迷惑や心配をおかけしてすいませんでした!
「いやはやこんな雪山に登るなんて人生初かもなー。シュバルツだったら登ったことがあるのかな?」
『さすがにこのサイズの雪山に登る機会はそうそう無いでしょう。』
「あーでも、スキー場の山とかってこんくらいかなぁ…?」
『…《すきーじょう》とは?』
「え?知らない?んじゃあここはひとつ、僕がモニターさんに教える番だね!」
僕達2人…いや、1人と1システムは、お目当ての果実を探す為に、その果実がある雪山を登っていた。しかし道中は何も無いのでちょうど暇を持て余していたところだった。
『なるほど、ニュジオ様がいた世界にはそのような遊びと場所があるのですね。』
「モニターさんって意外と僕のいた世界の知識って、実はあんまりないの?」
『ニュジオ様との日常の会話で苦にならない程度の知識はありますが…』
「そうかー。ん?でもマネーシステムのおっちゃんは凄い知識持ってるよなぁ…。マネーシステムの昔の話とかされた時、ずっと書物読んでたよHAHAHA~みたいな事言ってたからな~。」
そんな事を言って、ちょっとだけあのうるさいのを思い出す。
『…マネーシステムで思い出しましたが、あのシステムは《この世界にあるもの》も売ってるとか小耳に挟んだのですけど…』
「…それで?」
『それを使えばすぐ果実が手に入るのでは?』
いいとこついてるね~モニターさん…でも
「ん~甘い!キャラメルくらい甘い!ちょっと効率的に考えちゃってない?
まず、よく考えて!お店で買った野菜と自分で育てた野菜ってどっちが美味しいと思う!?」
『…お店の方が格も高くて安全でいいのでは…』
「ッスゥーーー…ま、まぁ確かにそうかもしれないけど僕からしたら愛着が湧いてる物ほど美味しいと思う!
じゃあ対象を変えるとしたら…ログハウス!
売ってるログハウスと自分で作ったログハウス!どっちが良い?」
『…要は人間と言うモノは自分の手で作った物の方が愛着が湧き、そして素晴らしく感じる…という事でよろしいですか?』
む、モニターさんには分かって貰えなかったか。でも…
「まぁ、これは
つまり…」
『つまり?』
「果実が成っている場所の土壌などを調べ!土を持って帰り!そして栽培する事だぁ!」
『なるほど、それなら理にかなっています。いくらなんでもあのマネーシステムと言えど、その土壌の細かい部分まで再現した物は無いはずです。』
有ったらあのおっさんのこと崇拝するわ…
「ま、何事にも今は努力。天才にはなれなくても秀才にはなりたいからね…ってあれ?」『おや?』
目の前にあるのは白く綺麗な果実が実っている細木。これは…
「[植物博士]!」
[
「ついに努力が実になった!」
『…それは…かなりサムいですね。』
「?雪山だから寒いんじゃない?」
とにかく上手くいったぞ!