弊社NFFサービスはこの度、聖杯戦争への参加が決定致しました♡ 《完結》   作:ルルザムート

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まさかまさかの新情報、今年中にコヤンスカヤとの決着が着くことになるのか…
ぶっちゃけバイ○ハザードのエイダみたいなミステリアス満載のままの秘書型バニー兼SPYで最後までカルデアを翻弄して欲しいというのと正体や目的が知りたいという気持ちの板挟みになってジタバタしております
そして今更ですがこのシリーズは初めから、作者が思い付いた妄想を書き殴っているだけなので実際の設定と違う可能性が多々です
一応後半には突入しているのでお気に入り登録して続きを楽しみにしてくださっている118名の方、もちろん登録せずとも読んでくださっている方、このまま最後まで突き進んで行きますのでどうぞよらしくお願いします
長くなりましたが第16話です、お楽しみください


第16話 殺戮技巧(人)/対話

ダヴィンチの宝具発動直後、コンテナ置き場南部にて…

 

 

「おっ?コヤスちゃん、あれ!」

「ええ、お待ちかねだったようですねぇ」

所狭しと並ぶコンテナ群を避けながらバイクを走らせ数十秒、途中から移動しなくなった2つの気配に追い付いた場所はコンテナ置き場から少し外れた区画の、見通しの良い駐車場だった

 

 

そして、広場の中央には──

「来たね、諸悪の根源…女神に選ばれし勇者として!引導を渡すッ!えーと…ルーラー?援護は任せたよ!」

「…ああ、任せてくれたまえ」

 

 

厨二病をかなり変な方向に拗らせたであろう神父と、カルデア側だったサーヴァント…ルーラー『シャーロック・ホームズ』が迎撃する気マンマンで鎮座していた

 

 

「うっわ!あの神父自分を勇者とか…ちょっと引くわー」

「うーん?アナタよりはマトモに見えますけど?」

なんだとー!?と騒ぎ立てるノーアさんを無視してバイクを格納し、代わりにセミオートショットガンを展開させる

 

 

「のぎゃあ!?いたーい!まだ降りてないのに消さないでよ!」おしり打った…

さて…*1退去しかけとはいえ英霊というものは消滅するその瞬間まで気を抜けないもの、加えて彼の目的も未だ不鮮明…

 

 

ワタクシに勝てないのは分かりきっているでしょうし…そもそもとして()()()()()()()()()()()()ことも理解しているでしょう

その彼がわざわざここまで追ってきた…何を企んでいるんですかねぇ?

 

 

「どこを見てる!お前の相手はこの僕だ!」

電子音と共に神父の手元に如何にも場違いな剣と盾が現れる

 

 

「ええ、ええ、騒がなくてもキチンと相手しますよ?ノーアさん、援護は要らないので邪魔だけはしないでくださいましね?」

「え、私の評価低くない?」

このパッパラパーもといノーアさん、高評価を得られる場面があったとお思いで…?まぁほっとけばいいでしょう

 

 

やいのやいのと騒ぎ立てる神父とノーアを他所に、ホームズとコヤンスカヤの間で奇妙な緊張が走る

「…」

折角拾った命をただ玉砕するためだけに使うのはありえませんよねぇ、ということは神父は囮…いいえ、ワタクシの出方を伺うための捨て駒でしょうか?追い詰められたら手段を選ばなくなるのはお変わりないようです

 

 

とすればあまり派手には戦うのは悪手でしょう、グランドクラスが何処かに召喚された気配は確かにありましたし…それとホームズさんが繋がっていると考えればこの玉砕も充分、意味のある死として納得がつきます

 

 

「ま、これくらいなら手加減どころかおままごとで終わりそうな気はしますけど♡」

「ふんっ、今にその余裕たっぷりの表情を真っ青にしてやるさ!ルーラー、開戦だ!!」

「ああ…初歩的なことだ、友よ

 

 

1つ、また1つと、どこからともなく巨大な懐中電灯の光のようなものがコヤンスカヤに降り注いでいく

 

 

おっと、常時解放型の宝具を真名解放…戦闘面での強化目的ですか、本気で玉砕する気ですね彼。

『エレメンタリー…マイ・ディア』

『明かす者』としての概念が神父を強化させていき、引き換えに宝具を解放したホームズの霊基崩壊が目に見えて加速していく

 

 

…なんにせよのんびりする時間はありません、長々やって無駄にグランドクラスへヒントを与えるようなことは避けたいですし…マスターの状況も気になります

 

 

『最小限度の手数で』『それでいて速やかに』

このような仕事こそワタクシの腕の見せどころ、なのですが肝心のアピールする相手(マスター)が不在なのが残念ですね…まぁ契約(聖杯戦争)が終わるまでまだ猶予はありそうですしそれについてはまたの機会に

