寝て起きてクラフト案件。【完結】   作:ハヤモ

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カリュブディス戦へ進めてますが……。
漫画では同化しちゃってる奴を助ける手術の際、スキルが使用されてますよね。
変質者と暴食者の併用……でも作中のリムルは暴食者を取得してないんですよね。
ヤバイよヤバイよ……どうするよコレ(殴殴殴。


47.戦闘準備と出撃準備

 

『カリュブディス。 知性は無く本能のままに殺戮を繰り返す災厄級(カラミティ)モンスター。 死亡しても一定期間で復活を果たす性質を持ち、勇者により封印されていました。 なお、物質体を持たない精神生命体であるため、その復活には屍などの依代を必要とします』

「大賢者のおかげで置いてかれずに済んだよ……でも知性が無いのにこの街を目指しているってのが謎だ。 取り敢えず話し合いで退散願うのは難しいって事だな」

 

 

村人の集会にまたも混ざるクラフター。

毎度思うのだが、良く集まるものである。

シズがいるから、建築とか取引とか、特に大きな話の時程に沢山集まるのは既に知り得ているが、そういう生態なのだろうか。

あいや、外野や野次馬がいるのだから決められた村人の集まりなのだろうとは思う。

 

 

「あれは遥か昔に封じられたはず。 理由もなく封印が解けるなど考えられませぬが」

「事実でございます。 我が姉トレイニーが足止めを行なっておりますが、あまり長くは保ちません」

「……伝説では異界の魔物を従える能力があるとか。 魔法が通じないという話も聞いた事があります」

「これもヴェルドラ様消失の余波かもしれませんな……」

「……迎撃準備を。 非戦闘員はリグルの指示に従いジオフロントか森の中へ避難するように。 ベスター、ガゼル王へ連絡を頼む」

「は。 お任せを」

 

 

村人達が慌ただしく動き回る。

会議事体は解散した。

 

さて。 我々はどうしようか。

なにやら同志が遠くの空にて飛翔して来る大型モンスターを捉えている。 原因は十中八九それだろうて。

 

一応、シズにあらましを聞く。

どうやら強い敵が急速接近中らしく、討伐する事にしたという。

やはりそうか。 遠慮は要らぬ。

賛成だ。 創造主一同、強く頷く。

都市を荒らされては堪らない。 散らかす奴に容赦はしない。 それは元の世界でもそうであるし、この世界でも変わらない。

何より人的、建材資源の無駄な消費は避けたいところだ。

ミリムの悲劇的ビフォーアフターへの対処だけでも腹いっぱい……否、幾多の空腹になるのに、これ以上は勘弁願いたいのが正直なところ。

 

 

「……迎撃場所はドワーフ王国へ伸びる街道で行う。 整備してくれた皆には申し訳ないが、街が破壊されるより修復は楽な筈だ」

 

 

クラフターは顔を上げる。

恐怖に尻込みしている暇は無い。 寧ろワクワクしている。 武者震いともいうべきか。

 

 

「……みんなも手伝ってくれる?」

 

 

シズに問われる。

勿論さ。 そう答えた。 "荒らし"が来るのに何もしないなぞ逆に考えられない。

創造に相対する奴に容赦はしない。 遠慮も要らない。 逆にとっちめる。 シズも戦闘に参加するのか?

 

 

「そうするつもりだよ。 私にはもうイフリートの力は無いけれど、剣はまだ振れる。 全盛期とまではいかないけど、皆の為に戦う」

 

 

そうか。 無理はしないで。

いざとなれば逃げるように。 我々も戦地に立つ。 君が側にいるならば守る事も出来る。

 

 

「ありがとう。 頑張ろうね」

 

 

応。

ああ、それと地下のIRPも出すから宜しく。

 

 

「……へ? あの、大きな機械の龍……?」

 

 

そうだ。 こんな時に出さずしてどうする。

しかも相手はデカいんだろう?

なら余計に出さねば。 出し惜しみは無しだ。

既に操縦者となる同志が起動している。

 

 

『告。 地下から異音を感知』

「…………今回は許す。 百歩譲って許す。 だが味方は踏み潰すなよ、絶対に!?」

「……という事だよ」

 

 

当たり前だと返答する。

ミリムの破壊活動に時間を割かれて、碌な改修が出来なかったIRPだが、全く何もしていない訳では無い。

操縦も訓練したし、操縦系統そのものも改良して動かしやすくした。

同じ轍は踏まない。 武装はマイナーチェンジレベルであるが、アップグレードしている。

IRP。 ご期待下さい。

 

 

「あー……みんな。 これからデカい機械仕掛けのドラゴン的なのが出て来るけど味方だから安心するように。 それと、踏まれないように気をつけて」

「……まさか噂の?」

「何かあっても責任取れません。 いや取らないとならないか……俺、国主だし……はぁ……」

「リムル。 今は今で、ね?」

 

 

敵は空を飛んでいるらしいが、IRPは対空戦闘も考慮している。

具体的には飛翔体、その群をロックオンしたBB回路が、その空中付近で起爆する様に弾頭を点火させ発射。

空中飛翔体、群勢は高速飛行する可能性やスケルトンの様な間合いを取る行動、回避行動を取る可能性がある為、フルオートキャノンによる弾幕戦法……エリア起爆識別圏を定め敵のいる座標領空全体を爆炎で包み込む。

攻撃中も砲身転換する事により、一箇所のみならず空全体を爆破する様な攻撃も可能だ。

例によって演習の1つすらなく即実戦投入なのは不安しかないが、まぁやるしかない。

そうしてまた問題点を見つけて改善していこう。

創造とは失敗したら腐るのではなく、寧ろそこから生々としていくものだ。

いやぁ楽しみだなぁ。 今も、その後も。

 

 

「みんな、これは戦いだよ。 真面目にね」

 

 

勿論だ。 それは決して忘れない。

だがどうしても。 戦闘というものはハラハラし、生きている実感が生まれてしまう。

特に新参の相手。 どんな見た目や攻撃をしてくるか。 どんな素材が得られるのか。

何よりこの経験から学ぶべき事は何か。 多くの創造への道が垣間見えてワクワクしてしまうのだ。




詐欺の如く繰り返し使用される言葉。
突如として更新が止まる危険性が(ry。
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