弊社NFFサービスはこの度、聖杯戦争への参加が決定致しました♡ 《完結》   作:ルルザムート

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第18話part2です、お楽しみください
あ、レイド中は更新ほぼしないかもしれません


第18話 休暇 『中』

9時45分 街のとあるスイーツ専門店にて…

 

 

「………」もぐもぐ

喫茶店で朝食を摂った後、面白そうという理由でマスターをここに連れてきたはいいですが…

 

 

「………」もぐもぐもぐ

「あのー、アンペルドさん?」

「もぐ…なんだ?」

 

 

ワタクシの声掛けでストロベリーパフェを食べる手を止めるマスター。

いやコレ面白いというかホラーでは?誰かを殺す時と同じ無表情(カオ)でパフェにがっついてるギャングのボスとかホラーですよね?

 

 

「えっと…パフェ、気に入られました?」

「…ああ、思ったよりも美味い」

そう答えると再びパフェを食べ始め、あっという間に食べ切ってしまうマスター

 

 

ワタクシはというと注文したのが小さなアイス1つだけだったのでマスターより食べるのが遅くなる、ということにはならなかったのが幸いですか…下手したら2つ目注文しそうですし

 

 

エスコートすると言った以上、ワタクシが振り回されるなんてことはあってはなりません、のちの楽しみも半減する可能性ありますしここらが引き時でしょう

「美味しいパフェも食べたことですし次の場所、行ってみましょう♡」

 

 

スマホを取り出し、手頃な施設を探してみる…

ふむ、なるほど…

「それで…次はどこだ?」

「そうですねぇ…映画館はどうでしょう?」

 

 

11時40分 映画館付近の公園にて…

 

 

「くっ…うっ…!クスクス…!」

「はぁ…まだ笑ってるのかお前は」

あの後近くの映画館へ入り、適当に選んだ映画をマスターと2人で鑑賞しに行ったまでは良かったですが──

 

 

「く、くっ…あははは!もーダメですホント!我慢のっ、限界であはははは!!!」

「やれやれ…」

 

 

結論から言って止めるべきでした、映画前半は特になんともありませんでしたが…後半!後半がもう…ホント!笑い堪えすぎて霊基削れましたよ多分!

 

 

なんですか!?たった1時間半で全人類が自業自得で滅びるとか!唯一残念なのはあの映画の以前の時間軸に当たる作品を見ていなかったことですかね?

 

 

「ははっ、なんでしたっけ?魂の補完?資金と権力を持ち、神を見つけただけで選ばれたとか思い込んだ老人達、それが神と同じ高みへ登ろうとして、最後の最後でたった1人の子供のワガママで!うっくく、くっ!」

 

 

人間の分際で高みへと至ろうとあれこれやってたみたいですが結局補完はされず!挙げ句の果てに子供2人を残して全人類が絶滅!なんて綺麗な最期なんでしょう!

 

 

「あ、アンペ、あははっ!アンペルド、さん!ちょ、ちょっと肩を借りてもいいですか!笑えて、力が!」

「はぁ…ホラ、掴まれ」

マスターに引き摺られ、近くのベンチへ一緒に腰掛ける

 

 

「あー、はー…だいぶ落ち着いて来ました、ありがとうございます♡」

呼吸を整えながらマスターに感謝をしつつ、スマホを開く

「やれやれ、馬鹿みたいにゲラゲラ笑いやがって」やかましかったぞ

「いやーんコヤンスカヤ、反省しますのでぇ…どうかお許しくださ〜い♡」

 

 

改めてマスターに感謝と謝罪(笑)をしつつ、スマホで次の目的地を探す

そういえばそろそろお昼ですねぇ…戻って何か作っても良いですが折角の休み、朝食のようにどこかへ食べに行きましょうか?

「アンペルドさんアンペルドさん!次、このお店と…こっちのお店!どちらにします?」

 

 

右腕を絡ませ、押し倒す勢いで身体を密着させながらマスターにスマホの画面を微妙な角度で見せる

「…鬱陶しい、それに胸が邪魔で見えん、離れろ」

「まぁまぁ、そう言わずに♡」

「…フザけるのも大概に「あああっ!?」

 

 

ん?