 

 

「ねー、コヤスちゃん?1人でやる気?」

「はい?まぁそうですね、アナタは見ているだけで良いですので」

やんわりと断ったものの、どうもノーアは納得していないらしく、うーんうーんと唸っている

 

 

コヤンスカヤがノーアと知り合って殆ど時間は経っていないものの、唸っている彼女を見れば後の展開は予想が付いた

駄々をこねそうな予感がしますねぇ…どう切り返し──

 

 

ズガン

 

 

一歩下がり、振り下ろされた剣を避ける

「来ないのならこっちから行くぞ!?」

「来た後で言いますか?しかしまぁ感謝はしておきましょう」

神父の空気を読まない勇者心?で駄々をこねるノーアを相手にせずに済みましたし♡

 

 

「お前に感謝される覚えはない!覚悟しろ!!」

剣を振りかざし斬りかかってくる神父をかわしつつちらりとノーアの方へ目を向ける

…予想通りですが何か始める気ですね、あのパッパラパーさんは。

 

 

ノーアの首に掛かっているキューブのペンダントが輝くと同時に地面が──いや、空間が何かに侵食されていく…

見覚えの無いものではあったが知識としては知っているもの。

 

 

──固有結界

 

 

これは…うわぁ、敵に回したら面倒なタイプですね…まだ詳細は分かりませんが。

 

 

「そっちはそっちで戦ってて〜私はホームズの相手してるからさ〜」

「はいはい、分かりましたよ」

まぁ外との繋がりが遮断されたのは素直にありがたいですね

中の風景は…うん?これ木造建築物の…何か、でしょうか?やはり見たことはないですね…

 

 

「…決戦場を作ったってこと?」

「いえ、全く関係な──」

「いいとも!上等だッ!!」

 

 

こっちの話も聞かずに飛びかかってくる神父を避けつつ、中距離からショットガンを撃って牽制する

「話を聞かない人ですねぇ…」呆

 

 

というかこちらに現界してからというもの、話を聞かない人結構多い気がするんですが?

「逃がすかッ!『雷光一閃』ッ!!」

「厨二病もここまでこじらせると──ッ!?」

大きく離れた場所からの薙ぎ払い、神父が魔術を行使した気配は無く、詠唱にも神秘は無いただの格好付け

 

 

そこまで見抜いているからこそ、雷鳴と共に剣から放たれた稲妻は衝撃だった

あっ…ぶな!なんですか今の?魔術の気配も無し、詠唱も意味のないものということは…つまりあの剣は()()()()()()()()()()()()()ということなので?

 

 

「…ふむ」

試しに武器をRPGに切り替え、発射。

「護れ!『水天』ッ!」

突如として剣から現れた水の壁がロケット弾を防ぎ、疑念が確信へと変化する

 

 

アレ、間違いなく人間が作ったものじゃありませんね?そんな大層なものを何故こんなのが持っているのか疑問は消えませんが…まぁ腐らせておく理由はありません、回収させていただきましょう

 

 

「では行きます♡」

RPGをアサルトライフルに切り変え、さらに麻酔銃を展開。バンバン飛ばされる稲妻を避けながら左手でアサルトライフルを撃って煙幕を張り、互いの視界がゼロになったと同時に結界内の壁を蹴って跳躍。

「小賢しいッ!」

 

 

予想通り剣で煙を振り払った神父が再び、投げつけるように稲妻を撃ってくる──が、本来他にいるであろう所持者の意思はそこに無く、神秘を宿していたであろう稲妻はもはやただの雷…ただの電気に成り下がっている

 

 

──ただの電気を逸らすだけならライフルだけで充分!です♡

「そーれ☆」

右から左へ流すように撃たれたライフルの銃弾へ雷が吸い寄せられ、あらぬ方向へと飛んで行き結界へと叩きつけられる

「な…!どうやって!?」

 

 

分かりやすく動揺している神父へ向けて麻酔銃で銃撃、頭部には当たらなかったものの、麻酔針は確かに神父の左腕に突き刺さっていた

「ウッ!?く、ぅ…勇者のぼくに、こんあ、小細工…!」

 

 

ハイこれでおしまい、後は剣を回収した後にサクッと死んでもらいましょう♡

興味と警戒の両方の念を抱きつつササッと剣を回収する

「さぞ名のある神の剣なんでしょうが…使い手がコレでは真価を発揮できる訳がありません」

まあお陰で特に問題も無く回収できたので良し、ですね!あ、盾の方はただのゴミですね、残念。

 

 

「あっ…く、返せ…!わた、私、僕の、勇者の剣…!」

「ふむ…」

手に取ってみるものの、分かるのは僅かながらの神性を浴びた翡翠色の歪な形をした剣ということだけ

何なのでしょうかこの剣…イヤ〜な感じの神性を帯びているのは分かりますがそれ以外が全くもって謎ですね…

 

