冬将軍との戦いが終わり数日間たった。当初の目的であったライブウォッチの回収は成功し、さらにクラウンシステム、という謎のシステムを解放出来た。もうここの地帯には用は無いだろう。
「…と、言う訳で僕達は家のある草原地帯に帰ろうと思うんだ。」
まだ探索していない所もあるかもしれないが目的は達成している。その為、もうここにいる必要は無い。
その旨を朝食を作りながらシュバルツに伝えた。
「…は?」
シュバルツは寝ぼけているからか話が理解できていないようだ。すごい困惑したような目でこちらを見てくる。
「僕はまだ色々と知りたい事や、やりたい事が沢山あってね…。約1ヶ月間くらいかな?ホントにシュバルツにはお世話になったなぁ…」
「…オマエこの洞穴だってかなり装飾もしたじゃねえか…ここがオマエの家じゃダメなのか?」
…そう言われると結構愛着はあるかもしれないけどねぇ…
「世話になったってのはコッチだ!ニュジオが家に帰りたいのはわかるけどよォ…!こっちだって言いたいことあるんだよ!」
…なんだ、寂しいのか。やっぱり最後は女性らしく寂しいって言ってくれるのかもしれない。
…しかし、僕がいなくちゃ寂しい…か、元の世界では言われた事無いな…。まさか…好きでしたとか!?
「オレ…」
うん!
「オレの…!」
うん!!
「オレの面倒は誰が見てくれんだよぉぉぉ!」
う…うん?
「え?なに?寂しい…とかじゃなくて?」
「いや…それもちょっとはあるけどよぉ!」
ちょっとなのかい!
「…毎朝起こしてくれて、毎回メシ作ってくれて、しかもうめぇしよぉ!その他にもかくかくしかじか…」
「…つまり、世話係がいなくなるのがイヤ、と?」
「おう。」
……期待してた僕が馬鹿でした。やっぱシュバルツはシュバルツだわ。
「よし!こんなやつはほっといて家に帰るか!モニターさん!」
『同意。』
「いや待ってくれよぉ!」
突如後ろから抱きつかれる。これは予測してなくて体が硬直した。
「オレ…言葉にするのよくわかんねぇからなんて言えばいいのかわかんねぇから何となく言ったけどよぉ…
オマエがどっか遠くに行っちまうってだけでモゴモゴするし、オマエの事考えると胸が締め付けられるし…!
この服は気温とか感じないけど…オマエといるとポカポカする!じゃあオマエがいねぇと…冷えるだろぉが!」
…シュバルツはそういうのってなんて言う感情なのかわかんないのか…?
「…なんなら僕達の家に来る?」
「…え?…いいのか!?」
「あー、幸い寝室が一部屋空いててね…まあそれでいいんだったら…だけど?」
「もちろん!少しは働くから!連れてけください!」
「よーし!それなら善は急げだ!えーっと防寒具の準備っ…!…しかし、シュバルツが繕ってくれた防寒具は最後までお世話になるなぁ…(しみじみ)」
(ニュジオ!オマエはカミサマが作ってきてくれた、最高の防寒具だ!ずっとお世話になるぞ!)
今回でこの章は終わりです!ニュジオ達の関係はどうなっていくことやら…次回からの応援もよろしくお願い致します!