寝て起きてクラフト案件。【完結】   作:ハヤモ

135 / 175
新刊を読みました。
転スラワールドも取り入れねば……。
といいつつ政治面はバッサリカット(殴。
情報戦も様々な組織や人々が絡む事でクレイマンの時より複雑になった感があります。
全て取り入れようとすると大変なので(逃。
一方でクラフト系は出したい(欲。
ラーメン・餃子とか(喜。
拳銃も出てきましたからね(暗黒微笑。

リアルが不安定で投稿が危ぶまれる作者。
エタる可能性も高くなってきました(殴殴。


謀略の薫り
130.現状と進展


 

 

「───というのが現状です」

 

 

辛辣同志が何かを垂れてる傍ら、創造主は格納庫でIRPとBBを弄り回す。

進展はある分、やっていて楽しい。 これだから人生は辞められない。 クラフト万歳。

 

 

「聞きなさいよ馬鹿達」

 

 

聞く訳ないだろ!

政治より創造が楽しい!

それに報告書として纏めてくれるなら、それで良い。 後で読む。

 

 

「どうせ読まないでしょ」

 

 

ご名答。 把握してどうなる。

 

 

「書く意味がないじゃないですか。 だから口頭で簡単に説明してあげたのに……」

 

 

暇な時に見聞きする。

今は目の前だ。 宇宙に行きたいだろ?

なら辛辣も集中しろ。 皆で協力すれば早く叶う。

 

 

「そうですが、国政にも興味持って下さい。 誰かに半殺しにされても知りませんよ」

 

 

やられたらやり返す。 倍返しだ。

誰であろうが、お見舞いしていくぞぅ。

西方聖教会か? あの女騎士団長か?

それとも内戦してるファルムスか?

欺瞞の国か? 東の帝国か?

ヤるぞぉ我々は。

個人も組織も敵対するなら潰すだけよ!

 

 

「シズさんにチクります」

 

 

よし! もう一度聞こうじゃないか!

 

 

「……はぁ。 なんでその素直さを初めから出さないのですか」

 

 

相手が悪い。 潰される。

恐怖とは備えなき時、不意に襲われ根付くもの。

 

 

「シズさんとは面識がありませんから、どれくらい恐ろしいのか分かりませんが。 馬鹿達がビビるくらいには強いんですね」

 

 

強い。 頷く他なし。

ハクロウやヒナタといった剣の腕とは別の怖さだ。 謎の気迫に襲われる。 シュナもそういう気迫を出してくる事があるのだが、かの環境下だと本気で剣や弓矢を握れないのだ。

君もいつか会う時が来るかも知れん。 気をつけろ。 白い悪魔だ。 リムルも悪食の意味で水色の悪魔だが。

 

 

「それ、本人に会ったら言っときますね」

 

 

無慈悲。

此処にも悪魔がいた。 緑の悪魔だ。 匠め。

 

 

「そうなりたくなかったら覚えといて下さい。 もう一度言いますから……今1番大きな問題はファルムスです」

 

 

早々に創造主は首を傾げる。

云う程の問題があったかと。

ファルムスの荒らし戦力は殆ど片付けた。 残存戦力は無い。 故に暫くは攻めて来ないと見ている。

なんなら現地で責任の押し付け合いからか、戦力の回復や増強に努めず荒らし同士で潰し合いを始める始末。 創造に相対する破壊のみの片手落ちの下衆。 反省する気配を全く見せない。

救いが無いね。 同情の余地が無い。 別に勝手にすればとも思うが。 荒らしは消えてくれ。 さすれば土地が手に入る。 それのナニが問題か。

 

 

「馬鹿達の視点ならソレで済むのでしょうが、国としての問題があります」

 

 

それで滅ぶなら滅んでしまえ。

荒らしに慈悲は無い。

 

 

「ヨウムさん達の事を考えてあげて下さいよ。 上が腐っていても祖国なんですよ」

 

 

帰属意識なんか知らない。

固執するなら再建すれば良い。 我々がそうしてきた様に。

 

 

「そうするんです。 前にも言ったでしょうが」

 

 

そんな気がする。 今や昔。

 

 

「でリムルさんは、悪魔に指示してわざと内戦が起きる様に仕向けました。 それをヨウムさん達に鎮圧して貰い新国王として統治して貰うという流れですよ」

 

 

面倒だ。 大抵は政治的な絡みだと理解する。

 

 

「今は新国王の貴族派と旧国王で別れて内戦中です。 そもそもの残存戦力が馬鹿達に派手にやられた所為で見る影も無いのですが、一応組織的な戦闘は発生している形です」

 

 

そうか。 だが内戦理由はなんだ?