 

「村正さんが居れば何か分かったかもしれませんが…」

製造元も輸入先も不明となると商品としては扱えませんね…残念ながら。

 

 

「この、化け狐…!待て…!」

──ハァ

「ふざけ──え?」

「さっきから喧しいんですよアナタ、自覚しています?」

 

 

悪足掻きの体当たりを軽くいなし、ダーツを投げるようにナイフを投擲、神父の膝を割る

「〜〜〜ッッ!!??ウッ、あ"…!!」

 

 

「ん〜っ…と、まぁ少しならいいてしょう」

両腕を上げて軽く伸びをし、霊体化していた耳と尻尾を解く

やはりこちらの方がしっくり来ますね、仕事や遊戯にさしたる影響は無いにしても気持ちという点ではこれが1番です♡

 

 

正直なところ、ここ最近仕事ばかりで息抜き出来ませんでしたし?ここらでひと息…

「さて、普段ならたっぷり可愛がってポイですが…生憎と時間は有限、手っ取り早く行きましょう」

パチンと指を鳴らし、とある動物を何匹か召喚する…ちなみに指を鳴らす意味は特に無い

 

 

「な、なんだ?なんだそれは…?」

「あのー、流石に見て分かりません?()()()()()()()()()()()()()

街中でも飼われているのをよく見るダックスフンドが8匹、もちろん全て普通の子犬ですが──

 

 

▽ 殺戮技巧(人)

 

 

ピクン、と子犬達の気配が変わる

「はーい!スキル1つでこの通り♡たった今から人間(アナタ)(彼ら)を『分からせる立場』からぁ…『分からせられる立場』に変わりました〜♪」

「…!?な、なにをする、つもりだ…!?や、やめろ!」

 

 

8匹の子犬が神父を取り囲み、じりじりと距離を詰めていく

本来自分以外に付与するようなスキルでは無いですが…取得した時に苦労した甲斐があったというもの!ええ、この立場が逆転する様は何度見ても飽きませんねぇ

 

 

「来るな、来るな…!」

割れた膝と麻酔で寝返りすら打てなくなった神父と(彼ら)の距離がどんどん縮まってゆき、そして──

 

 

ぞぶり

「ひぎゃっ…!?」

神父の視覚外から近付いていた子犬がその無防備な脇腹に食い付き、肉を噛みちぎる

 

 

最初の1匹が食らい付いたことで他の子犬達もそれに釣られ、我先にと神父の身体へと群がり、地を、身体を、牙を汚していく

「やえ、やめっ…痛い!痛いいたい!いいいいいいああああああ!!」

 

 

肉を食いちぎる音と咀嚼音に『神父だったもの』の悲鳴が次第にかき消されていくのを見て、コヤンスカヤは静かにため息を付いた

「うーん、時間が無いからと言って簡略化したのはダメですねぇ…楽しいことは楽しいですがイマイチ不完全燃焼…」

 

 

イヤですわ…召喚されるまで暫くお休みしていたとはいえ、息抜きの加減も忘れかけてます…ここはひとつ、マスターに休暇の申請をお願いするとしてみましょう

 

 

「もしもーし、ノーアさん?終わりましたので開けてくださいまし〜」

「はいよー」

単独顕現で抜けようかとも思いましたがそれこそビーストの証ですし結界内での使用は控えた方がいいでしょう

 

 

あっさりと開いた固有結界から外へ出ると絶賛戦闘中のノーアさんとホームズさんが真っ先に目に入ってきた

弱っているとはいえナチュラルにサーヴァントと戦えてるこの人もこの人ですね…はぁ、報告書がどんどん厚くなりそうです

 

 

「やぁコヤスちゃ…うっわ!?なにそれグローい!!…ま、いいか!出てきたばかりで悪いんだけどダヴィンチちゃんから連絡!ザイル君が押され気味だから助けに行ってあげて!」

「マスターが?…分かりました、しかしアナタはどうするおつもりで?」

「だいじょぶだいじょぶ!勝てるから!」あ!ザイルに私のこと、よろしく言っておいておくれよ?『ノーア大活躍!』ってね!

