弊社NFFサービスはこの度、聖杯戦争への参加が決定致しました♡ 《完結》   作:ルルザムート

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第80話です、お楽しみください

追記
どうしてもストファイにしたかったので後からバスターウルフを変えました


第80話 幕間 バルン・ファクター(2)

F地区 ナショナル・ギャラリー美術館 秘密基地にて…

 

 

ええと、俺はある魔術師の申し出により金庫を開けてもらいにきたんだが…

「これで終わりだ!」

あの人は金庫相手に何を叫んでるんだ?

 

 

「サイコパワーの前にひれ伏せェィ!」

 

 

ふん!と女性にしては野太い声と共に突き出された手刀は見事に鋼鉄の金庫にめり込んでおり…

「や、やった!開い──」

 

 

「おらぁ!!」

直後、まるで風船の如く金庫が紫の爆炎によって消し飛んだ

 

 

「…え、消し飛んだ?」

「弱い!弱すぎるゥ!…?どうしたの?金庫開いたよ?」

「消し飛んでんじゃねぇか!中身は!?ねぇバカなの?何考えてるの!?」

「うるさいなぁ、中身ならホラ。その巻物しか入ってなかったよ」ポイ

「おわわわっわ、わ!」

あの爆発でどうやって…マジでなんだよこの人…

 

 

「さっきのなんなんだ?魔術か?」

「え?サイコパニッシャー」

「………」

もう聞くのはよそう、金庫は空いたというか無くなったし

 

 

脇で抱えられるような大きさのくせに、ハンマーで殴ろうが魔術でどうにかしようが学校の屋上から落とそうが盗んだバイクで轢こうが、どうやっても開けられなかった店長の金庫はあからさまに怪しい科学者のウルトラコンボで空くこととなった

 

 

彼女の名前はノーア・クランツェル、店長に親戚が居なかったということで代わりに店の片付けをしていたところ酒を買いに来た魔術師、という訳だが…

「え?中身まで吹き飛ばすところだったって?大丈夫でしょ!知らんけど!」

 

 

何も無い虚空に向かって楽しそうに話すその姿は明らかに常軌を逸している

つか絶対薬物キメてるだろこの人…

情緒不安定な魔術師が如何に危険な生物か俺はよく知っている

 

 

「で少年Aさんよ、巻物にはなんて書いてあるの?」

「読みたきゃドーゾ」

特に躊躇うこともなく巻物を彼女へ手渡し

 

 

店長には時が来るまで中は見るなと言われたが人に見せるなとは言われてないからなぁケケケ

我ながら結構ヒドイことをしている気がするがあそこまで頑丈な金庫にポツンと入れてあった巻物に何が書いてあるのかどうしても気になったのだ

 

 

「ほうほうふむふむ…うっわスゲェ、これ神酒の精製法がビッチリ書いてある」言わば一族の秘伝書ってヤツかな

「え」

あそこまで勿体ぶって隠してたのが酒の作り方って…

 

 

「いやいやいや!これマジで凄いよ、作ればボロ儲けできるんじゃない?」

「………面倒くさいっすね」

が、中身がしょうもないとは言え約束は約束だ、手放すのなら教会に。という店長の言葉を守って俺が持っていくべきだろう

 

 

「とりあえずありがとうございます、約束のお酒っす」

「その巻物が代金じゃ、だめ?」

「だめっす、店長との約束に反するんで」

「………中身見せたくせに」

 

 

俺は見てないからセーフ!

 

 

とまぁ肩透かしを食らったもののスッキリとした気分で俺は秘密基地を後にした

…いや待て、秘密基地ってなんやねん。冷静に考えて美術館の地下になんでこんなものがあるんだ?ノーアとかいう女いったい──

 

 

「ん"ん?どうしたの?」

「──別に!?」

…関わっちゃいけない人だ、うん。帰ろう

巻物を手に今度こそ秘密基地を後にするのだった

 

 

正直麻薬倉庫よりこの人の方が怖いからね!

