兵器(ブロック)を動かすべく、とうとうMOD(防衛の意味も込めて)か?
転スラ日記では様々なネタがあります。
海みたいな湖での休暇、七夕祭り、その為の笹取りに出掛けたガビル隊、スライムの食べ方などなど。
でも長くなり過ぎるとアレかと思い、程々に切り上げようとして……。
浪漫やら妄想やらを優先してしまい、謎の話に。 お兄さんたち許して(殴。
「街の地下にジオフロント!?」
基礎工事が大雑把に進捗したから、リムルとシズを連れて地下都市を見せてみた。
驚かれた。 当然だ。 通路帯は良いが大空洞に苦労した。 天井に張られた黒曜石の比ではない。
「すごい……」
「水の昇降機は……まぁ、地上でも見たけどさ……大規模な空間相手だと地上の全てが些細に見えるな」
通路を辿れば様々な実験室及び格納庫、避難所の仮住居等に辿り着く。 今見せているのは地下都市だ。
巨大地下空洞にビルが立ち並び、根元を整然とした道路が敷かれている。
規模こそ誇れるが……。
恥ずかしい話、これ予定外であった。
避難所としての機能を持たせるなら、こんな事しなくて良い。 地下を抉り取ってそのまま部屋にしていけば早くに完成したのだ。
ところが問題が起きた。 無骨反対派……景観厨が効率厨と揉め始めたのだ。
その間に整地厨が無心に作業した結果、こうなった。 草木も生える。 誰も反省していない。
「はははっ、避難所だとしても笑うしかないな! 魔王軍どころか宇宙人が攻めてくるってか? なら巨大ロボットでもあるんだろー?」
「……あるみたい」
「はっはっは………………………マジで?」
空洞はここだけじゃない。 隣接して別空洞がある。
ふふふ。 メインディッシュは其方なのだよ。
ウキウキウォッチタイムである。
都市ではなく格納庫なので小さいが、収まるモノがモノなので結局は大きく築造された。 整備も兼ねドックにもなる。
モノの為の搬出路も相応に巨大である。
……大小感覚が麻痺してきた。 クラフトしていると、中毒と感覚麻痺に陥り易いとはいえど。
「スッゲェ」「機械の……龍?」
整備通路に囲まれ鎮座するオブジェクトに、感嘆の息を吐くリムルとシズ。
地下都市とは訳が違う感動がここにある。
彼等が見ているもの。
それは浪漫を込めてクラフトされた心擽る、地下に君臨する君主であった。
ボディは黒曜石製の黒紫。 二本足で起立、エンダードラゴンの様に大型で雄大で勇しく、しかし尻尾や翼は省かれており。
サドルはなく内部に設けられたコックピットで操作出来る……という風にしている。
コレ程の規模を動かす為の設備は豪く苦労した。 最早既存のRS回路やピストン装置類では歯が立たない。 全くだ。 微塵にも。
信号伝達機構はリピートによる遅延レベルは話にならないし、各稼動部専用の動力、例えばRSブロックを込めれば済む話でもない。
そもそも組み込める隙間が無い。
仮に動かせても角ついたり固まったり、仮想敵の動きを捉えられないなら意味が無い。
完成するにも青空を掩蔽物として覆い押し寄せる……ウィザー級に圧勝して貰わないと困る。
武装だってディスペンサー等、既存兵器でどうしろという話。 "スナイパー対決"すら出来ない。
でなければ、結局創造主自らが剣を振り回した方が早い話に戻ってしまう。
もうこれ、ハリボテで良いよ……。
そうだな、ここまでの造形に出来ただけでも素晴らしいではないか……。
もう、ゴールしても良いよね……?
暗き地下空間。
そう皆が諦めて静まり返った頃、一筋の光明が降り注ぐ。
それは全く別方向組のクラフターから齎された。
まさかのネザーゲート検証班からだ。
ネザーには問題なく行く事が出来たばかりか驚愕は続き、かつての前哨基地すら発見した同志達。
そこに放置されていた原初ともいえるゲートに飛び込んだ結果……元の世界へ戻る事が出来たという。
そして、懐かしき彼の地からブロックを動かす事が出来る……極々一部創造主しか知らぬ"極秘装置(ブラックボックス)"を回収。
これを組み込む事で夢が実現するに相成る。
コレにより守護者は一応の完成を見た。
巨体はクラフターよりヌルヌル動くし、白兵からの乱打戦に備えて格闘すら出来る。
固定武装はディスペンサーだが、出力を底上げしているから弾速は目で追えない。
種類も豊富で、通常の矢もあれば毒や火もあるし、ファイヤーチャージもある。
右腕の様にTNTキャノン砲身も付く。 フルオート機構だ。 コックピットからの複数同時ロックオンで、目標距離を自動で計算し、起爆タイミングを勝手に調整して発射してくれる万能ぶり。 雷撃より速く強いと思う。
因みにモチーフは同志が昔、どこかで見聞したという二足歩行戦車。
眉唾だの冗談だの妄言だの実現不可能と唾棄していた誇大妄想兵器だったが、クラフトして良かったと思う。
だって格好良いじゃん。 浪漫は大切。
あ、暇があればアップデートします。
目指せ。
くらふたぁが かんがえた さいきょーのろぼ。
「しっかし、何処かで見た事あるロボットだな」
「私は分からないな……」
「……コイツ動くって? コイツらの技術はどこまで凄いんだか……それが俺達に牙を剥かない事を願うよ」
『警告。 外殻はイフリートの水蒸気爆発に耐えた石と同一。 現状のスキル、魔素での破壊は不可能です』
「……仲間の筈なのにさ、お前らが怖いよ」
「考え過ぎだよ。 大丈夫」
取り敢えず、元の世界から資材を移管する。
ゲート部屋に村人は立禁だ。 突然変異でも起きたら堪らない。 若しくは元の世界が荒らされるとか。
リムルも我々が怖い様子だが、我々もリムル達が怖い。
いつもじゃない。 心の闇に巣食うもの。
別にその時はその時だと納得はしているが。
気にし過ぎても仕方ないし。
ただ向こうが……この世界が我々を拒絶し牙を剥く時が来たならば。
我々もまた、それに応えよう。 そして、それすらも楽しむだけなのだ。
なんのMOD、兵器類か……。
お答えは出来ませんが、皆様の想像にお任せします。