外野から上がる聞き覚えのある悲鳴に近い声に、ふとそちらの方を向くと…

「な、な!」

「アレッ、そこにいらっしゃるのは…」

 

 

「なにザイルとらぶらぶしてるの!?この泥棒猫ーッ!!」

顔を真っ赤にして猛ダッシュしてくるノーアさんの姿があった

 

 

12時00分 L地区 大通りにて…

 

 

「やれやれ、やかましいのが増えた」

聖杯戦争中だという認識がコイツらには無いらしい、ナチュラルに合流してきやがって…

 

 

「…いや、そうか」

そういえばダヴィンチとノーアは今回の聖杯戦争参加者じゃない可能性が高いんだったか…義手の製作時期から考えるに少なくとも5年以上前からダヴィンチは現界していたことになる

 

 

「認識が無いのは俺の方か、やれやれ…ダヴィンチ、この角か?」

「いや、目的地はもう一つ向こうの角だね、そこを曲がればすぐさ!」

3人の中で1番まともなダヴィンチと会話をしてやかましさをなんとか誤魔化しながら歩いてゆく

 

 

「ドロボー猫!ドロボー猫!!!」

「猫ではありませーん、ワタクシはキュートでラブリーでS・P・Yなバニー…兎ですので♡」

「うーん、狐じゃないの…?」

 

 

やいのやいのと言い争う2人(+ダヴィンチ)別に騒ぎたいなら騒げばいいがコヤンスカヤが俺の腕を離そうとしないのでやかましい口論がすぐ近くで繰り広げられている、とっととどこか落ち着ける場所に行きたい…ダヴィンチ曰く、今から行く場所なら落ち着けるらしいが…

 

 

「…」

正直コヤンスカヤにノーアにダヴィンチ、これだけ居て落ち着ける場所なんて世界のどこにもなさそうなんだが…?

「お、ここだよアンペルドくん!」

「そうか」

 

 

騒ぎ立てる2人を取り合えず連れ、俺はその店へと入った

 

 

カラオケ店内、104号室にて…

 

 

「時代的に仕方ないけどこのままじゃ歌える曲あんまり無いからなぁ…よーし、曲追加完了!歌うよー、めっちゃ歌うよー!」あ、ザイルお酒飲む?

「…いらん」それとザイルと呼ぶな

よく分からん機器を勝手に店の機械に繋ぎ、マイクを手に取るノーア

…どうやらカラオケというのは歌を歌う施設らしい

 

 

「んじゃ私からね!『one last Kiss』行ってみよう!」

「頑張って〜」

「わー頑張ってくださーい」(棒)

 

 

ノリノリで歌い始めるノーアを無視し、端末を開く

…特に異常の報告は上がっていないな

 

 

もう〜いっぱいあーるけーど〜♪

 

 

………やれやれ

 

 

 

 

「んじゃ次!ダヴィンチちゃんコレ歌って〜」

「どれどれ…?『色彩』?聞いたことない曲だなぁ…マイナーな曲かい?」

「うーん?それはちょっと私からは言えないというかなんというか…まぁ歌ってみてよ、きっとしっくりくるから!」

 

 

「アンペルドさんアンペルドさん」ヒソヒソ

「なんだ」

まぁここで耳打ちする時点で何を考えているかは分かるが

「テキトーに隙を見て抜け出しません?折角の休みが『こんなの』で台無しなんてワタクシ嫌ですわ」

 

 

相変わらず自由な奴だな、だがそれには同意だ

「…そうだな」

欲を言えばアジトで1人、眠り続けるのが理想かもしれないが…

 

 

「とっとと出て行こう」

「ええ、ええ!そうしましょう!」

パフェの時のような当たりがあるかもしれない、そう思いコヤンスカヤの提案に乗ることにした

 

 

「さてさて、いつ抜け出すかですが…」

…?別に機会を伺う必要は無いんじゃないのか?

