弊社NFFサービスはこの度、聖杯戦争への参加が決定致しました♡ 《完結》   作:ルルザムート

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夏イベ楽しかった!
第90話です、お楽しみください


第90話 強襲

開戦前日 NFFボーダー 会議室にて

 

 

「ありゃ?俺が最後だったか」

 悪い悪い!とあまり反省していなさそうな態度で席に着くベリル

 

 

「んー、時間にルーズなのはいただけませんねぇ」

「来ないよりマシだ、とりあえず彼方とフォーリナー以外はこれで全員集まったぞ。お前の立てた作戦を聞かせてくれ、慎二」

 桃色の喧しい色をした円卓テーブルについたザイル、コヤンスカヤ、ベリル、パライソの視線が彼へと集まる

 

 

「それなんだけどザイルは僕が居なかったらどういう作戦で戦ってたかもう一度振り返ってほしいんだ」

「居なかったら…そうだな、フォーリナーに彼方の首輪の紐を持ってもらって暴走しない程度に暴れてもらいつつNFFスペシャルの数で押して俺とコヤンスカヤで銃撃戦、あわよくばパライソに暗殺指令でも。ってとこか」

 

 

「え?俺は?」

「元々お前が居るプランを考えてない、どうせ好きなように動くだろう」

「いや、面白そうだったら乗るが。」

「狼とか呼ばれてるクセに猫みたいですねベリルさん」

「・・・褒められてる?」

「いえ?」

 …やれやれ

 

 

「やっぱりね、それ白紙。」

「なに?」

「まず米軍基地殲滅に当たるのは影月 彼方、アサシンのコヤンスカヤ、そして僕の3人だ」

「おおー、軍師みたいだぜ慎二!」

「黙っていろベリル。…続きを」

 

 

「影月 彼方の戦闘力は確認した。本気で連中を潰したいのならアレは全力で暴れさせたほうがいい」ただでさえ人手が少ないんだからな

「だがすぐ横で全力で暴れられたらこっちもタダじゃ済まないぞ」

 

 

「横で暴れさせなければいいんだ、コヤンスカヤの単独顕現を使って基地のど真ん中に放り込んで放置しろ

 同時にNFFスペシャルの兵器で奴らを包囲、内側と外側から挟み撃ちすればかなりの損害を与えられる

 

 

 そのまま崩れることはないだろうけど何かしら大きな隙ができるのは間違いない、それを僕のアーチャーとコヤンスカヤの兵器で遠距離から突く…彼方という脅威に手一杯な中で来る遠距離攻撃は向こうからしてみれば最悪だろ

 この不意打ちの一手は上手く使ってくれよ?」どうしてもっていうならそっちの作戦も立ててあげるよ

 

 

 ──なるほど

「あのー、それ1人で考えたんです?」

「他に参謀居ないだろ、あと彼方の戦い方についても広範囲攻撃が草薙とお供の大蛇頼りなのは物足りない。少し彼女とも話がしたいんだけど」

 

 

「開戦は明日だぞ、今から鍛錬させてできるとは思えないしそもそもこれ以上彼方を強くさせるのは反対だ」

「同意見です、コストリターンが釣り合いませんわ」

 

 

 反論するも慎二の方は『そう来るのが分かってた』と言わんばかりに笑う

「知ってるさ、不器用な奴にあれこれ教えても無駄なのは。不器用は不器用なりに戦うのが1番強い。だから──」

 

 

────

 

 

「えっ。」

「やれやれ、本気か?」

「本気さ、それでザイルは?賛成?反対?」あ、反対ならこれより良い意見は出してよ?

「ごもっとも、さて…」

 

 

 確かにそれなら1発で凶悪兵器になり得るが。

「お前も『兵器みたいなものだ』って言ってただろ、兵器なら色んな使い方があっていいはずだ」

「ワタクシは嫌ですよそんな使い方!ザイルさんも言ってくださいまし!」

 

 

 ふむ

「反対する理由は無い、それで行こう」よくやった

「エー!?」

 いざとなれば強制的にオフにできる安全装置までついてるなら使わない手は無い

 

 

「だよね、分かってたけど正当な評価として貰っとくよ

 じゃあ次はザイルとパライソとベリルの役割についてだ、しっかり聞けよ?」

「…やれやれ」

 

 

 これは楽しみだ

 

 

時は戻り現在

J地区 米陸軍駐屯地 司令部3階にて…

 

 

「影月彼方及びNFFウェポン地上タイプAからEを確認!」

「タイプAは米軍じゃ相手にならない、新撰組に任せろ!C、D、Eを歩兵隊と魔術師達で叩くんだ!

