「とにかくオマエが作った箱に行くぞ!立てるか?」
シュバルツは力強く拳を握りしめこちらを向く。
「いや…それが、身体に力が入らないんだ。」
思い返せば急な下り坂を滑りながら全力疾走だったからな…
「なるほどな…黄緑のへんなのいるか!?」
ん?それモニターさんのこと?
『私の名前は補助システムですよ…大丈夫です。私はニュジオ様に守って頂いたので…』
少し悲しげにモニターさんはそう言った。
「ならへんなのは動けるな!じゃあ…よっこらせ…っと」
まだそれで呼び続けるんだ…って思ったらいきなり持ち上げられた。ってこの持ち方は…
お姫様抱っこじゃねぇか!
「えぇ…」
おんぶでもいいのにわざわざそっちかよ…と思ったら
「よし!快速で行くぞ!!ぬおおぉぉぉぉ!」
凄い速さで仮拠点に向かって走っていく。凄いな破人は。
あと振動で痛いんだがまぁいいか…
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無事に仮拠点についた訳だがまぁここで治療させて貰うとするか。
「よし、インベントリ。えーと薬草傷薬…」
そう言って自前の傷薬を取り出す。
「おいニュジオ、それはなんだ?」
少し訝しげにシュバルツが聞いてくる。
「これ?自分で作った傷薬だけど?」
と、言ってシュバルツに見せる。
「す、スゴい!オマエって家だけじゃなくて薬も作れんのか?やっぱりオマエはオモシロイ!」
シュバルツは目をキラキラさせてこっちを見てくる。そんなにすごいことかな…?
「ハハハ…あ、それなら今薬塗るから、この草と同じ物を集めてきてくれたらシュバルツの傷薬作るよ?」
と言い薬草を見せると、いいのか!?、と言わんばかりに速攻で集めに行った。
そろそろ薬草の在庫がなくなってきたから作製代として少しだけ取ってきた薬草頂くか。
「取ってきたぞ!」
元気にシュバルツが帰ってくる。出会った時よりこちらに対しての警戒心が薄れた気がする。
「こっちも塗り終わったしそっちも怪我とかあれば塗っておいたら?…まぁ僕はその間にここでしか生えてない草とか見つけに行こっかな?」
一応見られたくないとことかもあるかもしれないし草を取りに行くとしよう。
で、見つけたのは多かった順に[薬草][ポカポカ草][ハーブ草][辛み草]そして[粉雪草]の五つ。
帰ってきた頃にはシュバルツも薬を塗り終わり、その後、手製薬の作り方を教えた。
「いやー、なるほどな!オマエはアタマの回転がスゴいな!…ところで忘れてたが、オマエは何を取りに行って来たんだ?」
よし!そろそろ見せますか!僕の努力の結果を!