 

 

 

 

「ねぇダヴィンチちゃん、あの金庫と巻物…」

「うん、伊吹山で感じた魔力がこびりついてた」物凄く薄いけど。

「じゃあ少年Aは関係者?」

「──じゃないと思う、多分…誰かに託されたんじゃないかな

教会に持っていくって行ってたし変に干渉しなくても良さそうだよ」

 

 

んー…そっか、そうだね

 

 

 

 

 

帰り道にあった教会に寄って、そこにいたエナ・アルバート?っていう子供神父に巻物を渡してきた

やたら興味を持っていたな…まぁ関係ないか

 

 

そして弓矢のような5年が過ぎ…

 

 

「ふぃー、大分片付いたかな」

結局俺は酒屋の仕事を辞めることは無かった、店長からクビだとは言われたが店を乗っ取るな、とは言われてないからな!

なーんて言ったはいいが勿論からくりがある、高校生1人になんとかできるほど経営は楽じゃない

 

 

あ、ちなみに麻薬倉庫としての仕事は無くなった、どうも店長が死ぬ前に自分でバラしたらしく今はただの酒屋だ

それでもキツいことに変わりはないが

 

 

「調子はどうだ、ファクター」

「アンペルドさん?お久しぶりです!」

 

 

元々ここを使用していた犯罪組織、ウルフルズの幹部であるアンペルド・ローラーが店に来ていた

ちなみに17歳。…え、17歳で幹部ってヤバくないか?

 

 

「お前の方が年上だろう、他の奴がいるならともかく1対1で敬語は必要ない」不自然だ

「…了解」

ぶっちゃけアンタの立ち振る舞いの方が不自然っていうか不気味だけど

 

 

既に分かると思うが俺は完全に裏社会へ両足を突っ込んでいる…いや俺自身が違法行為をしているわけじゃ無いが

 

 

「言いたいことは分かるが諦めろ。ここで今まで仕事を続けてきたのはお前なんだからな」

「分かってますよ」

手遅れ、という言葉が1番近いだろう。何にでもなれた少年は今や組織の端で酒屋を営む青年に

 

 

確かに向こうからしてみれば俺を易々と逃がすわけはない

ここを仕切っていた人間が死んで、代わりにどこぞの高校生が店を回していれば否応にも尋問タイムだろう

あれは生きた心地がしなかった

 

 

「どうした」

「いや別に…」

 

 

例え敵だって分かりきってた奴が目の前に居たとしても尋問タイムん時のアンタの目は人間に向ける目じゃ無かったぞ…

結局店長が残していた俺を弁護する遺書も虚しく俺へのスパイ容疑は晴れなかった、店長自身経歴に謎が多く信用が無かったことが原因らしい

 

 

監視する名目で酒屋の経営を今日まで俺に任せていたのだ

だがそれも今日までだ

 

 

「行くぞ」

「ういっす」

 

 

5年もの歳月を費やしたことで俺への疑いが晴れたらしく、もう酒屋を続ける必要が無くなった

…ああ、もっと友達と遊ぶ時間が欲しかったしなんならその友達が欲しかった

今更ながらに5年前ここのアルバイトを始めたことを後悔していたが過ぎた時は戻らず。ここから再スタートするしかない

 

 

「ところでどこに行くんだ?」

「着けば分かる」

「………」

 

 

彼は多くを語らない、下手すれば用済みな俺を殺…

などと考えて懐にスタンガンを忍ばせてある

とりあえず殺されそうになったらコイツを振り回して「ああそうだ」

 

 

ひょいっ

 

 

「あ。」

物騒だから貰っておくぞ、とロングコート内ポケットに隠しておいたスタンガンを盗られてしまった

 

 

「な、なんでバレたんだ!?」

──はっ!?

「………やれやれ」

「いやこれは違くて、ですね」

 

 

「自己防衛のためだろう、別にいい

それと隠す気なら普段からそのコートを身につけておくんだな」今日だけ服装が変わりすぎだ

 

 

な、なるほど…

 

 

それから30分程歩いて着いたのは港の端、寂れた廃工場だった

アレ?ここって確かギャングのアジトって噂があったような

「改めて自己紹介だ、俺はザイル・ニッカー

ウルフルズというギャングのリーダーだ、ただ巻き込まれただけかもしれないが諦めろ。お前の働き口は今日からここだ」

「──え」

 

 

でぇええええ!!??