 タイプBを相手にする隊は補給班との連携を怠るな!あの装甲車はロケット弾が無ければ破壊できないぞ!」

 

 

「ベルベット参謀長!タイプAの数が予想より多い、沖田さんの隊を増援に回して欲しいと来ています!」

「分かった!だが送るのは沖田総司の隊だけで彼女は送るな!あの瞬発力、爆発力はギリギリまで温存しろと伝えろ!」

「了解!」

 かつてないほど騒がしい司令部で彼、ウェイバー・ベルベットは汗だくになって指示を飛ばしていた

 

 

「大蛇出現!数は6!」

「HOPEボーダーにザイル侵入!クライム中将が向かわれましたがそれまで持つかどうか…!」

「南方より接近中の飛行物体確認!生体反応キャッチ、速度──約300マイル!350、400、450…更に加速中!」

 

 

「く…!」

 想定していた以上にメチャクチャだ!グラウンドにいきなり影月彼方が現れたかと思えば広範囲に渡ってバラ撒かれたNFF兵器の数々…

 最悪タイプA以外は米軍だけでも相手にできるが問題は今グラウンドに居座っている影月彼方だ、さっきは誰かが防いでくれたが草薙を何度も凌げるとは思えない

 

 

「現在サーヴァント、マンドリカルド及びバーヴァン・シーが影月彼方と交戦中、増援を出そうにも大蛇のせいで近寄れない!」

「分かってる!10秒考える時間をくれ!」

 本当にマズい、なんとかして彼方を基地の外に追い出さないと全滅する…!

 

 

 始まって5分も経っていないが恐らく奴らは早々に終わらせに来ている、ここが使い時か

「──新撰組副長に繋いでくれ!」

「りょ、了解!」

 

 

「参謀長!緊急電話です!」

「受話器をくれ!外の様子は随時報告しろ!」

 ったく誰だこんな時に!

 

 

『逃げて!今すぐ司令部から出て早く!!』

「バーヴァン・シー!?無事なのか?」

『そんなのどうでもいいから早く!!!』

 一体なんなんだ?NFF兵器は司令部の結界に感知されていない、仮にコヤンスカヤがいきなり現れたとしても警報音は鳴る

 

 

「さ、参謀長…!あいつが、影月彼方が…!」

「いいか、そこにいたら袋のネズミだ!こちらで弾幕を張るからライダーと協力して影月彼方から距離を取るんだ!」せめて大蛇の包囲の外に!

「ベルベットさん!」

「うるさい!いっぺんに喋る、な…え。」

 

 

 窓の外、グラウンドの中心部で大蛇を侍らせた影月彼方がこちらを見据えて大きく腕を振りかぶって──

「ま、まさか」

『みんな死んじゃう!早く!!!』

 

 

「みんな逃げろ!司令部から出るんだ!

投石が来るぞ!

「逃げろ!逃げろ!!」

 

 

 まるで小石を投げるかの如く桃色の戦車を投げつけてくる影月彼方、数トンはゆうに超える鉄の塊が司令室の窓やコンクリートを突き破ってゆく

「戦車を投げやがった!?」

「しかも一気に5.6台は投げつけてきてたぞ、コントロールは悪いみたいだがああもバンバン投げられたら…!」

 

 

「畜生ふざけやがって!なんて奴だ!」

「悪態は後だ!生きてる人間は走れ!司令部から出るんだ、2発目が来る!」

 戦車を投げつけられ、グチャグチャになった機材や人に動揺する間も無く2度目の衝撃が来る

 

 

 一瞬見えたが影月彼方が投げる瞬間まで戦車は親指サイズだった、ご丁寧に投げた後どこかでそれを見ているコヤンスカヤが大きさを元に戻したんだろう。でなければ同時に手を離れた戦車がそれぞれバラバラの時間差で大きくなったのに説明がつかない、ここからそう遠くない場所からコヤンスカヤがここを見ている!

