弊社NFFサービスはこの度、聖杯戦争への参加が決定致しました♡ 《完結》   作:ルルザムート

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タイトルからお察しの通り18話はいくつかに分けて投稿します、書きたいの多すぎて6000超えそうなんで…
これからも長くなりそうなら分割して投稿していきます
第18話です、お楽しみください


第18話 休暇 『前』

ウルフルズアジト、ザイルの自室にて

 

 

「ああ、いいぞ」

予想外の言葉に思わず隠していた耳が立つ

「え?あの…ホントにいいんですか?令呪の命令に背きますけど?」

「許可なら出す,好きにしろ」

 

 

「あっさりとまぁ…でしたらここはお言葉に甘えてリフレッシュさせていただきますね、ありがとうございますマスター♡」

召喚時の令呪はなんだったのかと言いたくなるあっさりした返答に戸惑いつつも休暇を喜ぶコヤンスカヤ

 

 

「ああ、だが聖杯戦争中だということは忘れるな」

それさえ守れば俺が言うことは無い、とワタクシと目を合わせることも無く端末を弄り続けるマスター

 

 

「ええ、それはもちろん!」

なーんだ、意外とあっさり通りましたね休暇申請。まさか申請したその日に取れるとは…

そんなことを思いつつ部屋の外へ

 

 

「さぁてと」

それじゃあ、ま…着替えてから手頃な玩具でも探しに行きましょうか♡

 

 

「…!」

いえ、そうですねぇ…

 

 

脳裏に過ぎる、別の娯楽

 

 

ええ、こちらの方が面白そうです♡

 

 

多少迷ったものの、急遽休日の過ごし方を変え、彼女は来た道を戻ることにした

 

 

 

 

「…」

時計が午前9時を回りはじめたころ、武器の整備や部下からの報告を確認し終えた俺は特にやることも無くベッドに腰掛ける

 

 

やれやれ…

昨日ダヴィンチが整備したばかりの義手とコヤンスカヤが持ち帰った『戦利品』を交互に見ながらため息を吐く

 

 

ダヴィンチ曰く、義手にも俺にも異常は見つからず何故義手が動作不良が起こったのか解明できなかったそうだ

 

 

だが…俺はこの動作不良が何故起こったのか知っている

「…」

初めて見るこの剣も、俺は知っている

 

 

「やれやれ…」

何故知っているのか分からないし分かりたくもない、考えるだけで頭が痛む

 

 

今は…少し休もう

コヤンスカヤに今日一日休暇を出したのはアイツが真面目(?)に働いていたのもあるが、しばらく休みたかったからというのもあった

 

 

こういう時は寝るに限──

「マスタぁ〜♪」

「………なんだ」

うるさいのが戻ってきた、そしてかなり面倒なことになる予感がする…

 

 

「マスターもたまには息抜きしましょう!さ、さ!」

「仕事が残っている」

「休むことも仕事の内ですよ!それに本日の業務は既に終わらせていらっしゃいますし良いではありませんか!」

 

 

…やれやれ

サーヴァントの立場とは別に秘書として定着し始めたコイツにはこの手の嘘は通じないらしい

「以前シチューを作らせていただいた時から薄々感じておりましたがマスターは娯楽というものに関わろうとしなかったのではありませんか?」

 

 

「何が言いたい…?」

「まー、何事も経験だと言うことです、知って尚必要ないと判断すれば以降行かなくていいだけですし?」

「…」

 

 

面倒くさい…そう思ったものの──

「…分かった」

俺はどうにもコヤンスカヤの押しを断ることが出来なかった、別行動することに躊躇を覚えたからではないが…不思議と断れなかったのだ

 

 

「ありがとうございますマスター♡それではエントランスでお待ちしておりますね♪」

「ああ…」

 

 

…支度するか

 

 

 

 

「やれやれ…」

「おや、サボるかと思いましたが意外と身だしなみはしっかりしてるんですねぇ…相変わらず着こなしのレパートリー少なすぎでパッとしませんが」

「こんなもの着れればいいだろう」

 

 

俺はいつも外出時に使っている服装、つまりアンペルド・ローラーとしての服装に着替えてきた、白いジーンズに灰色の長袖シャツの簡単なものだ

ダサいかどうかは知らないが目立つよりいい

 

 

そしてコヤンスカヤの方は…

「ああ、これは通販で購入させていただきました♪」

「…そうか」

 

 

仕事中の服装とガラリと変わり、白いビジネススーツ(もっとちゃんとした名前があるのだろうが知らん)では無かった

ベージュのトップスにネイビーブルーのフレアスカートを身につけ、赤いパンプスを履き、白いハンドバッグを肩にかけている

 