 

 

「お、俺が」

 

 

ギャングなんてやれるわけ無いでしょーが!!!

 

 

更に5年後

廃工場(アジト) 娯楽室にて…

 

 

「なーんて思ってたんだがな」

「へー」

へー、って

 

 

興味無いねと言わんばかりに携帯ゲーム機をポチる後輩くん

 

 

「お前さん、仮にも俺先輩よ?班長よ?君入って何年目よ?

そこはもうちょっと掘り下げようとか思わない?」

「いや特に、それにこう言っちゃなんすけど5年もやっててヒラ一個上の班長ってもはやギャグでしょ

自分1年目ですが来週から班長ですし」

「ぐぬぅ」

 

 

しかし仕方ないのかもしれない、俺の仕事はあくまで裏方。酒屋を始めとしたウルフルズ傘下にある店舗の管理だし

いざ銃を握れと言われても十中八九無理だ

 

 

出世は無いが危険も無い、ザイルからは『銃を握る覚悟があるなら申告しろ、俺はどっちでもいい』とだけ

もちろん銃も人殺しもごめんだ、ボロ儲けというわけではないが管理の仕事は普通に働くよりも儲かるようだしなによりアジトにいれば生活費は食費以外かからない

 

 

そして1番のオイシイ点は──

 

 

「え、なに、お前俺のこと嫌いなワケ?」

「嫌いだったら途中で部屋出てるよ」ゲームやらない?

「…へへへ、そうか」やるやる!

 

 

友達がメッチャできたことだ!

 

 

もう死ぬまでギャングの下っ端で良いんじゃないか、本気でそう思っていた

「ファクター班長ー、お客さんが来てます」

「えっオレ?」

 

 

いざゲームを始めようとしたその時、開いたドアから聞こえた声

「よりによって休憩時間中に…どちら様?」

「教会勤めの子供、だと思います」

…?そんな知り合い居たかな

 

 

「何か言ってた?」

「『巻物を返しに来た』と伝えれば分かるって」どういう意味だ?

 

 

──あんだって?

 

 

教会にて…

 

 

「来てくれてありがとう」

「ずっと見なかったが…この際なんで年とってないの?とかはいい、俺に何の用があってここに連れてきたんだ」

 

 

その質問を待ってましたと言わんばかりに彼が俺に手渡したのは以前俺が渡した店長の巻物だった

今更なんでさ

 

 

「まぁまぁあとで説明するから、とりあえず持って魔力をこめてよ」

「はいはい…あっつっ痛ぁ!?」

 

 

バチンと音を立てて右手の甲に赤い刺青が浮かび上がる

火傷するかと…いやこれ火傷じゃねぇのもしかしたら

 

 

ちなみに神父はというと『やっぱりそうだった!』と嬉しそうにきゃあきゃあ言いながら騒いでいる

無性に殴りたい顔だ…

 

 

が、そんな気持ちも一瞬で吹き飛ぶ事象が発生した

「サーヴァントセイバー、渡辺綱。…聖杯戦争か」

「はい?」

 

 

日本の侍というか武士というか…とにかく剣士が目の前に立っていた

え、どちら様?

「………特に言う事はない、鬼や魔性を切る以外に秀でた面は無いが呼び出された以上は役目を果たす、好きに使え」

 

 

「神父さん?これは一体どう言うことなんです?」

「え?見ての通り聖杯戦争の準備」

見て分からないの?とか抜かす神父

 

 

「いや聖杯戦争って、なにさ」

「グランドクラスは既に現界している、ということはビーストもどこかに…?いやまだ顕現してないだけかも…ヘップ!」

 

 

あまりに腹立ったのでポケットの中にあるハンカチ(洗おう洗おうと思って早2週間の物)を神父の口の中に突っ込んだ

もういいわ、このハンカチゴミで。

 

 

「なにするの!」

「説明を!しろ!」

お前が暴走するせいでツナとかいう人、どうすればいいか分かってないよ多分!一言も喋ってないし!

