《王への道》
…かくしてやっと草原の拠点に帰ってこれたんだ。まぁここから拠点周りを拡張や整備をしたりして今に至るんだが…まさか国と呼べるほど大きくなるとはね…。今更ながら驚きだよ。
…ところでこの俺の記憶の内容、ちゃんと映画にできそうなのか?…国を造って繁栄してきたから、記念に映画にしてみようって君が言ったのだけど…ちゃんと上手くいくのか?
まぁ君が出来るというのなら信じるが…よし、これが次の記憶だ。
…ん?いつもの様になにか用事があるんじゃないかって?
あぁ、今日の机仕事は休みなんだ。たまにはゆっくり休んでくるかな…
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「ついに…ついに戻ってきたー!」
実に約1ヶ月の遠出からなんとか家に帰ってきた。特にシェイドからの攻撃も無く、家にはダメージは無い。強いて言うならばちょっと家周りの草が伸びていて目立つかもしれない。でもそれは後で刈ればいい。とにかく帰ってきた!
「なかなかちゃんとした家だな。…なぁなぁ、オレの部屋見に行ってもいいか?」
シュバルツは家にたどり着くまで《自分の部屋》というワードを度々口にしてそわそわしている。
まぁ、僕と一緒にいた時はプライベート空間がなかったから嬉しいのかも。
見てきて良いよ、と声をかけシュバルツが自分の部屋を探しに行ったところで家の近くに腰掛けてモニターさんを呼ぶ。
「モニターさん、クラウンシステムについてそろそろ学ぼうと思うんだけど…いいかな?」
『はい、私に混合されたクラウンシステムにはランクがあり、王らしい事をしていけばランクが上がり、それに伴いニュジオ様の力も上昇します。』
「…それだけ?」
『今、私にも分かることはそれだけになりますね。』
そう言ってモニターさんは映っている顔文字を困っている様に変えた。
「王様らしい事…例えば国作りとか?」
そんな素朴な疑問をモニターさんに言ってみる。
『いや、どんな王でも国をいきなり作ることは無理でしょうから…まずは村作りから始めて見るのはどうでしょうか?』
確かにごもっともな答えが帰ってきた。
どうでもいいかもしれないがこの世界に来る前に海外の国作りゲームにハマったことがある。少しでもその知識が役に立つといいんだけど…。
「んー、そうだね。まずはなにか安定させないと…。その為にはなにが必要だろ…木材?石材?食料?」
少し色々と考えてみるが、いざとなると困るな…
『…まず確実で1番初めに必要なのは《技術》だと思いますよ。』
「技術…そうかぁ…それなら呼ぶしかないか…」
うるさいのを承知で呼ぶしかないか。
あの《マネーシステム》を。