寝て起きてクラフト案件。【完結】   作:ハヤモ

25 / 175
創造主、オーガの里へ。
自由度の高さを妥協出来ず。
文化圏(?)の違いがありますが、大抵はクラフターが悪い。

オーガの皆さんも魔法は使えたり、もっと強く振る舞える様子ですが、長引くのを嫌って省略(殴。


20.ちゃんばらと集団

「ええい! 邪悪な人間共め!」

 

 

集落を見つけたクラフター。

村人に角が生えているのはまぁ……今更多様性に驚きはしない。

代わりに、その地の文化、所謂和風は大変気に入った。

それ故、街を闊歩し観光。 特に大きな家に興味を示し、宅訪問を繰り返したところ。

 

 

「無礼千万!」

「覚悟なされよ!」

「御免!」

 

 

帯刀する者達に襲われた。 何故だ。

 

 

「異文化とはいえ人の家に土足で踏み込み、あまつさえ物品を漁るときた」

「ただの盗人では無さそうだが」

「頭領の元へ行くとは」

「急速に出来た街、その暗部であろう」

「前に来た奴の仲間であるか?」

「笑止。 また追い返し……否、斬り捨てる」

 

 

明らかに敵対している。 剣先向けられてるし。 振り下ろされもした。

訪れた際も歓迎した雰囲気ではなかったが、少々過激に過ぎる。

マルチでは仲良くしなきゃ駄目だよ。 クラフターは首を横に振った。

 

 

「くっ! 舐めておる!」

「生半可な斬撃は回避されるか」

 

 

……しかし興味深い剣だ。 湾曲している。 斬新だ。 貰えないかな?

 

交渉すれば貰えるだろうか。 いや駄目か。 敵対している。

 

 

「姫、若……お下がり下さい」

 

 

殺すか?

さすればドロップしそうだし。

クラフターは思い立ち、何らか手に持つ。

というかせざるを得ない。 囲い込まれた。 引くも押すも出来ない状況だ。 特に白い奴は強そうだ。

不動の構え、動かざる事山の如し。 あれはトロッコに乗りそうにない。

 

 

「冗談ではない。 次期頭領としての誇りがある。 生恥をさらすのは御免被る」

 

 

赤い奴も強そうだ。 残心の構えをしている時点でそうである。 その意気込みや良し。

 

ただクラフターは説教したい。

囲い込んだくらいで追い込んだ気になるな。 未熟である。 特に創造主に対しては土壁より意味を成さない。

武器の性能と戦士の数が戦力の徹底的差でない事を教えてやる。

 

 

「我等に囲まれ、最早逃げ場はあるまい」

「覚悟し……なんだと!?」

 

 

斬り掛かられた。 上と下に逃げた。

ある者は土を積んで上に。 ある者はスコップで地面に潜る。

なんともガラ空きである。 囲い込むならフェンスを使用するのを推奨する。 それも家畜相手の話止まりだが。

 

 

「たがが土柱如き……何故根元を両断、いや破壊されても尚空中に留まれる!?」

 

 

このまま水バケツをひっくり返す。 散るが良い。 溶岩バケツを使わないのは情けだ。 後ドロップ品への配慮。

 

 

「水如き……何故水流が生まれる!?」

「流される!?」

 

 

面倒事達を水に流す。

隙をつき、クラフターはエンダーパールで逃走した。

 

白兵距離、集団による乱打戦に持ち込まれるなんて珍しくも何とも無い。

対応の幅なんて様々に経験している。

特に仲間内での戦闘は此の比じゃない。 クラフターが本気で戦闘を仕掛けるなら、他にもやりようはある。

集落なら固定目標だ。 座標計算してTNTキャノン砲撃しても良い。 地下道を掘ってTNTを大量に埋設して起爆しても良い。

装備だってダイヤモンドフルエンチャント装備は当然として、上位金林檎やポーション各種を用いる。

チーム戦なら弓矢組と突撃の剣士組で分担し攻守を成り立たせるクラフトも並行して行われる。

特にこれは明らかに一方的な殺しだ。 此方は危害を加えていないのに。 改造もしていない。 建造物に侵入したりチェストの中身を確認したくらいだ。 盗みはしてない。

対して殺し。 これ重罪である。 対話も無く無遠慮に無作法、失礼というレベルではない。 天秤に掛けるまでもない。

怒って良い。 正当防衛だ。 遠慮の必要はない。 何かを使ってはならない規則は無い。

 

要略。 武器に頼り過ぎない事。

 

 

「げほっ……くそっ、逃したか!」

「不覚。 次はこうはいかぬぞ」

「いっそ、かの街に辻斬りをしに行くか」

 

 

300くらいいたが、冷静な者とだけ関わりたいものだ。

血気盛んな者は困る。 街の中央でクリーパー被害の如く迷惑。

 

 

「……お兄様、魔素もですが……彼等からは悪意を感じませんでした。 礼儀作法を弁えないのみでは無いでしょうか」

「何を言う。 ああも勝手に蹂躙されて黙ってられるか」

「……例の街から来ているのですよね。 そこの責任者に問いてはどうでしょう?」

「……その責任者達が来た様です。 お通しします」

「……そうしよう。 少し、熱に浮かれた様だ」

 

 

まぁでも……楽しかった。

クラフターは戦士でもある。 その命の語り合いの中、生きているという実感がある。

 

悪くない緊張感を味わった。 また一戦交えるのも悪くない。

それに彼等の事も知りたい。 また行こうかな。

互いに迷惑だとしても、そう思えたのであった。




無理矢理感が……。

リムル達とはなんだかんだ付き合いをさせたいですね。
クラフターの所為でクレーム処理が大変そうですが。

他の地でやった事は他にも繋がっていくものです。
オークの父王が敵にならなければ、軍勢がオーガの里を滅ぼす事も無いのです……。
ただ、頭領含む死んだ者達の性格等が分からない等の問題が……出すにも紅丸達だけを上手く丸めて行きたいですね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。