 

 

「ようするに魔術師同士の殺し合いさ、7つの勢力で争って生き残れたら勝ちみたいな?とにかく私はやることがあるから聖杯戦争についてはセイバーに聞いて、じゃあね」

「ちょ、おい待てよ──」

 

 

バタン

 

 

バグレベルに早い歩行で彼は奥の部屋へ行ってしまった

「おいって…ちっ」

ご丁寧に鍵かけやがってあの神父!

 

 

「マスター」

「それ俺のこと?」

「ああ」

 

 

………

 

 

「ええとセイバーさん、でいいのか?」

「ああ」

 

 

『聖杯戦争についてはセイバーに聞いて』

 

 

「…いくつか、質問していい?」

「ああ」

 

 

 

 

「おかえりなさい、休憩時間ギリッギリまで戻ってこないからママは心配しましたよ〜?」

「あーうるさいうるさい、間に合ったからいいんだよ」

「はいはい、先行きますからね」

 

 

7人の魔術師それぞれ7つのクラスに分かれた英霊を連れ、万能の願望機を巡って戦う、それが聖杯戦争だとセイバーが改めて教えてくれた

つまり魔術師って職業のヒトと彼らが従えているであろう英霊相手に564合いしろってことかなるほど

 

 

…無理じゃない?

 

 

「マスター」

いやいやいや無理!俺ただの下っ端ギャングよ?高校生の時から中身殆ど成長してないお子様よ?…自分で言ってて悲しいなコレ

 

 

「マスター、話を聞いてくれ」

「ツナ!?いつからそこに居たの!?」

「ずっと後ろから着いてきていた、それと俺のことはセイバーと呼んでくれ」

 

 

あ、そういえば名前を晒すことは弱点を晒すことになるからやめた方が良いって神父が言ってたっけ

「分かった、セイバーの話ってなんだ?」

「マスターは聖杯に託す願いはあるか」

「え、いや無いけど」

 

 

嘘である、大金持ちになりたいし巨乳美人と結婚したいしイケメンになりたいし豪邸に住みたいしチヤホヤされたい

だがそれは12人(マスター+サーヴァント)も殺してまで叶えたいのかって言われたら答えはNOだ

 

 

「そうか、俺も願いは無い」

「……」汗

 

 

じゃあなんで聞いたんだよ

 

 

「願いは無いが神父の言っていたグランドクラスという名前が引っかかる

だが俺はサーヴァント、マスターからの魔力が無ければ現界するのは無理だ」

「はぁ…それで…?」

 

 

「グランドクラスについて調査をしたい、協力してほしい」

「俺にサーヴァントについての知識はほぼ無いぞ」

「現界できるだけの最低限の魔力が欲しい、あとは自分で調べる

契約早々かなりの勝手を言っていることは重々承知している、だが」

 

 

「分かった!」

「む?」

「いいよ、オッケー。他に使い道は無いし(あると言えばあるけど)殺し合いの意思が無いのならいいよ」

 

 

んな度胸は俺には無いから

 

 

「──本当にいいのか、聖杯を諦めることになるが」

「別に?それよりもその調査ってヤツ俺もやるよ、俺はグランドなんちゃらがどんなのか知らないが知ってそうな奴は知ってる」尋ねに行こうぜ

「…感謝する、マスター」

 

 

中身が高校生──いや中学生の時からロクに変わっていなかった俺にとってこれもある種の憧れだった

最優のクラス、セイバーを召喚した未熟な魔術師…端的に言えば『選ばれた』なんて思い込んで調子に乗っていたのである

 

 

が、しかし

 

 

F地区 ナショナル・ギャラリー美術館 秘密基地にて…

 

 

「ここか?」

「ここだ、サーヴァントのこと知ってるかは分からないが魔術師なのは間違いナシ」

 

 

他に手掛かりがあればなぁ、正直薬物ウーマンだからあんまし会いたくない

一応好きそうな酒は持ってきたけど…

「誰かいるぞ」

「そりゃいるでしょ、薬物女サンが」

 

 

「聞いていた話と違う、少なくとも2人の人間と2騎のサーヴァントがいる」

「──なんだって?」

 

 

ピッ

 

 

「?」

今何か──「マスター!!」

 

