弊社NFFサービスはこの度、聖杯戦争への参加が決定致しました♡ 《完結》 作:ルルザムート
第108話です、お楽しみください
米軍基地 医療棟前にて…
「んび、ぐび………ふぅ、できたらもっとええ酒がいいんやけど」
あらかた敵を倒し終えたまではよかったもののまさかこんなにも早く
ソラから落ちてくる星をみながらもう一杯…
それにしても茨木はどこにおるんやろか、このままやと茨木の分の酒ないなってまうわ
「お、おお!見つけたぞ酒呑!こんなところで何をしている!?早く逃げるぞ!」
「おかえり茨木、あと少し遅かったら茨木の酒無くなっとったよ?」これ、茨木の分
「おお、ありが──ではなく!早く逃げるぞ!酒呑が強いのは我が1番良く知ってあるが星が落ちてきてはどうしようもなかろう!」
「せやなぁ」
「分かっているのなら早くゆくぞ!」
さぁ早く!と手を伸ばしている茨木だがその手を掴む気が起きなかった、上から迫ってるあれが目指しているのは間違いなくこの基地だろうという確信が彼女にはあった
ここから全力で逃げたとしてもせいぜい、直撃を避けられるかどうかやろなぁ
「んー、ウチはええわ。固執するような命でも無いし」
「な、なっ!?酒呑!」
あの大きさが落ちてくるとなれば余波ですら危ないだろう、仮に生き延びたとしてビースト陣営は自分たちを放っておくだろうか
あー、やめや、やめ、こないな時にごちゃごちゃ考えても仕方あらへん
「じたばたしてもどうにもならんこともある、それよりこうして会えたんやし一緒に酒、呑まん?」
「酒呑…分かった」
どうやら彼女も理解してくれたようで ヒョイ ん?
「ならば我が勝手に酒呑を連れて逃げる!逃げたあとで一緒に飲むぞ!」
「────あー、そゆことなん?」
会った時から薄々おかしいと思っとったけど茨木、受肉しとるなぁ
酒の影響か、はたまた召喚されたてのせいかもやのかかっていた記憶が少しだけ鮮明に頭をめぐる
「茨木、少し待ちや」
「いくら酒呑の頼みでもだめだ!少しでも早くここから離れなければ「うちも一緒に逃げる、だからほんの少し待ち、な?」
「…!酒呑!」
茨木童子にとって酒呑童子は友であり目指すべき目標であり、自分より全てにおいて優れている憧れの人物だ。故に本人も気付いていないが酒呑童子から見て彼女には敵わないと思えることが2つある
1つは自由自在の変化の力、一度使えば酒呑童子にも見破れはしない。2つ目は──
──なぁ、マスターはん。聞こえてるやろ?
今医療棟にいるであろうマスターに呼びかける
(………なに?)
令呪、くれへん?
〜
少し時は遡り、地上にて新撰組や米軍がNFFの軍勢と激突しているころ…
宇宙空間 HOPEボーダー 管制室にて…
「ミサイル全弾命中!…ち!あのデメテルとかいうボール女神硬すぎるだろ!マンモス野郎にだって効いたんだぜ!?」
「兵器化してるとはいえ地母神です、言ってしまえば大地と撃ち合いしてるようなものかと!」
「魔術師のうんちく講座は今いらねぇんだよ!
副艦長、どうすりゃいい!?」
「ランサー達の元へ行かせるわけにはいきません、雷装起動!」
『了解、発射用意!』
デメテルも厄介ですがそれ以上にストームボーダー、いえNFFボーダーが背後から迫ってきている状況がまずい。早く排除しないと──
「し、しかしオフェリアさん!奴らは雷装を警戒して消極的な戦い方をしています!デメテル以外はまともに攻撃すらしてきていない、雷装を使わせる罠では!」
そんなことは分かっている
「今落とさなければどちらにせよ全滅です、よって点火と同時に対多数戦闘体制へ移行。各自自分の命と持ち場を守りなさい!」
────ッ…
撃てぇッ!!!
号令と共に第1、第3、第4主砲から放たれるゼウスの雷、宇宙の果てまで照らし尽くせそうな稲光がデメテルを貫いた
弱体化しているとはいえゼウスの力、割り込んできたアフロディーテの時とは違い核を狙い撃ちした以上デメテルはもう再起不能でしょう、問題は…
『第1、第3主砲、融解!第4もなんとか形状は保ってるけど内側がズタズタだ、直したところで使えるかどうか…!』
「デメテル完全撃破!…くそ、やっぱり来やがった!前方より飛行タイプのNFFウェポン接近!数、数は…数えてられるかクソッタレ!」
「後方よりNFFボーダー接近!ミサイルの予測射程距離内到達まで残り38秒!」
「アルテミスより精神汚染攻撃の予兆を感知!」
目まぐるしく動き続ける戦況に思わず頭を抱えたくなるが──
『指揮を頼む』
…ええ、託された以上は応えます
そんな暇はない!
