寝て起きてクラフト案件。【完結】   作:ハヤモ

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最高責任者がいないと、交渉相手に困り泥沼化しそうですからね……。
本国に大臣達がいるとしても。
王の漫画内での横柄な口の聞き方などは度し難いですが、逃したらまた仕掛けるかもですし。

ですが、戦闘はほぼなし。
雑感が否めません。 許して(殴。



111.追討ちと降参

 

 

「逃がさねぇよ」

 

 

リムルに追い付いた頃には、残党が無力化されていた。

仕事が早い事で。 それでも生かして転がすときた。 甘ちゃんに変わりない。 クラフターは溜息を吐く。

 

 

「もう追手がっ!?」

「近習が一瞬で……!」

「……ふむ。 キョウヤ達では追手の足止めにもならぬか。 やはり素材は素材らしく生贄として扱うべきだったな」

 

 

相変わらず鳴き合っている。

通訳がいない以上、どんな情報が飛び交っているのか。 想像の域を出ない。

多分、命乞いだ。 だとして殺す。

他者を想えない奴が乞い諂うな。 潔く消えろ。

それよりボスは誰だ。 処分してやる。

 

 

「それにしても魔物の国の主が自ら出向いてくるとは」

「お前がラーゼンか? で、背後のがエドマリス王みたいだな……敵が屑でも責任は取らせたいんでね」

「儂らも善とは言えぬが、貴様らも正当性を主張できる程、善良な人間ではなかろう。 いや魔物であったな」

「お前らの方がコイツらより魔物だね」

「そうかね? 人間らしいと自負しておるが」

「確かに選んで殺さないな、コイツらは。 無関係な民も王も悪魔も竜も。 それこそ神にも挑戦するだろうさ。 もうやってるかもだけど。 それでも……嘘偽りなく生きている」

 

 

派手な衣装を着ている奴がボスだろうか。

いや、それにしては弱そうだ。 側いるハゲは元世界の村人に似て非なるものの、同じく弱そうである。 怯えているし。

どちらかというと庇う様に前にいる老耄が強そうだ。 ハクロウとは似て非なる存在だ。 刀剣無いし。 だが得体が知れない。

 

 

「かの爆撃は主の仕業か?」

「コイツらだよ。 指示したのは俺だ」

「ふむ。 あの混乱の中でも密集防御陣形を組み、多重対魔障壁を発動したのだがな」

「そりゃ見事。 でも無駄だったと」

「兵の骨も残らぬ猛爆であったな。 魔素を介さない物理の法則を利用した何かか」

 

 

念には念だ。

各地を制圧した以上、余剰戦力が浮いている。

慢心しない。 手加減もしない。

マルチなら皆で分かち合え。

 

 

「で、覚悟は決めたか? 降伏するなら命だけは……国も助けてやる」

 

 

もしもし。 IRPは暇でしょうか。

 

───砲撃ですか? 突撃ですか?

 

はい両方です。

座標は───です。

そこを中心に半径───マス間隔で。

はい。 行進間射撃しつつお願いします。

 

手が空いた同志も現場に来る様に。

ボスらしき荒らしと対峙中。

 

 

「何を今更」

「言ったろう。 コイツらは選んで殺すほど上等じゃないぞ。 誰彼構わず殺す気だ。 今なら口聞いて止めてやる」

「ファルムス王国そのものを滅ぼすと?」

「国民はこれから苦労するぞ」

「同盟国はおろか、人間の信頼を失う行為だな」

「敗戦国は咎を負う……どうせ西方諸国、協議評会も通さず単独で攻めてきたんだろうが。 でなきゃ同盟国のブルムンドから連絡のひとつやふたつはある筈だからな」

 

 

諄い。

全員そのまま動くなよ。

 

 

「───王よ。 周囲に増援と思わしき影が無数。 それもひとりひとりが無類なき力を行使する者です。 もはや、ここまでかと」

「其方にも見限られるか。 であれば───」

 

 

弾着、今。

 

 

「ぬおおおっ!?」「またか!?」

「お、お前らぁ!?」

 

 

予定刻通り爆音が響き始めた。

TNT弾頭が弾着し始めたのだ。

ただし直撃弾は注文通りナシである。

先ずは周辺の地面を掘り返す。 ますます穴だらけになり、暫し見れば全てが繋がる深い塹壕となる。

それが我々と荒らしをグルリと囲む。 まるで逃げられ無い様に。 さもリング。 2重の意味で。

 

 

「お、お前らふざけんなよ!? 威圧にしてはやり過ぎだ! 俺ごと吹き飛ばす気か!?」

 

 

リムルが抗議の声を上げるが無視。

それより見てみろ。 BB演算による砲撃を。 これ、IRPが走りながら撃ってるんだぜ?

そして狙い通り……あいや指定通り荒らしに被害が及ばぬ程度に周囲のみに弾着させた。

驚異的な砲撃能力である。 既存のキャノン、いや創造そのものを超えている。

 

 

「ひっ、ひいいい!?」

 

 

そして現れる地下君主。

フルスロットルからの、爪アンカー射出での急停止、滑りながら現れた大きな黒曜龍。

街道が更に滅茶苦茶になったが、気にしない程の迫力だ。

 

 

「機龍……まさかこれ程の大きさのモノが本当に動くとは……なんと凄まじい技術よ。 威圧する為の虚仮威しでは無かったという事、か」

「本体まで出張らせたのか!? ミリムの時みたいに踏み潰すなよ! 俺にはトラブルの塊にしか見えないんでね!?」

 

 

荒らしも驚いている。

リムル、お前は既に見ているだろうに。

 

まぁ良い。 本番はここからだ。

創造主達は一斉に完全武装。 リングに溶岩を流し込み、死合会場を整える。

外野は弓矢を構える。 雪玉も構える。 溶岩に落とし込む腹だ。

IRPも前のメリー(快活)にディスペンサーの砲口をボス達に合わせた。

先ずはファイヤーチャージか。 格闘も可。

兎も角、整ったぞボス共。 さぁ、殺ろうか!

 

 

「降参じゃ。 煮るなり焼くなり好きにせい」

 

 

と思ったら殺る気を失うボス共。

ボスにあるまじき行為に皆が絶句する。

ここまでやったら普通……付き合うでしょ。




せめて漫画みたいな戦闘を……と思いましたが作者に創造(想像)力が足りませんでした。

戦後処理になりつつあります……。
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