やべ、防寒具全部脱げた。まぁここは一言目が大事だよな…
「…怪しい者ではありません!!」
「いやどうみてもフシンシャだろ!!」
「…いや、これは何も武器とか無いって言う表現で…」
「フム…なるほど。だが、怪しいのには変わりない。オレの拠点にこい。」
「(何とか通じた…?)わ、分かった…」
「あと、途中で取れた服も持ってきな。」
「あ、バレてた?」
「バレバレだ。」
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あれから数分後、ちょっと狭い穴蔵に着いた。どうやらここが彼の言う拠点らしい。
「ココで人と会うのは初めてだ」
いや君、頭に三本ツノ生えてるけど人なの?、という言葉はしまって置いて…
「…いや、僕もだけど。」
「…オイ、その防寒具貸せ。」
「え…あ、うん。」
「…針代わりになるものと糸代わりになるもの持ってっか?」
あ、直してくれんのね。ありがてぇ。
「一応、骨で作った針と繊維の糸なら。」
「縫もんには自信がある。あと、縫ってる間、オレの質問に答えて貰う。」
「なるほど…分かった。話せる事なら話すよ。」
「じゃあまず…オマエ何処のヤツだ?」
いや何処の中学校か聞くヤンキーみたいに聞かれても…
「草原地帯から来た。」
「いや、それもそうだがオマエはどういう世界から来た?」
「…地球の日本、東京だよ。」
「おお、オレと同じ世界で同じ国か…俺は北海道だ。」
「え?外人さんじゃないの?金髪だし。」
「バカ。親がヨーロッパ人なだけだ。コレのせいでオレのコト見たヤツ、勝手にヤンキーとか思うヤツ多いんだよ、マジで。」
いやそれ言動にも関係あるだろ絶対。
「あとそこの物陰から見てくる黄緑のモニターはなんだ?」
隠してたのバレたかー。
「(バレたみたいだしモニターさん来ていいよ~)
あ、彼?…いや、彼女?はモニターさん。本名は補助システムって言う僕の事を助けてくれるシステムの方で…」
「システムってなんだ?」
「え?知らない?んじゃ、わかる事なら教えるよ。まず―」
かくかくしかじか
「なるほど、スキルくれたりモノくれたりしてくれんのがシステムなのか。」
「…うちのモニターさんみたいに教えてくれる存在はいなかったの?」
「いや、一応この世界に来た時、案内の本を貰ったんだが…」
なんか難しい顔してるな
「実は…オレって本が苦手でな…漢字も全然読めねぇ」
「なるほど本苦手?」
「いや…ヨーロッパで生まれて北海道に引っ越して来たからあんまり日本語が苦手でな…あー、アニメとかで日本語を知った事も多い…」
「アニメ好きなのか…ってなんかフラフラしてるけど大丈夫!?ちょっと!」
「実は…うぅ…ぐっ」
彼はそう言い残し、いきなり倒れこんでしまった。