151種類を集めたら公館で貰えるSSR『閻魔ちゃん際どい水着姿』カードの撮影をしてたところですもんね!

 

しょうがないな〜はい!!許してあげます!!ーーグボッ!!!??」

 

 

何か無闇にハイテンションな長台詞を延々述べていた女生徒が、突如に姿消して、代わりに鳴海の姿が現れた。

 

………いや、違う。女生徒が這いつくばっている。あとマンガみたいなタンコブできてる。

 

 

翔護「テメェ何俺より遅れて現場来てんの?偉くなったなぁコラ」

 

「うええええーーー!!??な、何で翔護さんが私より先に来てるんですか!?と言うか何で来てるんですか!?いつものパターンならシカトして寝てる筈なのに!!ズルいですよ翔護さん!!そんなに私に暴力を振るって悦に浸りたかったんですか!?やっかいファンにも程がありますよ!!こんなの剥がしですよ剥がし!!運営さーん!!」

 

 

ドゴオオオオオオオオンンン!!!!

 

 

小銭でも握りしめているのかというくらいガッシリと握った拳を、一瞬で女生徒に叩き込んだ鳴海。

女生徒は( ゚д゚)こんな表情して顔だけ出して床に埋まっている。

 

鮫島(; ゚д゚)「…………………ああ……修繕費が……!」

 

ヒカリ「すみません師範代!!ちゃんとこちらでお支払いしますので!!」

 

ツクシ「アハハハハ!!相変わらず閻魔は飼い主と仲いいな!

 

飼い主〜オレとも遊んでくれよ〜!」

 

 

翔護「仕方ねえなぁ、サッカーでもするか。閻魔(こいつ)ボールな。」

 

ツクシ「わ〜い!」

 

「ちょ!!何言ってるんですか止めてくださいよ!!

みんなのアイドル代紋閻魔ちゃんですよ!??私の顔に傷でもついたらどうするんですか!!学園中が嘆き悲しみますよ!?三日間は夜が明けませんよ!?」

 

ツクシ「まあまあ、大丈夫だって閻魔。

 

………3日くらい、世界が闇に飲まれても……人間は生きていけるからさ。」

 

閻魔「い〜〜や〜〜で〜〜す〜〜!!!!イジメかっこ悪いですよ!!争いは止めましょうよ!!命がもったいない!!!!」

 

翔護「命なんざ掃いて腐るほどあるわ。

今更人類の総数のケタが1つ2つ減った位で惜しむような価値なんかあるか。」

 

閻魔「ひっでぇー!!!!やっぱこいつ悪魔ですよ!!!!魔王ですよ!!!!バカですよ!!!!人の皮被ってやがる!!!!」

 

翔護「今俺にバカって言ったか?」

 

閻魔「ギャアアアアアアーーー!!!?ごべんなざいいいいいいいいいーーーー!!!!!テラフォーマーズ流頭蓋骨引き抜きの刑だけばああああああーーーーー!!!!!」

 

 

 

 

 

 

鮫島「…………………。」

 

拓野「………………鮫島校長先生。まだ在学期間の短い私がこんな事を言うのは、おかしいかもしれないのですが……」

 

 

鮫島「……はい。何でしょうか、拓野くん。」

 

拓野「もしかしてこの学園は、個性豊かな生徒を育むことを念頭に置いているのですか?」

 

 

鮫島「…………………………………せめて、キミだけはいい子でいてくれると、私はとっても嬉しいです。」

 

きっと遠回しなイイエなのだろう。

 

心中を察せずにいられなかった俺は。

 

拓野「はい。」

 

個性も面白みもクソもなく、模範的な返答を発言する事しかできなかった。

 

 

 

ゴオオオオオオオオォォォォォォォォォーー!!!!!

 

 

アネモネ「何この音?ジェット音?」

 

鮫島「まずい!!もうオーナーが来てしまいましたか!!

 

まだ黒羽くんは来ていませんが、全員ヘリポートに移動して下さい!!みなさんくれぐれも失礼のないようにお願いします。

 

下手すれば私のクビが飛びますから!!」

 

 

ヒカリ「はい!」

 

拓野「かしこまりました。」

 

アネモネ「はーい。」

 

クロノス「みんな、行きますノーネ!!」

 

 

 

 

ツクシ「おお〜!!すごいぞ飼い主!!閻魔の顔を蹴るとゴムみたいに首が伸びる!!」

 

翔護「カカカカカッ!!!!不死身とはこう使う!!!!ボールを相手のゴールにシュウウウウーート!!!」

 

ツクシ「ちょ〜エクサイティング!!!!オレも必殺シュートで返すぞー!!!!ドライブシュート!!!!」

 

閻魔「ゲババババババハバババ!!!????」

 

翔護・ツクシ「あはははははははははは。」

 

 

 

 

拓野「……………………。」

 

鮫島校長、今日で首飛ぶかもしれない。

雑巾とオキシドールと……ついでにゴム手袋も用意したほうがいいかも知れないな。

 

 

 

 




次回、何しに来た海馬瀬人(仮)
お楽しみに。

好きなヒロインを選んで下さい。

  • アネモネ
  • ちょこ
  • 棟梁(w)
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