「コヤンスカヤ、今すぐ出るぞ」

「はい?…!はい!かしこまりましたぁ〜♡」

コヤンスカヤは一瞬首を傾げたものの、すぐにこっちの意図を汲み取ったらしく俺の手を握る

 

 

『単独顕現 EX』

 

 

「さよなら〜まで、あな〜たのそば〜に居──ん?あれ、ザイル君達は?」それにしてもこの曲歌いやすいね〜

「ピょ?ぎゃあああ!?やられた!!!」

 

 

12時30分 街、とある飲食店付近の路地裏にて…

 

 

「…便利だな」

「でしょう?…それにしてもアナタの方から単独顕現使用を促すとは予想外でした」それも戦闘でも無いのに

 

 

「乱用しなければただただ便利なワープだからな」

使わない手はないだろう

「そうですか〜では気を取り直して!先から目をつけていた飲食店の付近に転移しましたのでこのまま食べに行きませんか?」

 

 

昼食か…

「ああ、そうするとしよう」

そう言って路地裏から出ようとしてコヤンスカヤに引き止められたのと、俺の顔が映り込んだ窓ガラスを見たのはほぼ同時で──間髪入れずコヤンスカヤが性格の悪さが滲み出たような笑みで言った

 

 

「おやぁ?ザイルさん、アナタみたいな人でも笑うんですねぇ」

「………」

窓ガラスに映る俺の顔、笑顔というには無表情過ぎるが…だが確かに口元は緩んでいた──ように見える

 

 

『ぐすっ…えぐ…うう、□□□ぁ…』

『ほらほら泣かない!笑顔笑顔!ガーッと笑顔!ホラ笑えーい!』

『わ、わっ!?わあはははは!くすぐったいよ!』

 

 

「………」

この、記憶…は…

「おっとついザイルさんと…失礼しましたアンペルドさん!…アンペルドさん?」

 

 

────記憶────

小さな少女の記憶

それはとても暖かくて、優しくて、この地獄の炎のように燃える心も癒してしまえそうな記憶(モノ)

 

 

だから『彼』は『彼女』の記憶を捨てた、そんなものは邪魔でしか無いから。

だから『彼』は一度『彼女』の全てを殺し、新しい名前を付けた、新しい記憶を作った、新しい在り方を選んだ。

『彼』は『彼女』の「許そうとする心」が許せなかった、だから──

 

 

いつの間にか、周囲は『あの場所』へと変わっていた

ここ、は…!?

 

 

『ほら、立てる?□□□』

地に座り込む少女に差し伸べられる別の少女の手

…やめろ

 

 

『彼女』が、その手を握ろうと──

やめろ!

いつの間にか手に握っていた翡翠色の(既視感のある)剣で少女(□□□)少女(彼女)、2人の胴体をいっぺんに貫く

人の形をしている筈のそれらは剣が刺さっても血を流すことは無く、液体のように溶け、消えてゆく

 

 

眠っていてくれ…永遠に…

 

 

「アンペルドさん!」

「っ…なんだ?」

自分の身体を揺すられたところでようやくコヤンスカヤの呼びかけに気付く

 

 

「大丈夫ですか?いきなりフリーズして…そんなに自分の笑顔が衝撃だったので?」

「まぁそんなところだ、ここ何年も笑顔とは無縁だったからな、あんなのでも衝撃だ」

ぼやきつつ、コヤンスカヤを連れて大通りの方へ

 

 

そうだな、認める。寝ているよりかは楽しいな、こういう過ごし方も

決して言葉に出す事は無かったが、それは紛れもなく男の本心であった

 

 

「これ以上昼が過ぎる前に昼食にする、行くぞ」

「ええ、ええ!参りましょう!」ここは確か日本の海鮮料理を扱っている飲食店だそうですよ!

「そうか」

 

 

…そういえば、俺はさっき何を考えていたんだ…?

路地裏から出た時には既に『彼女』も『少女』も、男の中からは消えていた




fgo単発で紅閻魔来てcmに伊吹様いてウマ娘の方でタマモクロス来ておまけにこちらでめっちゃありがたい感想が来てもうテンションがおかしくなっている作者のルルザムートです、ハイ。
遂にコヤンスカヤイベント来たぁああ!実を言えば来る前に全部終わらせたかったけどどうひっくり返っても無理なんで諦めました⭐︎
ええー今更ながらこのシリーズはfgo6周年記念時、コヤンスカヤが実装された時点で書き始めたものとなっておりますのでオリジナル設定、原作のほうと違う場所が多い可能性があります。『アレ?コヤンスカヤのこれこうじゃね?』とか矛盾点が出てくるかと思われますがどうかお許しください
…さて、そろそろ休暇も終わりそうですね
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