 

カッ

 

 

「うわっち!?」

天井が落ちるんじゃないかという爆発と一瞬遅れて発生した爆風に身体を持っていかれそうになったが間一髪セイバーが庇ってくれた

 

 

べしゃ

 

 

「怪我は無いか」

「あ、ああ無い。ありがとうセイバー」

 

 

にしてもいったいなんだってんだ?なんか足の上に乗ってるし──って

「ウワァ!なんじゃこりゃ!!」

右手首の無い男の死体がもたれるように足元にあった

当然たまったものではない、葬式以外で遺体を見るのなんて初めてだったし

 

 

っていうかなんでここで人が死んでるんだ?何があったんだ?

「マスター、ノーア・クランツェルは敵だ

間違いなくサーヴァントを従えた魔術師でありこの男を殺したのも彼女である可能性が高い」

 

 

 

 

「いったぁい!そのハリセンどんな強化したの?地味に痛い!完成された芸術を傷つけるなんて否人道的だ、訴えるよ!?」

「後ろから見たモナ・リザなんて描いた本人も知らないでしょ!」

 

 

「ど、どうしよう?どうすりゃいいんだ?」

「今すぐ撤退だ、ノーアがマスターならここは恐らく彼女の工房だろう

クラスはキャスターかアサシンのどちらか…」

 

 

「コーボー?」

「自分にとって何をするにも最適な空間のことだ

魔性相手なら勝ち目はあるだろうが何も情報のないサーヴァント相手に相手の工房内で勝負を仕掛けたところで殺されるだけだ」逃げるぞ

 

 

そして俺たちは爆発によって生じた停電と煙によっていち早くその場を去った

もし先に彼女の元へ来たのがあの殺された男性ではなく俺だったら──

 

 

F地区 路地裏にて…

 

 

「俺は決めたぞセイバー」

「何をだ」

 

 

「決め事は3つ

ひとつ目はこれからの方針だ、グランドクラスの調査をメインに進めて見つけたら協力を申し込む。グランドサーヴァントは聖杯を勝ち取るつもりが無いんだろ?」

「その通りだ」

 

 

じゃそいつに協力してれば他サーヴァントから殺される危険はグッと減るんじゃないか?

上手くいくかは賭けになるが

 

 

「よし、ふたつ目はこの令呪だ」

「令呪?」

「そう令呪、マスターの証とも言えるコレは全力で隠す、いつ誰がどんな状況で見てくるか分からないからな」

「隠蔽魔術に長けているのか?」

「とんでもない、そんな人を騙くらかせるような器用な魔術は使えない

だから頼むセイバー」

 

 

本気か?

ああ本気だとも、だから俺の覚悟が変わらないうちに早くやってくれ

正直かなり怖いから!

 

 

渋っていたセイバーだったが説得の末、折れてくれた

うん、セイバーが炎を使えてよかった

 

 

「あ"っっづぅうああああ!!!」

 

 

セイバーの炎が令呪の刻まれた右手を燃やす

「ぐあああっ!!!メチャクチャ痛いし熱い!やるんじゃなかった!!」

くそぅ涙も出てきた、何やってんだ俺…

 

 

だがその甲斐あって令呪は完全に見えなくなっていた

これ元に戻るか?戻るよね、戻るに決まってる!ヨシ!

 

 

「はー!はー!はっ、サンキューセイバー。

2度とやんねぇわ」

「…俺も金輪際やりたくはないな

そういえばみっつ目はなんだったんだ?」

 

 

「みっつ目?1番大事な奴だ、グランドサーヴァントの調査が終わったら──

 

 

〜顔面歪むまであの神父を殴ってやる〜




銃火器の使い方をコヤンスカヤに伝授されたい作者のルルザムートです、ハイ。
もうちょっと彼の幕間はあったんですが彼自身影が薄いのに流石に長すぎると判断して終わらせました
一応アルゴスタワーにいるザイル&コヤンスカヤの居場所を遥とオリオンに伝えたり瀕死の遥を連れたクライムのところに駆けつけたり出番はあったんですが…
名前を明かさないとこんなにも影が薄くなるのか…
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