 

 

ガコン

 

 

 戦車から物音──

「っ…!戦車内部より使い魔出現!タイプA、アトランティス兵です!」

 戦車に使い魔を?だとしたらまずい、ここ以外の戦車からも出てきているとすればすぐにでも基地がNFFの兵器で溢れるぞ…!

 

 

「逃げるぞ!あと誰でも良いから土方歳三に通信を繋げ!」

「危ない!」

「うっ!?」

 前方からもアトランティス兵が「伏せろ!」

 

 

 直後紙クズのようにアトランティス兵が吹き飛ぶ

「ペンテシレイア!?」

「無事だったか軍師、今外は影月彼方の投石のせいでそこらじゅうタイプAだらけの混戦で危うい、現状を打開できそうな知恵を貸してほしい!」

「簡単に言ってくれるな!?」

 

 

 とはいえなんとかしなければ早々に全滅だ、なんとか彼と連絡を──

「土方さんへの通信、繋がりました!」

 よし!

「まず影月彼方を基地の外に追い出す!ペンテシレイア、タイプAを可能な限り殲滅してくれ!多分アンタが1番相性良いはずだ!」

「分かった!」

 

 

「おいバーサーカー!出番だ!」

『了解だ、目標は?』

「影月彼方をなんとかして基地から追い出せ!」

「…ああ、わかった」

 かなり無茶だがやってもらうしかない

 

 

「お前は僕と一緒に来い!司令部を『予備4』に移す!移動間も通信は取り続けろ!

 他3人は周辺の戦力を集められるだけグラウンドに集めつつ今1番敵が集中している場所にこの発煙等を投げ込め、上にはそれで伝わる!」ヒョイ

「「「「了解!」」」」

 

 

 間に合うか…!?

 

 

 

 

 

「ダメだ!戻れブリリアドーロ!」

 危うく草薙に愛馬ごと両断される寸前、なんとか踏みとどまってそれを避ける

『神剣──』

 

 

「くそ、また宝具が来る!」

『草那芸之大刀』

『水鏡』

 

 

 宝具の瞬間、1発目2発目の時と同じ鏡が現れ草薙の一撃をかき消す、いや正確には他所に飛ばしている

「はっ、はーっ…はーっ」

 真っ青な顔で震えながら杖を握るバーヴァン・シー、こうして支えていなければ落馬してしまいそうだ

 

 

「もうその魔術は使うな!死んじまう!」

「はっ、使わなかったら、どのみちまとめて死ぬだろうが!」

 

 

 本来は対象を過去に飛ばす大魔術らしいが彼女はそれを縮小させ、なんとか直撃を避けるように使っているらしい

 それでも既に弱っているのを見るに相当な無茶をしているのは俺でも分かる

 

 

「しつっこいなぁ!」ブン

 

 

「っと!?」

 ズシンと細い見た目に似合わない尻尾の一撃を避ける

 コイツは今俺のスキル『ブリリアドーロの嘶き』によってここに釘付けになっているがもしそれが無くなったら何をし出すか分からない、今度は俺に狙いを絞らず戦車を投げ始めるだろう

 

 

「いいかげんにどいて」

「退くかよ!」

 

 

「そう、それじゃ退かなくてもいいから早く死んで?」

「それで『はい死にます』って答えるとでも思ってんのか…うわっ!」

 

 

 こうなったらイチかバチか大蛇の間を駆け抜けるか?いやモタついてる間に戦車投げつけられて終わりだ、ここからどうすれば──

 

 

身の程知らずの少女の愛矢(トライスター・プリモアモーレ)!』

 

 

 真上から弓矢!?

「いてっ、お姉ちゃん?」

 

 

 

 

 

『復唱するぞ、現在影月彼方の投石の影響で地上は混戦状態だ

 アイツにこれ以上投げさせるな!なんとしても基地の外に追い出すんだ!』

 

 

「などと言っていたが本当に上手く行くのか!?」

 音速飛行機から飛び降りて目標、影月彼方の元へ重力に任せて降下しながら叫ぶ

 たった今ハルカがアルテミス様の力を借りて撃った矢もたいして効いていないようだが!