内戦そのものはリムル達の思惑があるにしても、飽くまでも連中の意思であって連邦は悪くないと主張出来る様にしている筈だが。

 

 

「旧国王は戦争を起こした責任を取り、弟に王位を譲ったんです。 ですが戦争の責任……賠償は無くなりません。 その責任を旧国王に押し付けるべく兵を起こしたんです」

 

 

戦時、かなりの数を爆殺したのだが。

愚かである。 微力でも復興に回せないのか。

 

 

「出来ればそうするべきなのでしょうが、何事も理想通りにはいきませんよ。 創造の世界もそうでしょ?」

 

 

そうだな。 だが上手くいかぬからと更に荒れるのはどうかと思う。

 

 

「皆、貴方達みたいに強くないんです。 かくいう私も……」

 

 

…………。

続けてくれ。

 

 

「貴族派は属国化反対、多額の賠償金も払いたくないと新国王に加勢しました。 一方で旧国王には最早マトモな兵力がありません」

 

 

我儘な連中だ。

やはり荒らしは荒らしなのだ。

 

 

「そうですね。 だからこその内戦。 ここで旧国王側に着いたヨウム達が勝てば、腐敗した貴族派を消毒出来ます。 そうしてようやく新たな国を立ち上げられるというものです」

 

 

そうか。 ヨウム頑張れ。

現地の同志も幇助するだろう。

政治はやりたい者に任す。 我々はクラフトだ。

 

 

「今回はヨウム自らが勝利を掴まねば意味がないのです。 王になる為にも。 なので連邦が本格的に支援する事はありません。 馬鹿はともかく」

 

 

やりたいからやる。 それだけだ。

 

 

「羨ましい限りです」

 

 

君もな。

 

 

「で、ファルムスの計画は今はそんな具合に進行中。 次に獣王国の難民ですが、馬鹿達のお陰で瞬時に祖国が再建されたので順次帰還しています。 一部は技術習得等の為に残留しました。 傀儡軍の捕虜は土木や設備の人員として組み込まれました……リムルさん、優しいですよね」

 

 

だな。 我々なら皆殺しにしている。

勿論、叛意を見せたら殺す腹。

 

 

「その優しさが実ったのか、村人のクラフトも大きく進みました」

 

 

おお! それだけ聞きたかった!!

 

 

「道や建造物については既に存じてる馬鹿もいるでしょう。 一大プロジェクトである国家事業の街道整備の面では魔導王朝サリオンまでの道を整備中。 傍に宿屋を構えてます。 飯屋も作られました。 ラーメンや餃子という食べ物が新メニューとして出され始めてますが、既に食べましたか?」

 

 

食べた。 美味かった。

麺というジャンルの奥深さ、餃子というハラワタを食い破り味わう肉汁は口内に幸せと共に広がり最高だ。

肉をパンで上下に挟むハンバーガーも捨て難い。 携行食としても機能する。

それらも既にレシピを知り得た。 味は負けず劣らずだが慢心しない。 既に料理の世界に魅了された同志が村人のより良き飯を目指して日々クラフトしている。

 

 

「そ、そうですか……あの、それはココでも食べれます?」

 

 

なんだ。 辛辣同志は未経験か。

連邦の飯屋でも出ていた筈だ。 村人製が食べたければ其方へ行くが良い。

我々で良いなら、生活区画の厨房に行くと良い。

レシピもそこで知れる。 同志は試作品だとして納得してないが、それでも十分に美味かった。

 

 

「分かりました。 時間を見て食べようと思います」

 

 

うむ。 そうすると良い。

あの美味さを共有出来る仲間が増えるのは良い事だ。 そして新たなクラフトへの糸口にもなるだろう。

 

 

「後は街道に全自動魔法発動機の試作品が埋め込まれました」

 

 

ひょっとしてレコードみたいなヤツ?

そんな名前だったのか。 ふと昔、全自動卵割機なるものを作った同志を思う。 アレは単にクロック回路のディスペンサーに卵を大量に入れただけの代物だったが。

 

 

「ナニしてんですか、ホント馬鹿ですね」

 

 

馬鹿馬鹿煩い。

ナニに役立つか分からないのも楽しいんだよ。

 

 

「まぁ馬鹿話は置いとくとして……アレは有用ですよ。 魔素を使って色々出来る装置だそうです。 しかも魔素集積装置が組み込まれており、魔都周辺に限ればエネルギーには事欠かないそうで。 それにこの装置のお陰で魔素濃度を下げられます。 高濃度の魔素は人間は勿論、魔物にも毒ですからね。 リムルさんは大変喜んでました」

 

 

うむと頷く。

アレをシルクタッチで掘り返してみたものの、ジュークボックスに入らないからオカシイと思ったのだ。

 

 

「……で、その装置は捨てたので?」

 

 

捨てるなんてとんでもない!

