冬将軍の甲冑を壊し、子分兵を全滅させた。ここまでは予想内だ。ここからコイツはどんな行動を取るのか分からない。
「まずは先手必勝じゃ!火竜の力を受けてみよ!」
正面からドレイクナギナタを振り、冬将軍の顔を目掛けて大きく振りかぶる。が、炎を纏った薙刀は冬将軍の両手で力強く止められてしまった。
「なっ!白刃取りか!?」
相手の手は雪で出来ている。薙刀から出る炎で雪が気化して水蒸気が出ているが、それでも尚、ものすごい力で薙刀を止められている。そんな中、突如腹部に衝撃が走る。呻き声を上げながら後ろに飛ぶ。
「おわっ!大丈夫?ニュジオ!?」
咄嗟に行動を取ったシュバルツに受け止められた。
「な、何とかじゃ…ゲホっ。少し相手の隙を作るからその間に攻撃を加えてやってくれ…喰らえ![
口から炎を出して冬将軍を牽制する。
「わかった!纏え、火竜の炎!でやあっ!」
シュバルツはブレスを突破して相手に飛びかかる。
「[
自分の炎にファイアードレイクの炎を纏わせてシュバルツは連撃を放つ。この連撃で相手は大ダメージを受ける。
当たれば、の話だが。
「コイツ…変幻自在かよ!?」
冬将軍の体は刺突の一撃一撃を見極め形を変える。
そして今度はシュバルツの体を掴みこちらに投げてきた。
「ぬっ、危ない!」
空中でシュバルツを受け止める。一撃も冬将軍に届かない。この現実は2人の心に大きなダメージを与えた。
次の瞬間シュバルツに向けて冬将軍の拳が迫る。
「うっ!」
「喰らわせるかぁっ!!」
その一撃を張り手で抑える。
「シュバルツ!ここで折れちゃだめじゃ!立って次の手を考えないと!」
「…勝てなくてもか?」
「そんなの…お前さんらしくないっ!シュバルツはどんな時でもわしの前を行くやつじゃないのか!」
シュバルツはそれを聞いて戦慄する。
「わしだって怖い。もう心が折れる寸前だ。だけど絶対にわしらが折れちゃいけない理由がある!それは―」
右手で抑えていた冬将軍の腕を左手で勢いよく折る。
わしは、いや僕は、どんな時でも笑顔で事に挑み達成しなくちゃいけない。沢山の人の希望を
例え、どんな事を言われても。沢山失敗しても。激萎えしたとしても。
最後にはみんなと大きく祝杯をあげて大笑い。いつでも色んな色の煌めきを放つ存在。
そう、だって―
「僕らは