 

 

「ぐび、さぁてね!一応言っとくけど影月ちゃんとの戦闘でお姉さんのことはアテにしないでね!」取り込まれちゃうから!

 く、こんな時まで飲酒とは自由な神だ!

 

 

「発煙筒…!あそこだよアタランテ!あの場所に宝具撃って!」

「了解した!だが少し時間が欲しい!」

 空中で姿勢が取りづらく身体がブレる!

「急いで!」

 

 

「全員我と伊吹童子より前へ出るな、投擲が来る

 それと何度も言うが──」

「分かってる、ゼッタイにミラちゃんのことは離さないし落とさないから!」

 

 

 尻尾に包んだミラ・ツールに『大丈夫だから!』と言い切る伊吹童子に若干不安を覚えたものの気にしていても仕方がない

「え、あれ…この気配…オリオン?」

 ?彼ならHOPEボーダーの乗組員になっていたはずだ、ここにいるわけが

 

 

ギュン

 

 

「避け──うわっ!」

 ハルカが矢を受け流してくれたおかげで助かったが今のは

 

 

「熊とは違う、コヤンスカヤが召喚したオリオンか!」

 精度と威力はやや落ちているが今のは間違いなく彼の矢だ

「許せない…!彼は私が抑える!アタランテはそのまま宝具お願い!戦車は──」

 

 

「戦車はお姉さんとアヴェンジャーが防いでみるけど流石に全部は無理かもしれない、打ち漏らした分はなんとかして防いで!……えいっ!」

「怨…!」

 

 

 影月 遥、アタランテ、伊吹童子、ミラ・ツール、平景清の計5名。降下開始、地上到達まであと50秒

 

 

 

 

 

「僕たちで影月彼方を止めるのは無理だ、大蛇を叩け!倒せなくてもいい、上の彼女らを狙い撃ちさせるな!」

「カドックさん!タイプA多数!左後方より迫ってます!」

「結界で足止めしろ!気休めにしかならないがやらないよりマシだ!

 その位置なら上空のアーチャーが撃ってくれる!味方に寄せ付けるな!」

 

 

 くそっ、ぺぺの奴『ここお願い!』って理由も言わずに基地の外に…!

 もちろん彼のことだ、決して意味のない行動ではない。というかそうせざるを得ない理由があったのだろうが流石に僕1人では荷が重い!

 

 

「アイツを追い出さなきゃ終わりだ!弾薬、魔術の出し惜しみはするな!」

『迫撃砲射撃準備完了!』

「大蛇付近に味方が居ないなら報告は必要ない!撃て!」

 

 

 秘匿もなにもあったものではない、魔術と現行兵器の入り混じった大混戦。正直もうどこから手をつけていいのか分からなくなっていた

 時間が稼げず八方塞がりだ、せめてどこか一つ穴が開けば…!

 

 

「命中!──クッソォ!彼方どころか大蛇にも殆ど効いてねぇ!」

魔術(こっち)も似たようなものだ!」涼しい顔しやがって!

 新撰組の戦力をこっちに回すか?だめだタイプAが多すぎる。今動かしたらあっちが決壊する!

 

 

「ゼムルプス!アンタに通信だ!」

「渡せ、早く!…もしもし!?」

『────』

「忙しいから手短に…なんだって?」

 

 

「どうした!いったい内容は

「攻撃止め!攻撃中止だ!全員伏せろーっ!!!」

 今からここに──

 

 

王 の 財 宝(ゲート・オブ・バビロン)

 

 

「うわぁぁぁあ!?」

 頭上スレスレを大量の宝具がカッ飛んでいき、まるで傷付かなかった大蛇達の身体を削り取る

「場をわきまえろ小娘、我の庭を我が物顔で汚しおって」

 

 

「黄金のアーチャー…無茶しやがる!」

「だがその無茶のおかげで僕たちは助かった。感謝します、英雄王」

 神父には1秒じゃなくて10秒前に教えて欲しかった、と後で伝えておこう

 