アレはIRPに有用かも知れないからな。

今はインベントリに入ってる。 後で解析に回す。

 

 

「……ベスターさんに報告して補填して貰おう」

 

 

ひとつくらいで細かいな。

大丈夫だって安心しろよ。

 

 

「国を揺るがす大惨事を鬼リピする人達が云うと重みが違いますね」

 

 

褒めるなよ。

 

 

「褒めてないです……で、建築絡みだと他には……ミリムちゃんの住む城をジュラの大森林の南方に造る事になりました。 ミリムちゃんの領土が拡大した事を受けて、リムルさんが遷都を提案したところ頼まれたそうです」

 

 

それは面白いな。

正直、荒らしの為に城なんて造るなよと云いたいが、これを機に大人しくなれば良いなと思う。

暇があれば手伝おう。 ついでにTNTや様々なトラップを仕込んでやる。 ジオフロントを滅茶苦茶にした恨みだ。 今度はミリムのを滅茶苦茶にしてやるぅ。

 

 

「ゲルドさん泣きますからヤメたげて下さい」

 

 

それはどうかな?

あのピンキーストームには破壊される哀しみを知って貰いたいんでな。

謂わば教育だよ。 荒らしじゃないから。

 

 

「どんだけ過去を根に持つんですか。 前を向きましょうよ、もう」

 

 

皆、過去を大なり小なり引き摺っている。

そうだろう?

 

 

「私は……私のは違いますから」

 

 

そうだな。 悪い事を言わせたな。 すまない。

他に何かあるか?

 

 

「後は……まぁ、あまり言いたくないんで」

 

 

騎士団長、ヒナタが此方に向かってる件?

 

 

「えっ!? な、なんで」

 

 

知っちゃったもんねえええ!!

仕方ないね!

だって大陸中に同志がいるんだもん!

創造主は愉快な腰振りダンスと共に首と腕を激しく動かす!

もうどっちが上か下か分からない。

 

 

「それもそうでしたね……可能性はありました。 でも知らずに済めば平穏だった筈……」

 

 

それは違うぞ。

予め、あのク●アマビッ●団が攻めて来るのを知れたお陰で道中で待ち伏せできる。

勘違いする事なかれ。

向こうが仕掛けて来た。 故に殺す。 道理だろ?

今はブルムンド辺りかな。 フフフ……。

 

 

「道理じゃないでしょ!? ヒナタさんは最初こそ単騎で向かってました! これの意味するところは戦争しに来る訳じゃなく対話をしに来た可能性です!」

 

 

そうなら襲って来ないな。

ならば遅れて出立してきた連中……特にイングラシアから100騎の人馬が出陣した方はどう云う事かな?

 

 

「そ、それは……」

 

 

或いは、と。

 

創造主はコックピットに乗り込み最終調整。 修復したマリオネットハートを解析した事で出来る様になった電気信号通信は……今回は役に立たないか。

全自動魔法発動機の解析は後だ。 時間が惜しい。

 

 

「ちょっ、ちょっとIRPで迎撃を!?」

 

 

保険だよ。 飽くまでな。

それに……ヒナタの意思と周囲が関係ないならば……ヒナタを守る事に繋がるだろ。

 

 

「それって」

 

 

変だろ? 我ながらもそう思っている。

だがあの女は、ヒナタはシズの大切な教え子だ。

それに、実験協力してくれた恩もある。

 

 

「実験の件は協力してないでしょ」

 

 

操縦桿を握り、ペダルを踏み込む。

応じてやるさ。 臨機応変に。




トリニティも読みました。
時系列的にはクレイマン軍とのドンパチ中ですが、もしネタを取り入れられたら書くかも知れません。
……ただし、今後とも書けるか分かりません(殴。
政治的な部分をカットすると、すぐ追いついてしまうかもですが今回はこの様に。

新刊、ヒナタの人間性を感じられる部分とか見られて楽しかったです。 後は拳銃の登場に驚きました(●学生の作文並感。

また行き詰まったらマイクラサイドに堕ちるかも。
その前にモチベとリアル問題が。 ががが。

応援ありがとうございます。
感想・評価・意見等、励みになります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。