生きてシズ先生と教え子に会わす方向へ。
短め。 またクラフトせず会話メイン……。
「突然だが、ここまでの案内ありがとな」
若人の建物を後にした我々はトリオと合流。
その後の夜食の席でリムルがハァンと鳴く。
相手はトリオだ。
「……クビ?」
「違う違う! そうじゃねーよ!」
「あのね、リムルと共に教師を務める事になったの」
「そんなワケで旅は中断だ」
シズの話から予想して、今後は教え子の教諭をやるらしい。
良いんじゃないか?
我々にもそういった者はいる。
更に言えばクラフター皆が教師とも云える。
新人教育然り。 建築、RS回路然り。
シズ達が何を学ばせるかは知らないが。
我々も助教しよう。 焼鳥やスープを食しながら思った。
あわよくば、新たなマインクラフターの誕生だ。
「教師でやすか?」
「大丈夫なのか?」
「無茶しないでねぇ」
「まぁ何とかなるさ。 シズさんもいるし」
「この人達もいるからね」
シズに微笑まれた。
反射でお辞儀する。 また食事に関する説教を喰らうと身構えたが違って損をした。
「いや、その人達も行くんでやすよね?」
「子供達が変な事を覚えないかなぁ」
「だ、大丈夫だろ。 そう簡単に真似出来るモノじゃない」
「万が一の時は私が止めるから」
またシズに微笑まれた。 今度は悪寒がした。
一体なんだったのだろう。
何か悪い事をしただろうか。
食器の使い方か、皿の持ち方か、食い方か。
「旦那、あと、その……彼等もあるが」
「どうしたカバル。 コソコソ話して」
「……シズさん、学園では鬼の教導官と呼ばれていたらしいぜ」
「いや嘘だろ。 シズさんって優しくて追いかけっことかお絵描きをさせるイメージが」
「女教師に夢見過ぎだって旦那」
「…………なんで俺のシズさん像、壊すんだよぉ」
「ちょっ、泣くなよ旦那!?」
一方でリムルはハァンと鳴き出した。
相変わらずトリオといると何かしら騒がしい。 楽しくて良い。
「ちょっとカバルゥ、何話したのよぉ〜」
「旦那を泣かすって、どんな話題でやすか」
「駄目だよ、仲良くしなきゃ」
「いやいや! ちょっとした世間話ですよ!」
「世間話なのに、なんでコソコソするのかな? 私には聞かせられない事?」
「シズさんの笑顔が怖いッ!?」
シズの微笑みがトリオに向けられる。
今だ。 食糧を掻き込む。
取られる心配はしていないが、やはり食事は好きなように食べたいので。
「ま、まぁまぁ。 じゃあ教師生活をするにあたって、住む所はどうすんだ?」
「ユウキが手配してくれた。 自由学園にある寮の空室に部屋を借りる」
「2人暮らし?」
「いやいやまさか。 別室だよ」
しかし何を教えよう。
やっぱ木こりか。 いや採掘か。 釣り?
シズみたいな例もある。 ここは剣?
エリトラ飛行は……早すぎる。
何にせよ現地入りしないと分からない。
ストレージには一通りのツールを用意しよう。
「じゃあ暫くテンペストには戻らないのねぇ」
「そうなるな。 連絡したり、時々帰ろうとは思うけど。 余裕が出来てからだな」
「皆、ここまでありがとう。 また一緒に冒険出来て楽しかったよ」
「此方こそ! 何かあったら連絡して下さいよ」
まだ食事の席だが、解散の雰囲気だ。
我々も食うのを中断してお辞儀しておく。
「おう。 また頼むな」
「寂しかったら呼んでよねぇ」
「どうぞお元気で」
「呼ぶ時は遠慮なく呼んでくれよ。 俺らも遠慮なく集らせて貰うんで!」
「……逞しくなったな、お前ら」
「ははは……喜んで……良いのかな?」
先んじて餞別を渡しておく。
今回は連邦でクラフトした酒だった。
そしたら喜んだ。
何よりだ。 クラフターも笑顔で頷いた。
学園編、どうしよう……。
リムルのみならず、シズさんもいます。
勿論、クラフターもいます。
どう絡ませよう(遠い目。