ライバー同士は仮面をつけてても、機能の力でお互い顔の表情がわかる。
「やぁっちまったぺこ~!」
シュバルツは頭を抱える。凄いオーバーキルを叩き込んだな…
「ま、まぁ、撮れ高は良かったんじゃないですか?」
やばい、フォローになってない。コメント欄見てみよっと。
『さすがシュバ様。』『ニュジオも頑張ったな。』『これがシュバルツの強さか!』
おお、盛り上がってる、ちょっとシュバルツをこっちに誘導するか。
「シュバルツ…コメ欄コメ欄!」
「盛り上がってる…でもこれからしゅばーらは何処に住めば…」
凄い女々しくなってるやん。てか一人称まで変わるのかよ。凄いなライブウォッチ。
「…んー、分かった、(こうなったのは私のせいかもしれないし…)いい案あるからまず変身解こうか?」
「うぅ…分かったぺこ…」
~変身解除~
「(ほら!配信終わるまであっちの方行ってて!)まぁ、という事で…シュバルツのお家が壊れてしまいましたが、強いシェイドを2体倒せたので良かったです!
あと、シュバルツはちょっと放っておいてあげてください…という事でおつジオ!」
「シュバルツ…大丈夫?」
「大丈夫なわけないじゃん…もう…」
ん?口調がいつもと違うぞ…?
『(ニュジオ様、今の彼女は精神的ダメージを受けすぎています。なにか食糧を持ってきましょう。)』
「(まて、今なんて?)」
『(食糧を持ってきましょう、と言いました。)』
「(いや、その、アイツの性別は?)」
『(…女性ですが?)』
『(え?どゆこと?ニュジオ君わかんない…)』
『(彼女は完全に見た目からして男になりきってますが、出会った直後、スキャンしたところ性別は女性でした。)』
マジすか(;・∀・)
「え?ねぇ、シュバルツってさ―」
直後腕に激痛が走る。
腕を見てみるとそこにはモニターさんの手でホールドされていた。
「(何すんのさ!?せっかくはっきりさせようと思ったのに!)」
『(いけませんよニュジオ様)』
いてっ、デコピン食らった。
『(彼女は必死に性別を隠しています。それが今バレたら精神的ダメージが倍増する事は確定です。まず今もこの先もこの話題はタブーとしましょう。)』
「(つまり…アイツの嘘に乗れって事か。《キメ顔》)」
『(?なぜキメ顔をしたかは分かりませんが…ワタシのサーチによると、この地域には甘くて美味しい果実があるそうです。それを探して彼j…いえ、《彼》に渡しましょう。)』
「(OK、そのクエスト受注させてもらおうか。)おーい、シュバルツ~!」
彼女を呼ぶと泣き腫らした目でこちらに近ずいてきた。
「ちょっと見てろよ~、(インベントリ…)行くぜ![スキル:大工の勘]!」
ログハウス建築の時に余った資材と得た新スキルで寒さをしのげそうな空間を数分で作る。
「な、何それ…?」
「シュバルツ、人は戦闘が全てじゃないのさ。というわけで僕はちょっとヤボ用済ませてくるからそこで待ってな。
…あと、防寒具。使わせて貰うよ!」
ちょっとした決めポーズをとって、甘くて美味しい果実、とやらを探しに走る。
「絶対そこから離れるなよ~!」
そう言いシュバルツに手を大きく振る。それに続きモニターさんも手を振る。
さてオタカラを取りに行きますか!
仮面ライダーエグゼイドの九条貴利矢さんのネタを入れました。そこを書いてる時、ちょっとニヤッとした自分がいました(笑)