 

 

ホームズさんに関してまだ謎はありますが…マスターのピンチとあれば致し方ありませんか

むふー、と笑うノーアにではお願いしますね〜と定時退社する会社員のように手を振ってその場を任せる

 

 

まぁ、信用してもいいでしょう…何かあればマスターに上げる報告書に追加すればいいですし。

「…!コヤンスカヤ…」

「あら、お久しぶりですホームズさん!積もる話もあるかと思いますがワタクシ、ちょーっとばかりお仕事が詰まってましてぇ…お話はまたの機会に!…またの機会があれば、ですがね?」

 

 

こっちに来た時と同じバイクを展開させ、エンジン起動!その場を離れマスターの元へ…もちろん、ごめんあそばせ〜♡と投げキッスするのも忘れない

欲を言えばもう少し具体的に仕返ししたかったですが…それはあくまで私情、まずはお仕事です☆

 

 

 

 

コヤスちゃんが行ったのを確認し、結界を張り直す

「ほいほいほいと…全国の探偵が大好きな密室かんせーい!んじゃ続きと行く?ホームズさんよぅ?」

「…ミス・クランツェル、キミは…何者だ?」

 

 

もう4回目になる質問に少々飽きつつも同じ答えを返す

「だからただの天才だって、ダヴィンチちゃんには敵わないけどヒヤッフゥ!?」

どこにそんな力が残っていたのか、風のように距離を詰めて来たホームズの突きを身体を捻って避ける

 

 

あ、やべ、背中からイヤな感触ががが

「オーいてぇ…おたく、紳士じゃなかったっけ?いきなりレディの胸に手を伸ばすのはアレじゃない?」

「…もう時間が無いのでね、キミの正体だけでもはっきりさせたかったが…納得してくれないようならば先にこっちを話そう」

 

 

「手を出す前に言いなさいな…犯罪者一歩手前だよソレ」

ホントに余裕無いんだね

「コヤンスカヤとそのマスターに今後一切関わってはいけない、アレは──」

「人類悪でしょ?愛玩の獣、NFFサービス、知ってる知ってる!まぁ私の知ってるコヤスちゃんとビミョーに違うけどだいたい同じだし!…何さ、豆鉄砲撃ったハトみたいな顔をして?」

 

 

にしてもメッチャ驚いてるな…こんな顔のホームズはレアかもしれない

「そこまで分かっていて…キミは、なんなんだ…?異星の神の使者か?コヤンスカヤの部下か?」

「質問ばかりの名探偵、すっごくレアです。なので私も少しお答えしましょーか」

 

 

少しネタばらししていいかな?まぁいいよね、どうせこの結界の外からは誰も干渉できないし

「私は()()()()()()()()()()()()()()()()()()であり、ザイルの味方で、ザイルの敵は私の敵…かな?」

 

 

「──」

うお、流石名探偵…霊基崩壊寸前でこの情報の波に対してなんか考え始めた…あ、なんかヤバそうな気配する…この状況で能力使いたく無いしダヴィンチちゃん呼ぼっと

 

 

「令呪を持って命ずるよ!ダヴィンチちゃーん!こっちに来て!」

1画目の令呪が消え、よく知る人物が現れる──と同時に

「…ッ!」

「え"」

 

 

あ、ヤバい!この探偵、推理の邪魔になると判断してダヴィンチちゃんをブッ殺すつもりだ!

「そうはさせるか!くらえ!」

そしてごめんダヴィンチちゃん!

 

 

小細工をさせてもらった、仕方なかったとはいえダヴィンチちゃんには悪い事をしたなぁ

霊核を完全に砕かれ、声も上げずに消滅していくホームズ…綺麗さっぱり消え去った後、残ったのは私の張った結界と──

 

 

「えーと…ダヴィンチちゃん?」

「………あれ?今…あ、マスター?もしかして令呪を使ったかい?」

「まぁね、ただ令呪の使用は余計だったみたい!向こうはどう?」

「アサシンがザイル君を助けに来たからあちらはもう大丈夫!ただ『ダヴィンチちゃんアーム改2号機 拡張カスタムタイプ++』に不具合があったみたいで…整備しに行きたいんだけどいいかな?」

 

 

…うん、問題無いね!ハァァ…良かったぁ…

「ダヴィンチちゃんの作った義手が…?珍しいこともあるもんだね、アレでしょ?『弘法の川流れ』」

「ちがうよー、もー!」

内心胸を撫で下ろしつつ、軽口を叩きながら結界の外へ

 

 

おっと、もちろん弐号機の如くグチャグチャになっている神父さんは隠してますとも!

「さーてと!じゃあ行こうか!」

キラリと光るペンダントのキューブを握りしめ、私達はコヤスちゃんのところへ向かうのだった…

*1
ガン無視




コヤンスカヤメインの新PVを見てヒャッハァ!な作者のルルザムートです、ハイ。
長ぇ!今回ついに6000超えちゃった!…テンション上がってたからね、仕方ないね
あ、ノーアについてですが憑いている(ほぼ残滓みたいなもんですが)のはこのシリーズ唯一のオリ鯖です、が、ネタ潰しになりそうなのでタグはあえて付けませんでしたお許しください
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