「隊を再編!米軍4、魔術師6の割合で隊を3つ編成し甲板へ!2隊でNFFウェポンを殲滅しつつ1隊が援護及び予備隊として動きなさい!
砲手は全員砲台について甲板の部隊の援護、接近される前に1匹でも多く叩き落として!」
「了解!こちら管制室、隊の再編を…」
「次!第4主砲の修理!技術班は残っている魔術師と整備班を連れて主砲の修理に向かいなさい!雷装があと1発撃てるかどうかは戦況に大きく響きます、なんとしても直して!ダヴィンチは彼らのサポート及び指揮を!」
『了解だ!聞こえたかい技術班のみんな!』
「私を含めた残りの人員でNFFボーダーを食い止めます。アルテミスはオリオンを信じて無視しなさい!さぁ、各人持ち場に付け!」
「「「はっ!!!」」」
まだ、この戦いは終わらせない…!
「ビースト・フォーリナー…あの強さで分裂した後とはね」
宇宙仕様へ強引に魔改造されたF15戦闘機のコックピットからキリシュタリアは外の戦況を伺う
「こんな状況で疑問視するべきじゃねぇのかもしれないけどよ、アンタ本当に魔術師か?戦闘機操縦できる魔術師なんて聞いたことないぞ」
狭いコックピット内でオリオンが呆れたように呟く
たしかに、言いたいことはよく分かる
「私も聞いたことが無い。…だから魔術師の中で最初の1歩を踏み出したのは」
ビーッ!!!
「私、かも、ね!」
操縦桿を倒して隕石群を避けつつコヤンスカヤとカイニスの周囲を旋回する
新撰組の副長に誘われて学んだがこんなところで役に立つとは思わなかった
現代兵器とはいえダヴィンチを含めた魔術師達の力やゼウスの残骸も使用している機体だ、御し切れればNFFウェポンぐらいなら圧倒できる
「魔術師ってのは得意分野の魔術以外は飽きっぽいと思ってたが!」
「全てがそうとは限らないさ!…ん!」
真っ暗な宇宙空間がほんの一瞬だけ明るくなり、ボーダーに立ち塞がっていたデメテルが文字通り粉砕されたのが見えた
「うお!デメテルを撃墜しやがった!」
「いや確かにこの瞬間はそうだが──」
それまでコヤンスカヤとカイニス達を囲むように静観していたNFFウェポンがボーダー目掛けて突撃し始め、一部の敵はこっちにも向かってきている。加えてアルテミスも攻撃体制に入ったらしい
「やばいぜキリシュタリア、奴ら雷装が無いのをいいことにボーダーを一気に叩き殺すつもりだ!それにアルテミスが…」
「わかってる、放置できない。」
右上のパッチを外してスイッチを捻る
「オリオン、機銃を任せていいだろうか?10年真面目に訓練していたとはいえこの弾幕量は予想外でね!」
「無理って言わせる気無いよな!?ったく、
アーチャーをなんだと思ってやがる!任せとけ!」
「ありがとう、アルテミスは私が注意を引く。好機と見たら迷わず使え
私に構うな、いいね?」
「元からそのつもりだ!」
会話が終わると同時に押し寄せる魔弾やら突進やらを操縦桿1つで避けつつアルテミスと思しき機体へ接近
『────』
「! アルテミスの狙いがこっちに変わった!避けろ!デカいのが来るぞ!」
オリオンの警告で咄嗟に機体をローリングさせて正面から離脱、直後背後に迫っていたNFFウェポンが月の光で消し飛ばされたのが見えた
警報器には精神汚染攻撃が予想されてたみたいだがいきなり変わったみたいだ。私が横切ったから──いや、もしやオリオンがいたから…?
「今の、なんで分かったんだい!」
「確信なんて無かったさ!だが…ああクソ!今ので分かった、分かっちまった!心のどこかで違ってくれりゃと思ったが紛れもなくあいつはアルテミスだ!