 

「口より手足を動かせ雑種共、鈍い貴様らのおかげで異物は増え続ける一方だ」

 大蛇は我が相手をしてやる、と一歩前に出る英雄王

 

 

「…分かりました。大蛇に回していた戦力の全てを対NFFウェポンに回す!伝達急げ!」

「全て、ですか?」

「そうだ!今は彼方にNFFウェポンを近づけるのはまずいんだ!さぁ早く!」

 

 

 どうやら大蛇も彼を脅威と認識したらしく、それまでバラバラに暴れていた6体が英雄王へ向かっていく

 大丈夫だ、面と向かえば彼は文字通り無敵だろう。タイプAを含めたNFFウェポン対処への戦力も確保できた

 

 

「あと対処すべきはひとつだ、耳を塞げ!」カチッ

 予め預かっていた黒色の信号弾を空に撃ち上げる、意味は『救助における支援要請』…それにしてもこの手の道具は未だに慣れないな

 

 

「アマゾネスのバーサーカーが応えた、2人を助けに行く!援護してくれ」

「了解!」

 

 

 

 

 

「……」

「でぇい!」

 

 

「っ……」

 身体に駆け巡る沸騰しそうな痛みを堪えて杖を振るう

「堪えろ、頼むブリリアドーロ…!」

 

 

 じたばたと手足と剣と尻尾を振り回して暴れ回る彼方をマンドリカルドが押し留め、攻撃をブリリアドーロが避け、避けきれなかった分をバーヴァン・シーが防ぐ。

 今にも解き放たれそうな破壊の嵐は2人と1頭の奮闘によってギリギリで抑え込めていたが…それも限界が来ていた

 

 

「この──」

 また投擲…!

「させない!」

 

 

 投げられる直前を狙って戦車を狙い撃つ、破壊はできないけど上の仲間を守るにはこれで充分だ

「2人とも、ほんとにしつこい」

 真上を狙った投擲攻撃を何度も阻止され、あからさまに不機嫌な表情になっている彼方

 

 

「もう無理だ!逃げるっすよ!大蛇の居ない今しか無い!」

「あと少し──」

 あと、あと少し時間を稼がないと…

 

 

ぐらり

 

 

「あ──うぐ」

 直角に傾く視界と顔にかかる砂の匂い、見上げるとすぐ目の前に振り下げられた草薙が迫って

 

 

「『不帯剣の誓い(セルマン・デ・デュランダル)』!!」

 

 

 鐘でも突いたような音を立てて草薙の軌道が逸れ、剣がすぐ横の大地を抉り取る

「あ、ありが」

 

 

がし、ポイ

 

 

「え」

 なんで私だけ馬に乗せてるの?なんであなたは降りてるの?

「黒い信号弾に向かって走れ!走れブリリアドーロ!」

「まって…キャ!」

 

 

「逃がさない!」

「こっちの台詞だ…!

不帯剣の誓い(セルマン・デ・デュランダル)』!!」

 

 

 凄いスピードで離れていく中、彼の持っていた木刀が粉々になるのが見えた

 もど、戻らないと

 

 

ズシン

 

 

「!!」

 そ、そんな…!

 

 

 

 

 

「いた!バーヴァン・シーだ!…馬だけ?ライダーは!?」

 ペンテシレイアと合流してなんとか彼女は保護できたカドック達だったがマンドリカルドの姿が見えない、いやこれは…

 

 

「馬自体が退去しかけている、彼はもう──」

「…っ、彼方がこっちを見た。多分狙われる!」

「私が残って足止めする、行け」そのために来たのだからな

 

 

「待て!」

 向かっていくペンテシレイアの背中に叫ぶ

「無茶はするな!アンタはサーヴァントの中でも要なのを忘れないでくれ!」

「元より死ぬ前提など考えていない!さぁ行け!」

 

 

〜サーヴァント ライダー マンドリカルド退去〜




来年はコヤンの水着が実装されると信じている作者のルルザムートです、ハイ。
戦闘シーンって難しい…頭の中で組み上がってても文字に起こすのは別のスキルだなぁと久しぶりに感じました(もっと戦闘シーン書かなきゃ…)
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