寝て起きてクラフト案件。【完結】   作:ハヤモ

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もうオリジナルになってますね……。
取り返しつくかなぁ(遠い目。

リムル達が知らん所でも好き勝手やるクラフター。


17.ウィッチモドキとスプラッシュ

 

 

「は? ジャガイモ? いるか!」

 

 

弾かれた。 ジャガイモが転がる。

無作法振りは水玉悪魔より上である。

 

 

「直接手を出すのを禁じられてなければ貴様らなぞ……!」

「誰かは存じないが、粗末にしてはいけない」

 

 

ピッグマンに拾われるジャガイモ。

そうだ。 落とした物は拾ってでも食べなさい。

有り余る食糧があるからといって無駄にしてはならない。

このピッグマンは見た目に反して弁えている。 実に好感が持てた。

 

 

「貴様も貴様だぞ! 人間如きに……!」

「一族郎党、飢餓に喘いでいる。 一刻も惜しい……恩人達よ失礼した。 いずれ礼をする」

 

 

かと思えば踵を返すピッグマン。

ジャガイモを抱えて何処へ行くのか。 水色玉を追尾した時の様に、その先に集落があるのか。

 

 

「……そうだ、名をつけてやろう! このゲルミュッド様が……」

「有難いが、飢えない事が先決なのだ……」

「おい待て! これでは魔王誕生計画に支障が……くっ、他を当たるか? いや、あれ程の逸材は中々いない……」

 

 

挙動不審なウィッチモドキだ。

まぁ良いや。 追跡しよう。 新たな集落がありそうで楽しみだ。

 

 

「……人間ども! これ以上邪魔をするな!」

 

 

火の玉が飛んできた。

避ける。 色違いの火だった。

火に着色したとでもいうのか。 その発想は無かった。 さも花火。

今度試すか。 シズが喜ぶと良いなぁ。 無謀か。 やっぱ花火だ。

ディスペンサーとRS回路を組まなければ。

 

 

「手を出すなとは言われているが……なに、人間の2匹や3匹、潰すのは問題あるまい」

 

 

敵対している。

明らかに敵意を向けているぞ。 アレ。

どこで間違えたのか。 元より悪印象なウィッチモドキだ。

殺すのに躊躇は無いが、原因は知りたい。 直接手は出してないのに。

 

……手ではなく、ジャガイモを与えたのがマズかったか?

 

 

「二度と邪魔立てしないと誓うなら、この辺にしといてやる……は?」

 

 

剣から林檎を構えた。 これ見よがしに食ってみせる。

どうだ。 色鮮やかな赤である。 好意的な反応を示せば正解だろう。

 

 

「舐め腐りやがって! よほど死にたいらしいな!」

 

 

火の玉が飛んできた。 避けた。

駄目か。 金林檎なら良かったか。 村人ゾンビならそれで効果があるし。

いや、相手はウィッチモドキだ。 ポーションを投げつければ良いかも知れない。

思いついたらやるべきだろう。

スケルトンにクリーパーを射抜かせる事でレコードが手に入る様に、何が条件か分からないのだから。

 

 

「デスマーチダンスッ!」

 

 

弾幕を張られた。 丸石で防壁を作る。

こいつもブレイズみたいな事をする。 が、シズ程では無い。

火の玉は壁に阻まれた。 丸石で十分か。

 

 

「一瞬で石の壁を!?」

 

 

こうしていると、しみじみ思う。

ネザーだ。 あの地での、特に広所に展開する防壁は丸石と決めている。

普段は撤去が容易な土だが、強度に不安があるのだ。

土壁はガストに破壊されて余りある。 特にネザーゲートは丸石で囲む。

被弾を許すと帰還が困難になる故に。

 

 

「おのれ! この俺が人間如きに……」

 

 

回想の果て、剣を構え直す。

左手は毒のスプラッシュポーションに持ち替える。

実験がてら殺害だ。 敵だし斬り捨てる。 心境は揺るがない。

投げ付ける。 もろ当たる。 スケルトンみたいに間合い取りをしないからだ。

 

 

「ぐわああああッ!!?」

 

 

脆い。 地面にのたうつウィッチモドキ。

アッサリしている。 歯応えが無い。

 

 

「……馬鹿な……こんな……ところ、で……」

 

 

結局動かなくなった。 こんなものか。

ドロップ品は無い。 しけてる。

 

クラフターは溜息しつつ、周囲を見渡す。

ピッグマンモドキを探しているのだ。

ところが見当たらない。 戦闘に夢中で見失った。

百害あって一利なし。 ウィッチは嫌いだ。

いや。 元の世界より、と前置きする。 ドロップ無いし。




毒耐性あるんですかね……?
たぶん無いと思っての話でした。
それにしたって、あっさりし過ぎましたね……。
漫画の方でも小物臭が強くて、あっさり殺されましたが。
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