様々な言葉が当てはまる創造主の生き様。
マルチなので本編とは別方面もいる訳です。
さても時は同じか少し戻りトリニティネタ。
「リムル様がドワーフの国から戻られた!」
村人が嬉々と集合して行く手を遮る。
繁殖行為か。 いや違う。 ナニも起きない。
強いて言うならリムル絡みだ。 間接的にも我々を苦しめるとは。 流石は悪魔と褒めてやりたいところだ。
「ドワルゴンで友好宣言してきたらしいぞ」
「堂々たるお姿でガゼル王にも引けをとらなかったそうだ」
とはいえ村人相手に荒ぶるのも馬鹿らしい。 迂回する事に決めた。
クラフターは不浄な大地から清浄なる空を見る。
道が無ければ作るだけなのだと。
クラフターは比較的低密度住宅に梯子をかけつつ登った。
屋上伝いに移動する腹だ。 流石に上は大丈夫だろうと。
梯子は良い。 土や丸石だと悪目立ちする。 湧く要因にもなるし何より景観破壊はしたくない。
一方で梯子なら最悪撤去しなくて良い。 湧きやしないし後で使う事も出来る。
「そりゃあリムル様だぜ? あの魔王ミリム様とマブダチなんだぞ」
屋上に登ってみると、目論見通り空いていた事に頷いておく。 それでも何人か見受けられるのには呆れる他ない。 思えば有翼村人も屋根上にいたと振り返る。
今更ながら何処にでもいる気がしてきた。 初期スポーンの洞窟にすら住み着くのだし。
「ミリム様とマブダチですって!? 最弱のスライムとミリム様が……!?」
聞き覚えがあるハァンがしたと思い下見れば……いた。 ミリム関係者の水色村人が。
魔国連邦は狭い。 物理的にではなく精神的な話だ。 思わず溜息を吐きたくもなる。
「屋根伝いに……でもこの国の建物は大抵高すぎるし……ん?」
目と目が合う瞬間、身体が重くなる。 鈍足のポーションを浴びた訳でもナシに。
「あなた達! あたしを上げてくれない?」
足下に来る光景はゾンビのそれだ。 思わず弓矢を握っては直ぐ手ぶら。 砂利やTNTがあれば落としたかも知れない。 相手がスケルトンじゃなくて良かったと思う。
「一瞬弓矢が見えた気がするんだけど……気の所為かしら。 それより上に上げなさいよ」
図太さは相変わらずか。 村人らしいとも言えるが。
さても訴えている。 何を言っているのか理解出来ないが、アイアンゴーレムの動作をした事で合点がいった。
この場にゴーレムはいない。 作れと。
まさか村人に防衛力を指摘されるとは。
クラフターは自らを恥じた。
迷惑系村人だとした独りよがりな思考を忸怩しつつ、創造主は頷いて見せる。
異常があれば速やかに対処するのがクラフターだ。
「あら、路地裏に梯子が掛けられていたのね。 これなら誰でも……って何してるの」
都合良く持ち合わせた鉄ブロックをT字状に設置。 中央上にカボチャを置く。 出来た。
「え、えええ!? これがシズさんの言っていたゴーレムの作り方!? え、なんかバラを渡してきた!? 本当に自立してるの!?」
驚かれた。 なんだ。 クラフトの瞬間は初めてか。
その慌てふためき様は面白い。 ゴーレムからバラを渡され更に荒ぶる。
急にサービス精神旺盛になったクラフターは同じ白で似て非なるもの、雪ブロックを設置した。
縦に2個、その上に同じくカボチャを置く。 出来た。 安上がり、無限雪製造機にもなるスノーゴーレムだ。
「今度は雪で!?」
敵に雪玉を投げるだけで基本ダメージは与えられないし、体力も無いから直ぐやられてしまう。 雨でもやられる。 勝手に動き回れば松明の無い所は雪だらけにされるし。
その為、あまり都内に配備していない。 ただし関所や郊外には専用櫓に入れて見張番代わりに立てた。
雪玉も馬鹿には出来ない。 ノックバックが起きるから落とし穴の様な罠に敵を嵌める事が出来る。 要は組み合わせや発想次第だ。
「驚かされてばかりね……あなた達には」
ついでに鋏も使いよう。
カボチャ頭を撤去、素顔を見せてやる。
また少し驚いてくれる。
クラフターは笑顔を浮かべ頷いた。
間違いが有ればすみません……。
バージョンが高いと、ただのカボチャを鋏でくり抜かれたカボチャにしないといけないみたいですね。
昔はカボチャは顔有り(くり抜かれた)一択状態だったので、そのまま使えた気がします。
昔が懐かしいです。
そう思えるだけで価値ある世界、人生かも。