違う世界とはいえあのクソ狐女、アルテミスまで傀儡に…!!」
熊化していて尚聞いているこちらが萎縮してしまいそうな怒りをあらわにするオリオン
「…驚いたよ、キミがビースト相手とはいえ女性に対してそんな言い方をするなんて」
「ビーストかどうかなんざ関係ねぇ、あいつは俺の女の全てを踏み躙ってんだぞ!グランドクラスもビーストも知ったことか、
俺はコヤンスカヤを許せねぇ…!」
普段浮気ばかりしている男の言葉とは思えないほどの重みも怒りが伝わってくる
「なぁキリシュタリア、例の術式。コヤンスカヤに使うよう想定されてたって言ってたがな
…悪いが別の用途に使うぞ、いいよな?」
「──だめって言ったところでキミはやるだろうね、うん。いいよ」
「助かる。…待ってろ、アルテミス」
「ッッッ…!落ちやがれェ!!!」
降り注ぐ小惑星群を自身の肉体と盾で強引に押し退けてトライデントをブン投げる
1本目、2本目の尾は掻い潜ったものの3本目の尾に阻まれ狙いが崩れてしまう
「くそが…!うっとおしいんだよクソが!!」
分かっていたことではあるがコヤンスカヤは積極的にこちらを排除しようとはしてこない
こっちの嫌がることを分かってやがる
「ンン、相も変わらず用意周到と申しますか臆病と申しますか…
どう呼ぶか実に迷いますネェ女狐!」
「お好きなように。恨むのであればワタクシに10年の猶予を与えたアナタのマスターを恨むのですね」
道満の援護も殆ど効いてねぇ、向こうにいた時から仲が険悪なのは知ってたが道満1人にここまで対策を立ててくるとはな
「ではここで追加発注といきましょうか」
『NFFスペシャル EX』
ゆらりと揺れた尾から生み出されていく使い魔の軍勢、
その数は10、20、と秒単位で増えてゆく
「本来ここであなた方と戦うのは予定外、全力でブッ潰させてもらいます♡」
ただそこに居るだけで消耗してしまう宇宙空間において、いくら雑魚といえどこの数相手にすればただでは済まないのはその場の全員が分かっていた。故に
パチン
「…!?」
対策済みである
生み出され、これから暴れようと息巻いていた使い魔達は悉く霧散、塵となって消えてゆく
「10年の猶予があったのは何も女狐だけではございませぬぞ?」
「…っは、上手くいったのか?」
道満の術式によってコヤンスカヤの使い魔生成能力が完全に無効化、いよいよもって邪魔の入らない戦場が完成した
「ホンッッット、小細工ばかり達者なんですから」
「ン、褒め言葉と受け取っておきましょうぞ
獣の賞賛など受けたところで面白くもございませんが!」
術式と権能がぶつかり合い、真っ暗闇の宇宙空間で文字通りの火花を散らす2人。
相変わらず信用ならねぇ奴だが共通の『何がなんでもブッ殺したい敵』さえいればこれほど頼もしい術師も多くは無いだろう。…陰陽術云々の話じゃなくな
「それにしても宇宙まで来てそんなものを持ち出すとは、地上に残っていればやられ役以外にも活躍できたんじゃありません?」
「ンンン、そうかもしれませんネェ。しかし拙僧にとって活躍するかどうかなどどうでもよろしいのでございます」
「では何故ここに?」
「無論──貴様の野望を泥になるまで踏み躙るため!それが叶うと言うならば地上で何が起こり、どれほど死者が出ようと拙僧の知るところなし!」
もはや隠そうともしない醜悪な内側をブチ撒けて魔力を、呪力を解放する道満
コイツの、芦屋道満の強みは呪術でも陰陽術でもない。いや、安倍晴明の影に隠れがちだが術式だって並のキャスターでは足元にも及ばないことは専門外のオレでも分かる
「そぉれ!…と!足場を用意しましたぞカイニス殿!」
「ああ、これで足を付けてブン殴れる。よくやった
…にしても笑えるな」
「はて?どういう意味で?」
そりゃ笑うしかないだろう
大義も正義も無く、俺にとってのキリシュタリアといったような義理も無い
「執念だけでここまでやってきたことにだ、仕返しのためだけに地球外進出する英霊なんざ他にいるか?」
「さて?どうでしょうかねぇ、探せばいるかもしれませぬぞ?」
「居ませんよ、そして今後も現れない」
宇宙空間に吹き荒れる獣の『圧』が増した
…いよいよ本気か?
「予定外ではありますが想定外ではありません。既に終わった世界の残骸2つ、ここにてキッチリ…処分させていただきますわ」
「詰もうか、木っ端ども」
コヤンスカヤに脳クチュされたい作者のルルザムートです、ハイ。
正直言ってキリシュタリア様を出した時から艦長になってもらうことは決めてましたがスター◯ォックスは悩みました、でもいざ練習させてみたらノリノリでやってくれそうな気がするし10年あればきっと…
ま!!書きたい奴書けばいいや!!!
あと最近シロコ(ブルアカ)✖️GTA5の話を妄想しててヴァンゲリコ宝石店を襲うシロコとかパレト銀行を襲撃するシロコとか考えてんですけどブルアカはFGOほどやってないのでどうしようか悩んでおりまして…
強盗前の自己紹介や掛け合いをシロコにやってもらいたry