森中に咆哮が響き渡る。
それは目の前にいる赤い龍から発している。
変化したカードには目の前の龍の姿と名前が描かれている。
「燃える革命 ドギラゴン?・・・・・・⁉」
今度は俺に変化が起きた、そのカードを拾った右手に見たこともないマークの様な物が浮かび上がっている。
星の上に拳が描かれたマーク、そのマークが浮かび上がると同時に俺の胸元から光る球体が現れ、その球体はマークと共鳴するように光を発した。
「次から次へと、一体何が起きてるんだ⁉」
光が収まるとそこには一冊の分厚い本が目の前にあった。
さっきの球体が変化したのか?
『マスターの危機を確認』
『マナの活性化完了』
『ドギラゴンの召喚に成功』
「マナ?ドギラゴンの召喚?」
困惑する俺をよそにその本はひとりでにしゃべり続ける。
何かの確認が終わったのか今度は俺にしゃべりかけてきた。
『
『おはようございます。マスター』
「マスターって俺の事?それに革命の書?」
『はい、私は革命の書であなたはマスターです』
さらに問いかけようとするが、すぐそばで大きな音が鳴る。
さっきの化け物とドギラゴンが戦っている音だろう。
『危機的状況により手早く説明します』
『私は
『ドギラゴンもそのクリーチャーの一種で、マスターを守る為に召喚に応じました』
「じゃああの化け物は?」
『あれはロストロギア ジュエルシードが現地生物を取り込み暴走した姿です』
「・・・・・・俺はどうすればいい?」
『暴走したジュエルシードは封印する必要があります。その為にはダメージを与えなければなりません』
そう言った革命の書は俺の手の上に降りてきた。
『マスターとドギラゴンは精神が繋がっています』
『ドギラゴンに指示を出せばその通りに動いてくれるでしょう。あとは私に記録されている魔法でダメージを与えることもできます』
見ればドギラゴンの攻撃に化け物は避けるのに精一杯のようだが、動きが速くドギラゴンの攻撃が当たっていない。
「何か動きを止められれば・・・・・・」
俺がそうつぶやくと革命の書が一枚のページを開いた。
そのページを見た俺は不敵な笑みをこぼすとすぐさま行動に移した。
ドギラゴン達は戦いながらどんどん奥へと動く。
俺は身体強化の魔法を使い先回りしてドギラゴンに指示をする。
(そのままこっちに追い込んでくれ!)
それに応えるようにドギラゴンは大きな咆哮をあげる。
目的地に仕掛けを施すと今度は魔力弾を何発か形成した。
(作戦とも呼べるようなものではないけど上手くいってくれよ・・・・・・!)
ドギラゴンに追われた化け物がこちらに向かってくる。
ギリギリまで誘い込み魔力弾を放つ。
「シュート!」
放たれた魔力弾は化け物の足元で爆発した。
だが化け物は着弾する寸前に飛び、回避する。
それを見た俺はすぐさま次の魔法を発動させた。
俺の後方に着地した化け物の足元で魔法陣が浮かび上がり赤い鎖が拘束する。
「設置型バインド起動、拘束完了!」
『お見事です、マスター』
「あとは頼んだぞドギラゴン!」
「ドギラアァァァァ!」
動きを封じられた化け物にドギラゴンの強烈な一撃が直撃した。
戦いが終わると化け物は一匹の猫に戻りその傍にはどこかで見た宝石が転がっていた。
革命の書は俺の中に戻りドギラゴンも革命の書に入った。そういえばいつの間にか腕にはめられているこの腕輪は何だろう?ドギラゴンのと同じマークも彫られている。
ジュエルシードの封印を終え地面にへたり込んでいるとユーノの鳴き声が聞こえる。
いつの間にか近くに来ていたみたいだ、しかし焦っているような様子にただ事ではないらしい。
走り始めたユーノを追いかけると、そこには気を失い倒れているなのはがいた。ユーノはこの事を伝えに来たようだ。
俺はなのはを抱えすぐに屋敷に戻る。
暫くして目を覚ましたなのはが言うにはユーノを追いかけていた時に転んで気を失ったらしい・・・・・・本当にそうなのだろうか?
なんにせよ、なのはに怪我がなくてよかった、不思議な体験をしたばかりだが今はそれを喜ぼう。
やっぱり戦闘描写が下手すぎる!
ようやく龍希の初戦闘が終わりました、ここからはどんどん原作に絡んでゆくので次回も楽しみに待っていてください!
・・・・・・そろそろ龍希の設定を出そうかな?