 

が、挑発的な格好(とメガネ)だけは変わらないらしい、あえて小さいサイズを選んだのか身体の、上半身のラインの強調がかなり強く、特に胸部は普段通りの痴女具合である

…余談だがこう服の名前がポンポン出てくるのはコヤンスカヤの通販使用履歴をバルンから聞いているおかげだ

 

 

「…やれやれ」

それにしても…コイツ(コヤンスカヤ)よりもこんなのでファンクラブなんぞを作っている部下(馬鹿)達の方に呆れが行く

 

 

「さて!これから休日を楽しむワケですがまずマスター…いいえ、ザイルさん!」

「外でザイルと呼ぶな、名前を呼ぶならアンペルドと呼べ」

外出用の名前だ、幸いなことに顔や声の誤魔化しは義手でなんとでもなるので小細工するのは名前だけでいい

 

 

「ではアンペルドさん、まずはそのダッサい服装をなんとかしに行きましょう!」

「なんとかって…何をするつもりだ?」

「それはもちろん!ショッピング、です♪」

 

 

断るべきだったか…

…そう思ったが既に遅いらしい

 

 

街のとある洋服屋にて…

 

 

「…はぁ」

結局コヤンスカヤに引き摺られてやってきた洋服屋で俺は尋問と言っても過言では無い何かを受けていた

 

 

「イージーパンツに合いそうなもの…ま、男性はあまり派手なもの合いませんしシンプルに行きましょう」幸い普通の人間に義手は見えていないようですし。

慣れた手つきでいくつか服を手に取り、コヤンスカヤがこちらに戻ってくる

 

 

「アンペルドさん、白と灰色!どちらにされます?」

「そんなものどっちでも「どちらにされます?」

「………灰色」

「かしこまりましたぁ〜♡」

店に入ってからずっとこんな感じだ

 

 

これじゃ銃撃ってる方が楽じゃないのか…?やれやれ、アジトに帰りたいな…

「ではアンペルドさん、これ持って試着室へGOです!」

「…」

言われるまま服を受け取り試着室へ向かう

 

 

緑と灰色のラインが交互に入ったボーダーTシャツに青いイージーパンツと、白いワイシャツ…いや、カラーシャツと書いてあるな

「色の付いてない、白一色でどこが『カラー』シャツなんだ…いやそんなことを疑問に思う必要は無い」

 

 

スニーカーを脱いで試着室に入り、さっさと着替える

 

 

「…」

 

 

着替えたが…こういう普段着ない服は落ち着かないな…

「アンペルドさーん?終わりましたー?」

「ああ…」

試着室のカーテンを開けるとすぐ目の前にコヤンスカヤが立っており、まじまじと何かを確認し始め…

 

 

「ええ、ええ!だいぶマシになったのではないでしょうか!少なくともダサさ具合は減ったかと♡」

「そうだな」(ヤケクソ)

服に関して理解することを諦め、再び試着室へ。

元の服に着替えている間にコヤンスカヤが呼んだ店員で会計を済ませて店を出る…前に。

 

 

「せっかく買ったのに着ないだなんてもったいないでしょう?」

…というあまりにもしつこい要求(?)から今日1日、先の購入した服で過ごすことに。着替えは試着室を使った

 

 

街 大通りにて…

 

 

「さてと!では改めて…どこへ行きましょうか?」

「アジ「アジト以外で」

やれやれ、どうしろと言うんだ…

 

 

「まぁ今まで娯楽に関わろうとしなかったのならどこに何があるのかもよく分かっていないと思いますし…特別にワタクシがエスコートして差し上げますので、ご心配なく♡」本来女性がエスコートするのは有り得ないんですよ?

「分かった…もうそれでいい」

こっちが折れて了承すると同時に、ナチュラルに腕を絡ませて歩き出すコヤンスカヤ

 

 

コイツは…一体何がしたいんだ…?

ここまで来ると呆れを通り越して若干不気味に思えてくる…

「では…少し遅めではありますが朝食を摂りに行きましょう、付近の飲食店を探しますので少々お待ちを…」

 

 

バッグからスマートフォン(おそらくバルンあたりに買いに行かせたもの)を取り出し何かを調べ始めるコヤンスカヤに俺はもう考えることをやめた

 

 

「…はぁ」

長い一日になりそうだな




cmに伊吹様の姿を確認してテンションが限界突破している作者のルルザムートです、ハイ。
強さ的に絶対味方にならないと思ってたけどこれは嬉しいッ!
それと更新期間空いてスミマセン(Boxイベに夢中になっておりまして…汗)
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