『ヨシ!インストールは無事完了!って事で早速頼まれていた種の説明をするよ!』
確か買った種は大きく分けて2種類あったはず。確か…
「元の世界の品種改良済みの作物の種と、この世界の原生植物の種だよな!そんくらい覚えてるぜ!」
「そうそう、それだそれ。一体どんなのがあるんだ?」
『エート、確かこっちに…あったあった!まず、これがレタス、タマネギ、ピーマン、ニンジン、ジャガイモ…』
マネーシステムがそう言いながら色んな種類のポチ袋をモニター画面から吐き出す。
種類こそ豊富だがいかんせん量が足りない。これは頑張って増やさないといけないな…
『…で、最後に特別枠の種籾ね〜。今のニュジオ君達ならこれらを立派に育てられるはずだよ!じゃあ次はこの世界の植物の種だねー!』
と、マネーシステムは言いつつMSPSで買った種の袋を出す。
『タレットビーンズの種、魔タタビ草の種、日マワリの種、バラカブの種、最後に、魔法使いのお茶会の種ね。』
いかにも怪しそうな名前の植物が沢山だな…。隣で袋開けてるシュバルツもすこし怪しんでるな…。
『あの…聞きたい事があるのですが、[電脳植物]について聞きたいのですが…』
『ほう、御補助は電脳植物に興味があるのか…まぁ電脳植物はMSPSでは売ってない、自分達だけのモノ、売るとしたら高額…と、そこの成金なら言うじゃろう。』
マネーシステムを見てみると図星だったのか、明後日の方向を向いて口笛を吹いている。
『そんなにすごいのですか?』
『うむ、我らシステム、及びプログラムの好物であり、その存在を信じた方へ強くさせ、悟りを開かせ精神をより堅固なものにさせる…まさに進化の果実であるのじゃよ。』
存在を強くさせる…つまりの事を言うと今のモニターさんより、古参のシステム達があらゆる力を持つのもこれのおかげ…というわけか?
『勿論、鍛錬や製作者殿の気まぐれでも強くはなれる。ちなみにこの成金はこの植物の実を貪り食って記録能力を上げ、他のマネーシステム候補生の頂点に登ったのよな?』
な、初耳なんだが。
『…その話はあまりいい思い出じゃないから思い出したくないんだけど…。』
この間話してくれたことの中にはなかったが、なにかワケがありそうだ。
『ふむ、そうじゃったの、という訳でお近づきの印にこれを植えてみんか?』
そう言って麗さんはネジの様なものを渡してきた。
これは電脳植物の種か…
『妾の呼び出し方を御補助に教えておくから新しい電脳植物の種が欲しければその果実数個と引き換えに交換してやろうぞ。では仕事も終えたし成金よ、帰るぞ。』
そう言って麗さんとマネおじはドアから出ていった。
さてと、それじゃあ土いじりに行きますか!
『私の過去…理解不能…。私も試験があったのでしょうか?
なぜ私はあの日、ニュジオ様の傍にいたんでしょうか…?』